clock 2021. 2
2021.2.28
2.5℃〜15.0℃。日中は曇りがちでしたが、気温が高くて助かりました。

朝食前に大泉緑地。ちょっと気の早いユキヤナギが咲き始めています。

午前、午後とも、暖かい戸外に出て、鉢花の手入れ。下葉の傷みが目立ってきた葉ボタン4鉢は、枯れ葉をとって2鉢にしつらえ直しました。

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2021.2.27
5.0℃〜10.0℃。暖かさが戻るのが早くなったでしょうか。午後は戸外作業

大阪地裁は2月22日、生活保護基準の引き下げは生存権を保障した憲法第25条に違反するとして保護変更決定処分の取消等を求め、生活保護制度利用者が提訴した事件に関し、原告勝訴の判決を下しました。
判決では、国や堺市など府内12市が引き下げの名目とした「デフレ調整」は、原油等の価格が高騰した2008年を算定起点として下落幅を大きくしていること。総務省が公表する消費者物価指数(CPI)ではなく、生活扶助の対象ではない家賃や医療費を除いた厚生労働省の独自指数を用いたこと。これらが、客観的な数値との合理的関連性や専門的知見との整合性を欠くことが指摘されています。

そのニュースに接し、1月8日の日記で紹介した切々たるお手紙を思い起こしました。今回の判決は、原告や生活保護制度利用者の厳しい生活実態に即した、「ごく当たり前で妥当な判決」なんだと、すぐに認識しました。

そこで、堺市長に「大阪地裁判決の意義を重く受け止め、処分庁として控訴せずに判決を確定することを強く求める」との申出書を出すことを議員有志で相談。昨日、健康福祉局長に申出書を手渡しました。
同席したのは、写真の左から藤本幸子、渕上猛志、森田晃一、小堀清次、石本京子、石谷泰子各議員で、他に乾惠美子議員が署名しています。なお、堺市の原告は南区在住の方で、美原区在住の原告の方は裁判途中で亡くなられたそうです。

※1月8日の日記で紹介したお手紙
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「市民の味方の長谷川先生。いつもご活やく有難く拝見して居ります。私は80才代の老人です。毎月の生活は生活保護金を有難く頂いて居ます。その額は4万円少々です。ガス代、電気代、水道代他引かれますと、生活費は殆ど3万円で細々と暮らす毎日です。食事代は殆ど食パン生活です。若い時代は一生懸命に働いて、年金は家賃に持って行かれますから、保護金が私の命をつないでいます。老いても、たまにはパン以外の物が食べたいと思いますが、それはぜいたくな願いだとあきらめています。
長谷川先生のお力で、2〜3万円で月々の生活をしている老人でも、もう少しだけ良い生活ができるようにはなれないものでしょうか? ぜいたくは決して申しません。少しでも保護金が上がるようになりませんか。心より願いつつ、お手紙を書きました。後、少しの生命ですが、それでもストーブもコタツも控えて生活している者も多く居ますことをお知り下されば幸いです。」
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※私は、議員として「先生」を呼ばれることを好みません。ただ、このお手紙を送って下さった方の切々たる思いを受け止めるため、あえて原文のままで全文を紹介させていただきました。

▼健康福祉局長に手渡す(画像クリック→拡大)

2021.2.26
明け方5時9.0℃、10時6.5℃、午後7℃代。雨のせいか奇妙な温度変化。

今日の大綱質疑で最初に示したのは、市職員と思える人から届いた義憤に溢れたメールです。
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▼「このコロナ禍においては堺市も総力を上げ対応されていることと思います。そんな中、一部の職員の常識を疑うような行為があった事を耳に致しましたので、襟を正させるべく調査頂ければとメールさせていただく事にいたしました。堺市議会の健康福祉委員会が所管する保健所の副理事?がリモートワークに設定していた日、つまり自宅で仕事をしていなければならない日に映画館へ足を運んでいたという信じられない話を聞いたのです。このコロナ禍で最も対応を迫られている部署の管理職が仕事そっちのけで私用を優先していると言う由々しき状況に驚きを隠せません」
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●部下に「職場のモラール」を説き、自身は勤務中に映画鑑賞
メールが届いた12月21日の翌日、市当局に調査を求めたところ、人事部にもすでに同様の通報があったようです。しかし、市の調査に対して、当該副理事は「家族を送り、映画館でトイレを借りただけ」と虚偽供述。2月2日になって、やっと映画鑑賞を認めたそうです。
実は、私の手元には映画館でチケットらしい紙片を見ている当人の写真も届いていました。写真は12月15日の9時すぎに撮影されたもので、この日は「新解釈・三國志」の封切日。初上映に合わせて入場した模様ですから、「家族に誘われた」という言い訳さえ疑わしくなります。
在宅勤務後に提出する報告書には、午前3時間と午後1時間を「再任用等職員の勤務評価書の作成」に充てたと書かれていますが、3時間50分をサボったとして懲戒処分となりました。また、当人のこれまでの在宅勤務に関する報告書を調べたところ、職場の部下に対して「モラール」を説き、「管理職として責任と信念をもつ」などと記述した文書も作成していました。

