2月3日(日)昨夜のうちに雨が雪に変わったようです。朝はミゾレ、そして一日雨でした。
《2008.2.3〜6》
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早くも節分ですが、わが事務所では「新春市政報告会」です。きょうも初参加の方々が多く、雨のなか、堺区、西区、南区、美原区などの各方面から足を運んで下さいました。やはり、海外視察、10億円随契、LRT、救命救急センター、健康福祉プラザなど、堺市政の問題点に市民の方々の関心が高まっています。それに、市民の目線で行動できる議員をもっと増やしたい…など、積極的な話題も出てきました。また、折角“新春”とうたったのだから…と、参加者のひとり廣田宗重さんがお茶を点て、皆さんに振る舞って下さって大好評でした。
2月4日(月)天気回復はすっきりせず、アラレ、春雷…とずいぶん荒れた“立春”です。
ほぼ一日かけて、水戸市での講演準備。あらためて地方自治法を読んでいると、思わぬ発見もしました。それにしても、茨城県内32市のうち、すでに16市が「政治倫理条例」(1市のみ要綱)を制定しているとは…。福岡県や九州各地での条例制定を支援しておられる斎藤文男先生(九大名誉教授)や市川俊司弁護士も、たいへん驚いておられました。そんな背景の下、水戸市議会では議会改革の一環として条例制定が検討されているようです。
2月5日(火)お天気はやっと持ち直しましたが、立春が過ぎても寒さは続いています。
きょうも、講演準備のため、
これまでに書いた本などを読み直し、各地で制定されている政治倫理条例に目を通しました。25年前、日本で初めて制定された堺市の倫理条例は、さきがけとしての役割を果たしましたが、どんどん進化する条例から取り残されています。ところで、財政課から「14日に予定していた予算説明会を18日に延期してほしい」との申し入れがありました。編成作業が遅れている…とのことですが、明日就任する橋下新知事がぶち上げている「歳出削減」方針を見極めなければいけなのでしょうか。
2月6日(水)上野駅を出ると、常磐線の沿線には積雪の跡が見られました。
水戸市議会の有志議員の方々からお招きを受けて、「政治倫理条例学習会」に参加させていただきました。水戸市議会は、いま様々な議会改革に取り組んでいるようです。2003年の市議選で初当選した新人議員の皆さんが4年間の定例勉強会を重ねた上、2期目に入った昨年9月、「水戸市議会政治倫理条例」の試案を作成し、議長に提出されています。その勉強過程で私の本も読んで下さって、話を聞いてみよう…と思い立っていただいたとか…。しかし、お送りいただいた「条例試案」を拝見すると、堺市の条例をはるかにしのぐ立派なものです。
あらためて、堺市での条例制定経過をお話しし、ポピュラー・コントロールによって汚職・腐敗の防止を図るという条例の基本構造や、公職にある者が自らその高潔性を立証しなければいけないという政治責任の理念について、まずご理解いただきました。そしてさらに、福岡県における条例の進化、これまでの実際の運用経過などを説明。すでに半数の市が同種条例を持っている県都の市議会として、最高レベルのものを制定していただきたいとお願いしました。