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2月18日(土)曇りがちで、時折の小雨も落ちる不安定な天気でした。4.5℃~11.5℃。

●新金岡団地の課題と方策
昨日の大綱質疑では、まず「新金岡団地の課題と方策」について議論。4年前の2月議会で指摘した課題や提案事項への対応状況などを質しました。北区長が答弁に立ち、分譲団地の建て替え支援のためにアドバイザーの派遣をする他、容積率の緩和や開発手続の簡素化を実現したこと。また、子育て世代の流入を図るための保育施設の確保も、再建された商業施設内に小規模施設が設けられ、府営住宅跡地に認定こども園が開設予定であるなどの状況を説明しました。
写真は、府営住宅建て替えに伴って生じた2丁2番の空地で、その一部に認定こども園が建設中です。また、右図は、2丁1番・3番の府住宅供給公社住宅の建て替えによって新たに建設される住宅のパース。公募に応じた大鉄工業㈱の最優秀作品です。

ただ、区長答弁にあった開発手続簡素化は大泉小学校の跡地に建設される民間マンション建設計画に恩恵があったようですが、当該マンション建設について近隣住民からは苦情が生じていることを指摘しました。また、公社・公団の分譲団地に建て替えに関しては、担い手の管理組合役員の高齢化や、居住者の間には改修による「百年住宅」を望む住民もいることなどを考慮して、きめ細かな支援を行う必要があることにも言及しました。
●ウクライナからの避難者への支援
次に取り上げたのは、昨年2月議会で提案したウクライナからの避難者への支援。現在、堺市には11世帯21人が避難し、市の支援に感謝されているとのこと。地域との交流なども始まっているようです。しかし、戦争の長期化に伴って避難者がさらに増え、避難期間の長期化も考えられるので、市民交流などを拡充し、避難者の方々が安心して暮らせるような環境をつくるように求めました。
●通学時の携行品に関する児童負担の軽減
3つめのテーマは、昨年8月定例会で「ランドセルが重い」と指摘した事案への市教委の取り組み状況の確認です。教育監の答弁によると、家庭学習の予定がない教材は学校に置く、学期始めや学期末に持ち帰る荷物が重ならないなどの取り組みを進めているとのこと。また、入学説明会の際、新1年生の保護者に対して「通学カバンは布製の背負い型でも構わない」旨の周知チラシを配布するなど、児童の負担軽減への配慮がみられます。とは言え、教科書のページ数が年々増えているという事情を踏まえれば、「置き勉」の徹底しかありません。宿題の出し方、置き場所の完備などの環境づくりが必要だと主張しました。
さて、今日は午前中から愛読者訪問へ。何度か小雨に出会いましたが訪問先の近くで昼食を済ませ、午後も訪問活動を続けました。
なお、今日大阪府が発表した新型コロナウイルス新規感染者は1133人、亡くなられた方7人。堺市の新規感染者は98人(前週土曜の60.5%)で、亡くなられた方はありませんでした。

《2023.2.18》

※2月17日以前の日記は、前ページに掲載

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