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《2007.12.10〜12》
12月10日(月)わが家のヒイラギも満開で、ほのかな薫りを漂わせています。
きょうの本会議では、私の質問中にハプニングがありました。追加提案があった職員のベアや議長などの報酬アップについて、市長に答弁を求めたところ、まず総務局長が答え、私の不満そうな顔をみた高橋副市長が補足答弁をしました。議場に市長が居るのに、どうして自らの言葉で話さないのでしょう。ほんの数秒、市長に答弁をうながす視線を送っていると、議長が勝手に議事を進めようとしました。すかさず手を上げて「議長!」「議長!」と2〜3度叫び、「議長横暴!」などとも大声で発言したようです。
議長も何かブツブツ言っていましたが、議会事務局の職員が横から差し出した「この際、暫時休憩いたします」と書かれたメモを読み上げ、会議を中断しました。事態収拾のための議会運営委員会が開かれ、結果は、私の発言を認めるところに戻って議事を再開。きょうの傍聴者の皆さんには、めったにない場面に遭遇していただくことができました。傍聴席には、この議題に入る前に大綱質疑を行った議員の質問を聴くために来ていた方々もいらしゃって、最後まで成り行き見ておられたのは、きっと緊迫したやりとりに興味をお持ち下さったのでしょう。それにしても、大勢の市民が聴いている本会議の場で議員から問われながら、答える言葉を失ってしまった市長の姿に、どなたも失望なさったに違いありません。休憩時や閉会後、“与党”系の議員の間でも、「情けないね…」などとの話が出ていました。
さて、今朝の大泉緑地では、何日ぶりかでヴィーナスの輝きに出会うことができました。ウォーキング中にお聞きした市民の皆さんのお声も、きょうの発言でご紹介しています。
●ネットワーク・みはらのコメント欄に、本会議を傍聴していた市民の方の投稿が出ています。ご参考までに…
12月11日(火)朝から雨。濡れた落葉を踏みながら、大泉緑地を歩きました。
きょうは12月定例会の中休みで会議はないのですが、朝から登庁して、ここ1か月余り調査を続けてきた事件について関係各課と協議しました。また、明日の市民環境委員会や明後日の文教委員会と建設委員会で、委員外議員発言をすることを通告。さらに、本会議で答弁しなかった市長と、奇妙な答弁をした副市長については、14日の総務財政委員会に出席を求めて質疑を行う旨、事務局に伝えました。
12月12日(水)室内に取り込んだハイビスカスが、明るい窓辺で咲き続けています。
市民環境委員会で委員外議員質問。金岡南校区自治連合会に対する補助金などに絡む疑惑の調査を、9月議会の最後に求めていたのですが、結局、800万円ほどの返還義務があることが確認できました。堺市としては、すでに返還済みの約228万円に加え、役員らの飲食費に充てたことが判明した約21万円の早期返還を求めています。また残金についても返還計画の提出を求めているのですが、自治会側の対応如何では、民事訴訟も視野に入れての解決をめざしている旨の答弁がありました。
しかし、これ以外にも、「環境美化活動協力金」の私的流用の可能性などもあって、引き続いて調査中とのことです。そもそもこの事件は、北区役所の初期対応の誤りから不正の解明が難航してきました。多額の補助金を交付する市として、住民の皆さんの不信感を拭えるような会計の透明化や自治会運営の大改革を促す責任があるはずです。