大綱質疑のパワーポイントが完成したので、議会事務局に提出しました。本会議場のスクリーンに映す資料は、使用日の2日前までに提出し、議長の許可を受けることになっています。インターネット中継でも流れることもあって、人権上の問題や著作権への配慮が必要なためです。ただし、今日提出したものは72コマもあるので、議論のストーリーを組み立てながらもう少し減らすつもりです。
今日は、そのスライドのいくつかを示して、人事部、消防局、長寿社会部、上水道部、美原区役所、監査事務局などと打ち合わせ。これらの部局に関係する問題が素材です。
3月2日の大綱質疑に向けて、パワーポイントの準備。ついついたくさんのスライドを作ってしまうので、かなりのコマの整理が必要です。
第18回関西がんチーム医療研究会が、追手門学院大阪城スクエアで開催されました。元・市立堺病院長の古河洋先生からご案内いただいて、第15回研究会に初めて参加。16回は不参加でしたが、昨年8月の17回に続いて3度目の参加です。
午前中は所用があったため、午後から会場へ。古河先生が司会されるワークショップ「市販後臨床試験組織の危機的現状とその対策」、スポンサード講演「乳腺専門クリニックにおける地域連携の現状と課題」、シンポジウム「医師のつもりと患者の思い」などを拝聴。このシンポジウムで、大阪がんええナビ制作委員会理事長の濱本満紀さんが発表された「アンケートから浮かび上がる患者の思い・望み」は、がん医療の現場で直面する問題として考えさせられました。
堺市南区に、松尾泰伸さんという音楽家がお住まいのことをご存じでしょうか。その松尾さんが作曲した「天と地のレクイエム」は、3.11被災者への鎮魂の想いを込めた楽曲です。この曲を、フィギュアスケーターの羽生結弦選手が今季のエキジビションプログラムで使用して話題になっています。
かねてから被災地との交流を進めている和泉市や堺市の市民の皆さんの手で、松尾さんのピアノコンサート「わすれないで・・・」が企画されました。開催日は、折しも3月11日(金)。サンスクエアホール(JR堺市から3分)で午後6時50分開演。入場料は大人2500円、小中高生1000円です。
ほんの少しお手伝いさせていただいたのですが、今日、関係者の方々が来訪されて懇談。もうすでに、予約で満席状態だそうです。
梅田で、歩行者が次々被害に遭う痛ましい交通事故。ドライバーの急病が原因だそうですが、ハンドルの握る立場として身を引き締めなければいけないニュースです。
午前中、事務所で大綱質疑の準備を始めました。午後から登庁して各種報告を受けた後、質疑テーマを通告。テーマは、「@市長の予算説明と繰り返される不祥事案について A住民監査請求の監査結果と住民訴訟の確定判決について」の2項目としました。
10時から議会運営委員会。大綱質疑の議事運営が決まり、私の発言は2日目のトップとなりました。3月2日(水)午前10時〜です。
なお、百条委員会の傍聴人数を弾力的に扱う件については、今日の議運で自民党とソレイユ堺が「10人のままでよい」との意向を表明。採決の結果、傍聴席を増やすことに賛成したのは私と共産党だけで否決されてしまいました。市民の皆さんには申し訳ありませんが、これが堺市議会の「公開度」(市民の知る権利に対する配慮)に関する議員意識の現状です。
また、平田議員(自民党)と大毛議員(ソレイユ堺)の政務活動費に関する調査は、両議員の所属会派の意向もあって正副議長だけで行うことになりました。小林・黒瀬両議員の調査の折と異なり、議運正副委員長は加わりません。
午後1時からの本会議で、竹山市長が「平成28年度当初予算案市長説明」として所信を表明。
冒頭で、「市民目線・現場主義により仕事のあり方を見直すことを基本として、『身を切る改革』を実践し」…と、市長就任後の行財政改革の取り組みを語りました。そして、最後にも「現場百遍」「現場に神宿る」との言葉を使って、「市民目線・現場主義」を繰り返して強調。「現場百遍」とは、100回現場を訪ねて事件の糸口を探るという刑事ドラマに出て来そうな言葉。「現場に神宿る」は、中坊公平さんが弁護士廃業4年後に上梓した『現場に神宿る―千日デパートビル火災/被災テナントの闘い』に由来するのでしょうか。
昨日の泉州国際市民マラソンにウェリントン市から参加したティモシー・ダニエル・サトンさん、バークレー市から参加したディヴィット・ガブリナーさんとその友人のジェニファー・クレヴィデンスさんが、三国ヶ丘幼稚園を親善訪問。ホストファミリーの廣田さんからご案内をいただいたので様子を見に行きました。まず、廣田さんの司会で、「好きな人は誰ですか?」との率直な質問も飛ぶ楽しい交流会。その後、運動場で園児たちのダンスの輪に入り、最後にお茶のお接待を受けるなど、3人はとても愉快そうでした。
昨年の今頃は選挙準備に全力を傾注していました。手を着けることができなかった鉢替えを試みたところ、さすがに窮屈そうに根が回っています。一日ではとても片付きません。
百条委員会の傍聴席の映像を探していたら、2月10日に関西テレビが放送した録画にありました。通常の委員会では後方の壁際に傍聴席が設置されているのですが、前方の机(委員席との区切り)の間にかなりのゆとりがあることが分かります。傍聴席後方にも相当のスペースがありますが、百条委の場合、多いときにはテレビカメラが6台ほど入るのです。なお、記者席は窓側(写真手前)に設けられています。
●政務活動費の制度を見直す「議会力向上会議」を2月議会閉会後に開催
ところで、小林・黒瀬両議員による政務活動費の不透明支出を解明するための百条委員会が進行中ですが、新たに平田大士議員(自民党)、大毛十一郎議員(ソレイユ堺)の政務活動費に関する住民監査請求が提出されました。平田議員は、すでに指摘された支出の返還を申し出ており、議運では、議長が政務活動費交付条例に基づいて調査をすることを表明しました。
そこで私は、小林議員への監査請求があった折と同様に、副議長と議運正副委員長が調査に加わり、調査結果を議運に報告すること、また「指摘は当たらない」と主張している大毛議員についても、ご当人の意思を確認の上で釈明報告をしてほしいと提案。
また、議運委員長から、政務活動費の運用指針見直しなどの制度改革について検討するため、「議会力向上会議」を開催したいとの意向が示され、2月定例会終了後の3月31日(木)10時〜の開会が決まりました。
堺市議会では、2013年5月の住民訴訟確定に伴う約860万円の返還、2014年には約1250万円の不正支出による議員辞職のほか、監査委員による返還勧告が相次ぎ、現議長の水ノ上議員(維新)自身も約9万円を返還しています。毎年続くこのような不透明支出を断ち切るためには、抜本的な制度改革が必要です。
▼関西テレビ(2016.2.10)