●総務局長・健康福祉局長が謝罪答弁
所属職員を指導・監督する立場の管理職の服務上の不正は言語道断です。当人の上司は保健所長ですが、「コロナ対応で超多忙だった医療職の所長にその任を負わせるのは無理だったのではないか」とも指摘しました。答弁に立った総務局長と健康福祉局長はいずれも、「市民の信頼を損ねた」と謝罪。総務局長はテレワーク(在宅勤務)の制度改善と服務規律確保に取り組むと答え、健福局長も保健所長の事務管理を補完する体制の構築を約束しました。

●市町村職員に在宅勤務はなじむのか?
ところで、この副理事の別の日の在宅勤務の報告書に「JAFのWEB講習」や「議会傍聴」などの記載もありました。しかし、ほんとうに受講・傍聴をしたのかの確認はできません。何をしたかが分かるような報告書にすべきではないかと提言。また、「市民に寄り添うことが最大義務である基礎自治体に在宅勤務はなじむかとの疑問も湧いてくる」と述べ、市長の見解を求めました。
市長は、「住民に身近な基礎自治体として大幅なテレワークは難しいが、コロナ対応としてやりたいし、コロナ後も働き方改革として必要だ。試行実施1年が経過しようとしており、今般の情けない不祥事も含めて効果を検証したい。長谷川議員が示した報告のあり方、管理のあり方も検証した上で改善を図りたい」と答弁。また、「あってはならない不祥事については、市民の模範となるような行動をとるよう、改めて職員に通知する」と答えました。

2021.2.25
1.0℃〜13.5℃。昨夜は冷え込みましたが、昼間は暖かくなりました。

大綱質疑本会議の1日目は各会派が行う代表質問だけで、大阪維新の会、公明党、自民党、堺創志会、共産党の各議員が発言。市長が発した「財政危機宣言」のほか、児童自立支援施設の大阪府への事務委託の問題などについての指摘が耳に残りました。
なお、新型コロナウイルス対応への配慮から通常の発言時間の3分の2までと制限しているため、午後3時過ぎに終了。

明日は、維新、公明、自民、創志会、長谷川の順で一般質問が始まります。各会派が予告している発言時間から推測すると、私の登壇は午後2時過ぎというところでしょうか。
テーマは『本市職員の在宅勤務に関すること」とし、管理職が在宅勤務中に映画鑑賞した事件などを質します。発言時間は26分。ちなみに共産党は、持ち時間の80分すべてを代表質問に使いました。

2021.2.24
3.5℃〜10.5℃。覚悟していた「寒の戻り」は、さほどでもなかった感じ。

今朝はいつもより早く目覚め、5時に大泉緑地。周回路で出会った人は23人でした。その内、反対回りですれ違った人が18人、同方向で追い越した人2人、追い越されたランナーが1人、猫に餌を与えるご夫婦が1組です。とはいえ、夜が明ける前の園内は怖く、拳を握りしめながら一目散の歩行。いつもは40分以上かかる1周を、35分で歩きました。

市役所の始業時に登庁。関係課からのヒアリングで情報を補足し、大綱質疑で使うパワーポイントスライドを完成させました。
ところで、昨日大阪地裁が原告勝訴の判決を下した生活保護費裁判。調べたら、原告の1人は堺市民(南区)でした。被告の堺市が控訴しないように働きかける必要があるのではないかと思い立ち、議員有志に呼びかけています。控訴期限は3月8日。

2021.2.23
11.0℃〜13.0℃。暖かかった気温も、夕方から下がり始めているようです。

祝日、しかも春の陽気の大泉緑地。きっとたくさんの人たちで溢れたことでしょう。しかし、早朝の人影はまばらで、ゆっくり楽しみました。梅は花びら散らしていましが、椿が満開。それに桜広場では早咲きの品種が今にもはじけそうにつぼみを膨らませています。

事務所に戻り、大綱質疑の準備のため、丸一日パソコンに向かいました。26日の議論の持ち時間は26分。テーマを「本市職員の在宅勤務に関すること」に絞っており、使用するパワーポイントスライドも完成の目処が見えてきました。明日、午後に提出予定です。

2021.2.22
6.5℃〜21.0℃。葉ボタンの先が高くふくらみ、花芽を見せ始めました。

堺市や堺市教委が先週金曜日に発表した大量の「懲戒処分」。新聞各紙は20日の朝刊で報道しましたが、「在宅勤務中の映画鑑賞」を記事にしたのは、読売新聞(右)と朝日新聞の2社だけでした。また、朝日の記事は「診断書偽造で懲戒免職」との見出しが目立ち、毎日の見出しは「パワハラ教頭ら6人を懲戒処分」でした。産経は「ひまな先生は誰?…忘年会でクイズ」の見出してパワハラ教頭を、さらに別の記事で「痴漢・停職」を報じています。

このように、各紙でバラバラの報道となったのは、堺市側がたくさんの事件を一挙に発表したことによるのもです。きっと、「各事件の取り扱いを薄くしよう」とのもくろみがあったのでしょう。

26日の大綱質疑で、事件の本質をどこまで掘り下げることができるか。午前中は登庁して、また午後は事務所で情報収集に努めました。

▼読売新聞(2021.2.20)画像クリック→拡大

2021.2.21
7.0℃〜20.0℃。早くも「4月中旬」の気温に。しかし、3日後「寒の戻り」?

