《2002.10.26〜30》
(17)
10月26日(土) 我が家のヤマボウシも、日焼けした葉が色づき始めました。
美原町M地区の前区長による不正支出事件で、旧役員らの証言を得るための集会に参加しました。高額な工事や物品購入について、実に悪賢い手口で自分の経営する会社を介在させ、二百数十万円の不正利得を企てたことを始め、数々の悪事の経過が浮かび上がってきました。調査や訴訟の作業を通じて、会員のそれぞれが、地域の自治会活動を「区長まかせ」とせず、自分たちが関わらなければならないことを強烈に意識されたことでしょう。
10月27日(日) 冬型気圧配置で気温が下がり、風もあって寒さを感じる一日でした。
かつて、様々な形で活動を助けていただい方々が、久しぶりに事務所に集まってくださいました。堺市政の現状や改造プランなどについて意見交換。これからも、このような会合を続けることにしました。
10月28日(月) 大学キャンパスのケヤキ並木が、美しい彩りを見せています。
統一補選は自民党の5勝2敗。しかし、有権者はほんとうに自民党を支持したのでしょうか。党首選や幹事長人事でごたついた民主党が不人気だったことに加え、政党や政治への不信とあきらめ感が人々を支配しているように思えてなりません。そして他方、集票力にものを言わせる宗教団体が、自民党に貸しをつくって政権への影響力を強めようともたらせた補選結果ではなかったでしょうか。来春は統一地方選挙。堺市議選への立候補を決意したMさんの訪問を受け、懇談しました。非政党、市民派の力を蓄え、政治を変えることがやっぱり必要です。あきらめないで、いまいちどチャレンジしませんか。
10月29日(火) 気温が上がらず、短時間ながら暖房器具が必要になりました。
かつて、大きな運動のたびごとに元気の出る提言をしてくれたNさんから、ファックスが届きました。分裂した少数労組の専従役員として、「敵をつくるよりは味方を増やせ。敵に回さなくてもいい人まで、こちらのやり方次第で敵に追いやってしまうことは極力避けるということを懐に入れてやって来た」というNさんの言葉が、またずしりと響いてきます。なお、ホームページのアクセス・カウンターが昨夜のうちに2000を超えました。
10月30日(水) 出勤時、マイカーのオートエアコンにも、暖房が入り始めました。
熱心な図書館運動家Mさんのご夫君が亡くなられたことを聞き、妻とともに弔問しました。Mさんとは、30年ほど前、いっしょに運動に関わらせていただいて以来のお付き合い。私たちがとっくに足を洗ってしまった後もずっと続けられている活動を、ご夫君はそっと見守ってこられたそうです。曲がったことが大嫌いで、76歳まで人一倍まじめな人生を送られた故人のお話を1時間あまり伺いながら、その歳に至るまでに、こんなふうに妻に慕われる夫になれるだろうかとわが身を顧みることしきりでした。もちろん、いまは失格です。