9月1日(金)昨夜の雨に安心して水やりを手抜かっていたら、花々が悲しそうでした。
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《2006.9.1〜3》
きょうは9月議会の開会日。午前中、北保健センターなどとの打ち合わせを済ませて、午後の本会議に臨みました。まず、会期を9月1日〜10月3日(33日間)と決定。続いて市長から、一般会計と3事業会計(病院、水道、下水道)の決算認定や、条例改正など合計33議案を提案。さらに専決処分など報告6件、監査委員報告6件が上程された後、「議案熟読のための延会」となりました。その後、各種調査事項の処理や「議員活動報告」の作成で、事務所と議会を往復するなど、いつものようにあわただしい一日でした。
●昨シーズンが終わってから少し切りつめすぎたせいでしょうか、花が遅れていた「ハイビスカス・アマン」です。
9月2日(土)残暑のなかにも、ときおり秋の風を感じるようになりました。
松原市議選の最終日。「12時から15時まで、応援をお願いします…」と要請をいただいたので、出かけました。ところが、私の後を引き受けていた和泉市議の小林昌子さんの到着が遅れたため、結局、街頭での拡声器使用が終わる20時までマイクを握ることになりました。きょうは、神戸市議の恩田怜さんも応援に駆け付けて下さって、選挙カーに同乗。また、前・泉南市議の小山広明さんは連日の料理番をしてくれていて、特製手作りコロッケの味は格別でした。初日にご馳走になった肉じゃがやタマネギ天ぷらもなかなかのもの。支援者の皆さんは大喜びで、選挙運動の盛り上がりにつながっています。
9月3日(日)久しぶりの京都。私鉄から地下鉄に乗り継ぎましたが、市電が懐かしい…
大学時代の恩師・佐伯千仭先生が1日に98歳で亡くなられ、きょうのお葬式に参列させていただきました。佐伯先生は、京都帝大法学部助教授だったとき、
滝川事件に抗議して辞職。弁護士登録されてからは、極東軍事裁判(東京裁判)の弁護団に加わり、また
松川事件の上告審や差し戻し審で冤罪を晴らすための大弁論をされた人です。私が立命館大学に在学中も、法学部教授として刑法総論などを担当する傍ら、「法廷に立たない法学者は、法学者に非ず」の持論に基づいて弁護士としても活躍されていました。
ほんとうは、「恩師」と書くのがはばかれるほど、講義をサボる不熱心な学生だったのですが、私自身が関わった学生デモ事件で相談に伺うと、自ら第一審の弁護人を引き受けて下さいました。事件はその後、最高裁まで争うことになり、上告趣意書は自分の手で書きました。この時ばかりは、いろいろな判例や学説に当たるなど、卒論のつもりで猛勉強。佐伯先生の直弟子でもある井戸田侃先生が指導して下さったお陰で、審理は小法廷から大法廷に移り、肖像権に関する日本で最初の最高裁判決を得ることになったのです。卒業後、議員になってからも、両先生には何かとご心配をかけ、お世話になってきました。
それにしても、京都のお葬式はほんとうにしめやかです。来賓の名前を読み上げる「代表焼香」などはなく、開式後すぐに参列者のお焼香がおおむね式場に到着した順に行われます。親族のお焼香は、参列者の焼香が終わりかけるの見計らって始まり、最初に喪主が案内されるほかは随意焼香です。順位を気遣う「お留めご焼香」などというものもありません。
なお、きょうは、井戸田先生や中川祐夫先生(龍谷大名誉教授)に久しぶりにお目にかかり、大学時代の同級生である水野武夫弁護士(元・大阪弁護士会会長)とも1時間ほど話し合うことができました。