昨日、堺市のホームページのコロナワクチン接種状況が更新されました。健康福祉委員会で提案したグラフ化も実現しています。掲載されたのは「12月25日午前9時現在」の数値で、私が委員会で示したグラフ(右図=12月11日現在)に比べて、7回目の接種率は全体=1.2ポイント、65歳以上=3.8ポイント増加しています。およそ1割の市民しか接種を受けないという状況は変わらず、大阪府や全国でも同傾向のようです。
ちなみに、ホームページ数値のグラフ化については、数日前に「実施した」との報告を受けており、その際、ワクチン効果についての厚労省専門部会の見解も掲載したとのことでした。なお、今日も午後から登庁して、いくつかの部局からの報告を受けました。
元公明党委員長の竹入義勝さんが12月23日に他界されたとのニュースが、今日の各メデイアで報じられています。堺市民が直接請求で政治倫理条例の制定を求めた運動の記録をまとめた拙著『市政と政治家がこんな変わる』にこんな一節があります。「実はこの時期、私は人を介してある政党トップとの接触を試み、『政治倫理条例は必ず通します』との返答をもらっている」。
1982年、市議会での政治倫理条例案の審議は10月25日から始まりました。何とか条例制定にこぎ着けたいとの思いから、11月半ばに上京。1980年の衆院選で初当選したばかりの菅直人さんの国会事務所から、各党政治家への働きかけを試みました。その折、竹入委員長が某紙記者を通して送って下さった言葉がこの一文です。
竹入委員長はさらに、「堺市議会のことは詳しく報告を受けており、長谷川さんのこともよく知っている」ともおっしゃているとのこと。当時、市長与党グループだった公明党堺市議団は消極的で、内部から「立党精神と違う」との批判を受けていたようです。実際、直接請求の署名運動には多くの創価学会員の方々の協力もありました。委員長の言葉は、条例成立への道を進む重大な一言で、以後の審議に確信をもって臨むことができました。