《2004.7.6〜8》
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7月6日(火)セミの声が少しずつ大きくなっています。梅雨明けが近いのでしょうか。
参院選での自民党の苦戦ぶりは、昨日の読売、毎日、産経でも報じられました。もっとも、各紙の中間調査がそのまま選挙結果に表れるかどうかは微妙で、1993年の総選挙にチャレンジした私の場合も、「当選圏入り」と書かれながら“次点”だったのを忘れることができません。苦戦報道が「アナウンス効果」となり、自民党の巻き返しにつながることだってありうるのです。
それに、この選挙で仮に民主党が勝ったとしても、「政権交代」が起こるわけではありません。とは言え、国民の7割が疑問を持つ年金改革の議論で、小泉首相が答弁で立ち往生しそうな情勢を前に、突然、採決を強行するような乱暴な政治を、私たちは容認できるでしょうか。この「質疑打ち切り動議」は、6年前に105万票を得て当選した西川きよしさんが一所懸命に準備していた最後の発言機会さえ奪ってしまいました。
さて、その西川さん引退後の大阪選挙区も激戦ですが、ちょうど1週間前に堺東駅前で握手した候補者から、「長谷川さん、応援して…」との電話をもらいました。この人が立候補の意思表示をして以来、「きっと近しい」と思いこんだ記者さんたちからたびたび取材を受けているのですが、実は、堺東駅前が初対面だったことは前にも書いたとおり。きょうが2度目の会話です。
7月7日(水)最高気温はさらに上がり、九州から東北まで真夏日。小暑の七夕です。
事務所に、とてもうれしい来客です。新金岡町にお住まいの堀本静子さん、79歳。19歳で開拓団の花嫁として渡満。現地召集された夫とは生き別れ。2児を育んだ中国人男性とも死別して、1978年に帰国。2年後に子どもたちを呼び寄せ、それぞれ独立させた人です。波瀾万丈の人生を手記にまとめられた折、団地新聞「こんにちは!」の記事にさせていただいたのは、もう20数年前のことでした。その後もコツコツ貯めていたお金を中国農村部の学校に送ったところ、机、オルガン、スポーツ用品や文房具の購入に役立ったという「礼状」が現地から届いたとのこと。突然の来訪は、そんなふうに前向きに暮らしているお話を聞かせて下さるためで、「議員活動報告」も毎号愛読していただいているよし。いつまでもお元気で、「第2の母国」との橋渡しをお続け下さい。きょうは他にも来客が相次ぎ、昨日の「日記」(参院選)についての取材もありました。
7月8日(木)誰からのメールも書き出しは「暑いですね」…。日本中がうだっています。
琵琶湖の西岸にある滋賀県志賀町で、県が進める産業廃棄物処理場の建設をめぐって、住民の皆さんの反対運動が続いています。受け入れ促進を図っていた前々町長のリコールが成立したのですが、出直し選挙で当選したリコール運動派の前町長も、町議会との対立や失政によって辞職。いま、町全体が大きな試練にさらされています。
これまで、政党色のない純粋な住民運動を積み重ねてきた人たちの間で、町長選挙への関わりを協議するつどいがあり、お誘いを受けて出かけてきました。集まった方々は、文字どおり多士済々。「きっといい運動をされるだろう」と期待が湧いてきました。
ところで、応援を決めた参院地方区の候補者が、明日午後、堺に入ります。地下鉄「新金岡」駅A出入口付近で4時15分ごろからの街頭演説会も予定。長野県から田中康夫知事が来援するとのこと。またまた「熱い日」になりそうです。