今朝の新聞各紙は、昨日、大阪カジノの開設に向けての大阪府と事業者との契約が締結されたニュースを大きく報じています。21万を超える有権者が求めた住民投票を受け入れず、ギャンブル依存症への不安や底知れない公費投入への批判を置き去りにして進められるカジノ頼みの「統合リゾート(IR)計画」が、『実現』への道を歩み始めます。
大阪府・市を担う「維新政権」の選挙公約に基づくこの選択は、果たして大阪を豊かにするでしょうか。同じく公約した関西万博の実現さえ危ぶまれる折、失敗したときの責任を他者に押しつけそうにさえ思えます。
同様の道を歩もうとした横浜市で、「主権は『官邸』にあらず、主権在民」だと主張。カジノ阻止に向けて立ち上がった「ハマのドン」を描く映画が、明日、大阪で上映されます。「港の親分・保守の重鎮」として知られる藤木幸夫さん(91歳)の闘い。監督はテレビ朝日「報道ステーション」プロデューサーだった松原文枝。リリー・フランキーがナレーションを務めています。
なお、当日精算のチケット(前売り扱い)を、長谷川事務所でも預かっています。