午後から、第118回「近畿市民派議員交流・学習会」に参加しました。この学習会は、1991年に堺市議会で初めて開催。年4回、各定例会の間に近畿各地の市民派議員が研鑽を重ねてきました。2006年8月には、第100回大会を発祥地の堺で開催。コロナ禍での今回は、生駒市議の塩見牧子さんが完全なオンライン・セミナーを準備してくれました。

講師は、元・習志野市会計管理者で総務省の各種専門委員会委員も務められた宮澤正泰さん。まず、「財務データの分析は行政改革の突破口〜あなたのまちは大丈夫〜」と題する講演を聴きました。続いて、参加者があらかじ提出した「財政分析データ」に基づいて、各市の財政状況を比較。堺市の財政状況についても、鋭いご意見をいただきました。

さらに、「公共施設更新」に関する講師の問題提起があり、そのための基金条例などをテーマとして参加者のグループワークを実施。参加者は21人でしたが、とても楽しく、有意義な学習会でした。

2021.2.20
1.5℃〜16.5℃。明け方と昼過ぎの気温差15℃。春が近づいています。

午前中は市民相談に対応。また、児童自立支援施設についての住民運動をなさっている方から、何点かの質問を記したメールが届いたので、各項目への回答文書を作成させていただきました。その後は、大綱質疑の準備。そんなこんなで、今日の大泉緑地は、珍しく夕日を眺めながら歩くことになりました。

2021.2.19
2.0℃〜8.5℃。毎年、春を告げるように咲いてくれるくヒメリュウキンカ

朝から登庁して、大綱質疑に向けての情報収集。議会事務局で調査していると、市教委教職員人事部や総務局人事部の幹部が議長への報告のために待機する様子が見えました。「さては懲戒処分の発表?」と気づいたのは、まさに“長年の勘”です。
その後の議員への報告によると、きょう発表された処分者の数は、なんと総計9人。これ以外に管理上の責任を問われた6人の校長に、「文書訓告」や「厳重注意」という服務上の措置が行われました。

●痴漢、診断書偽造、通勤手当不正受給、パワハラ、在宅勤務中に映画鑑賞
数の多さだけでなく、懲戒処分の内容も驚きです。@上下水道局職員=痴漢逮捕→停職3月、A学校事務職員=診断書を偽造して病気休暇70日→免職、BC教員=通勤手当不正受給→減給10分の1(2ヵ月)、D教頭=BCに関する虚偽報告→減給10分の1(1ヵ月)、E教員=同僚へのパワハラ&勤務時間中にスマホゲーム(35時間)→減給10分の1(2ヵ月)、F教頭=教員へのパワハラ→戒告、G産業振興局職員=無届欠勤4日と7時間→減給10分の1(3ヵ月)、H健康福祉局職員=在宅勤務中に映画鑑賞→減給10分の1(1ヵ月)。
このうち、BCDは、前議会で追及した校内不法駐車と通勤手当不正受給事件に伴い、市教委が全校調査したところ発覚したもので、事前に市教委から報告を受けていました。今回のケースは、学校外の駐車場を利用していたものの、バスや電車で通勤していると届け出て定期代(B78,650円とC71,790円)を不正受給していたのだそうです。またDの教頭は、市教委の通勤届調査の際、校長に虚偽報告をし、市教委に事実と異なる回答していました。

●内部告発のメールで発覚、当初は否認していた模様
また、Hの健康福祉局職員(課長級)については、昨年12月に内部告発のメールが届いて、私から市当局に調査を依頼していました。今日の人事部の発表によると、当人は「2月2日に自身の供述を翻すまで、映画鑑賞はしていないと虚偽の報告を重ねた」とか。きっと言い逃れを続けていたのでしょうが、私の元には事実を隠すことができない証拠も届いています。
この件については、26日の大綱質疑で質すつもりでいましたので、今日の処分発表前に「本市職員の在宅勤務に関すること」としてテーマを通告しました。新型コロナ対策での出勤抑制のために市職員にも在宅勤務が求められている中での不祥事です。昨年6月には、在宅勤務中の市民生活部職員が商業施設で衣料品を万引きするという事件も発生していますが、今回は管理監督する立場の課長級職員ですから、より深刻な出来事だと思います。

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