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福岡では、この地区にはまだ健在だった「筑紫地区労働組合協議会」(地区労)の会館で開かれた女性議員たちの勉強会に招かれました。また、県内97市町村のうち、24市、39町、8村の計63自治体に「政治倫理条例」を広げた「政治倫理九州ネットワーク」の事務局長・糸山正義さんやメンバーの市川俊司弁護士、九大名誉教授の斎藤文男先生らとも久々に懇談の機会を得ました。元気な方々との交流で、こちらも力が湧いてきました。いよいよ今日から、懸案のホームページづくりに挑戦です。
8月12日(月)  きのうの朝、福岡県の妻の実家から都市熱にうだる堺に戻りました。
《2002.8.12〜15》
アクション日記は、ここから書き始めました。
8月13日(火)  蒸し暑さが続くせいか、ハイビスカスの花さえ弱っています。
今日は、今月92歳になる母にせっつかれてお墓参り。すぐ近くのケアハウスに住む母を迎えに行き、父方の親族の墓がある大阪・阿倍野墓地を経て、兵庫県明石市の「長谷川家の墓」に参りました。信仰心を持たない私にとっては“お墓の掃除”でしたが、真剣に祈りの言葉を唱えている母が来年もまたここに来られることだけは願いました。
夜は、縁あって剣道のご指導をいただいている坂田先生ご夫妻が来訪され、地域活動のことなど話し合いました。
8月14日(水)  昨夜は久しぶりに涼しく、エアコンのない部屋で眠りました。
作成中のホームぺージに載せる記事の内容確認のため、堺市議会の事務局に電話しました。用件のついでに「住基ネットのことでどんな議論があった?」と聞いてみた。応対した職員は「私の記憶ではなんの議論もなかった」と言う。「えっ!ほんと」。あれほど話題になり、自民党内にさえ実施延期論がわき起こっていたことなのにと、わが耳を疑いました。追って電話が入り、「記録を調べたら、6月議会で旧民社系の議員が、メリットとデメリット、有効性、セキュリティーなどについて質疑していた」とのこと。“皆無”ではなかったけれど、この問題の本質に迫る議論はやっぱり行われていなかったのです。
8月15日(木)  きょうも、暑い、暑い、一日。やっぱり今年はとくに暑いのでしょうか。
朝一番、堺市北支所の市民課を訪ね、郵送で届いていた「住民票コード通知票」を返還しました。実施日直前に、誘い合って「住基ネット不参加通知」を市長あてに提出した新金岡町のEさんやKさんもご一緒です。通知票のハガキを受け取った市民課長らの話によると、ここ2〜3日、毎日20〜30件のクレーム電話が入っているそうだ。それでも「予想より少ないです」と、彼らは言う。堺市は「個人情報保護条例」が未制定で、「接続中止申請」の道も閉ざしています。しかし、これに代わる「電子計算組織運営条例」の規定では、住基ネットの接続について「運営審議会」に図ることが必要で、その経緯を質問したが、課長らはそんな手続のことさえ知らなかった。Eさんは、家族全員分を普通郵便のハガキ1枚で送りつけてきた堺市の処理方法への不安を語った。また、コンピューターに詳しいKさんは、「ネット社会の怖さを分かっているの?」と、職員の認識を確かめていました。
事務所に戻ると、旅行社の社員2人が来訪。来年の「自治体議員勉強会合宿」で企画を始めたヨーロッパの旅行について、情報や資料を持参されました。
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