《2008.10.22〜24》
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10月22日(水)例年は雨で落ちてしまうソヨゴの実が、比較的たくさん残っています。
きょうは、大都市行財政制度調査特別委員会が開かれました。この委員会の設置目的は「大都市行政の実態に対応する行財政制度の確立を図るため調査審議」といういことになっているのですが、実際には各政令指定都市が政府などに要望などを行うための実行機関です。自民、民主、公明、共産、社民などの政党所属の国会議員に対して、それぞれの党に所属する各政令市の議員が連携して陳情したりするのです。つまり、政党に所属しない私にはあまり出番のない委員会で、しばらく様子をみているしかありません。
10月23日(木)昨日は一日降った雨…きょうもすっきりせず、湿っています。
月曜日に駅前議会報告が一段落し、少し気が緩んだせいか、風邪をひいてしまいました。きょうは一日静養しよう思っていたのですが、資料を持ち帰るため市役所に立ち寄ったら、議員控室に次々と来客がありました。ところで、政治倫理条例に基づいて私が提出した「資産報告書」を審査している倫理調査会で、「保険」を記入していることについて、公明、自民、共産各党などの議会選出委員からクレームが付いているようです。明日(24日)開催される倫理調査会に出席し、質問の趣旨を確かめた上で説明する旨を事務局に伝えました。ご関心があれば傍聴なさって下さい。倫理調査会は、午後2時から、市役所本館12階の委員会室で開かれます。思い返すと、条例制定翌年(1984年)の倫理調査会でも同じようなことがありました。
10月24日(金)あの秋晴れはどこに行ってしまったのでしょう。きょうも雨模様でした。
倫理調査会の傍聴席には10人の市民の皆さんが来て下さいました。委員の方たちもいつもと違う雰囲気を感じているようで、いささか緊張気味に見えました。さて、私の資産報告書への疑問点については、まず事務局(総務部総務課)が、前回の調査会で「保険は記入する必要がない」とした説明を「取り消す」と発言。これを受けて、前回沈黙していた民主党委員から、「過去の調査会でも議論されていることだから、意見書の内容を審議する際に議論しよう」と提案があって、誰も異議を唱えませんでした。きっと、私に発言されたくないと思った人たちがシナリオを書いたのでしょう。そんな運びもあるだろうと予測していたとおりでした。
ところで、左の記事は1984年10月11日の産経新聞です。倫理条例が市民の直接請求によって制定さた翌年の倫理調査会で、私が資産報告書に詳しく記入していることについて、議会側委員たちが「ルールは守ってもらわないと困る。そうでないと、他の議員との間に格差が生じる」と言い出しました。これに対して、当時の市民側委員の皆さんが「条例の精神を尊重して詳しく記入した人が批判されるのはおかしい」と猛反発。条例制定間もないころの事件でしたから、他紙でも大きく報じられました。
このたびの各党議員たちの発言も、きっと同質のものでしょう。それにしても、私の記入を「おかしい」と言い出した議員が、「ちょっと私わからないんですよね」と言いながら指摘しているのはいかがなものでしょうか。「資産報告書の審査に当たる議員として、分からなければ事前に調べて来るくらいの自覚を持ってほしい」と、傍聴に来られた市民が批判していました。