朝6時過ぎに雨が降り止んだので、新金岡駅@出入口前で議会報告を始めました。7時半ごろからまた断続的に降り出した小雨の中で、なんとか8時20分まで続行。止み間には、大阪カジノの住民投票を求める署名に協力して下さる方もありました。
事務所に戻り、濡れたのぼり旗を軒下に並べて干すなど、明朝は晴れてくれるであろうの議会報告の準備。その後、北区内の配布協力者の方々に「議員活動報告」を届けました。
なお、大阪府が今日発表した新型コロナウイルス新規感染者は3734人、亡くなられた方は24人。堺市の新規感染者は288人(前週木曜の74%)でした。全国的には再拡大の兆しとのことですが、何とか落ち着いてほしいと願っています。
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ご近所のTさんが長年手塩にかけて来られた盆栽をお預かりしているのですが、その一鉢の姫リンゴが見事に花を付けています。
さて、「議員活動報告」(bX4)が印刷所から届き、明朝から駅前議会報告を始めます。今週は、31日(木)地下鉄・新金岡駅@出入口、1日(金)新金岡駅C出入口前の予定。
なお、今日大阪府が発表した新型コロナウイルス新規感染者は4517人、亡くなられた方は23人。堺市の新規感染者は335人(前週水曜の1.06倍)、亡くなられた方は2人(70代1人、80代1人)でした。
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午後、「自治体議員立憲ネットワーク」の臨時総会にリモート参加。名称を「平和・立憲・人権をつなぐ全国自治体議員会議」に変更することなどを決めました。
また、神奈川大学教授の下斗米伸夫さんが「ウクライナ戦争」について記念講演。ウクライナの歴史に始まり、「プーチンの誤算」により、第二次世界大戦の勃発3か月後にスターリン・ソ連がフィンランドに侵攻して苦戦した「冬戦争化しつつある」と現況を解説されました。最後に「戦争で最初に犠牲になるのは真実」とのチャーチルの言葉で結ばれ、今回の戦争の背景などを理解することができました。
なお、今日の大阪府の新型コロナ新規感染者は4340人(亡くなられた方13人)。堺市の新規感染者は297人(亡くなられた方1人)で、休日明けだった前週火曜の2.7倍。
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昨日、事務所前の花鉢を並べ替えました。花を咲かせ始めた葉ボタンを中央に集め、両脇に姫リンゴとボケを飾っています。
お昼過ぎ、市役所前で実施中の「大阪カジノ住民投票」の署名収集活動に参加。何冊かの署名簿を預かりました。また午後、事務所に来訪された青年に「受任者」依頼。署名集めにご協力いただける方は、ぜひともご連絡ください。
なお、今日大阪府が発表したの新型コロナウイルス新規感染者は1440人、亡くなられた方は1人。堺市の新規感染者は105人(前週月曜の68%)、亡くなられた方1人(80代)でした。
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娘夫婦と孫たちがケーキを持って訪ねてきてくれました。昨日、私たちは55年目の結婚記念日を迎えており、お陰で賑やかに祝うことができました。何よりも妻に感謝。
●最終本会議での討論・つづき
さて、最終本会議での討論では、大阪維新の会がもう一つ提案した「議員報酬の20%減額」について、「消極的に賛成する」と述べました。私はかねがね、実質、府内自治体議会の最高額となった堺市の議員報酬を見直すべきだと主張してきました。
ご記憶の方もおありでしょうが、堺市議会は一昨年の5月議会で、新型コロナへの対応として、議員報酬を「6カ月間15%削減」することを全会一致で議決。同年11月に、大阪維新の会から当該措置をさらに「半年延長」するというの提案があって、私は賛成しましたが他会派の同意が得られず、延長案は否決されました。
●明確さと説得性に欠ける維新提案
その折に私は、「なぜ15%カットか」、「なぜ半年延長なのか」、維新の会の提案は説得性が欠けると指摘しました。さらに、維新議員が他会派議員に対して「賛成しないなら、市議・府議を挙げて批判宣伝をする」と、まるで脅迫的な言辞をしたと聞き、「否決されても構わない」との対応は如何なものかとも表明。また、市長が「一般財源10%カット」の新年度予算編成方針を示したことを受けて、ならば「議員報酬10%減額も実現しよう」と全議員に呼びかけました。
昨年2月定例会で大阪維新の会が「10%減額」の案を提示。私も加わって提案したのですが、公明党、自民党、堺創志会から「5%減額」が提案され、こちらの案が可決されました。
今回の維新提案は「20%」の減額です。これまでの経緯を振り返って、「15%」「10%」「20%」と減額率が変遷しており、その根拠に対する説得性がいっそう希薄になっています。
●実現できてこその「身を切る改革」
また、大阪維新の会議員は、提案理由説明の際に「身を切る改革」だと強調しました。しかし、それは「実現」してこそ胸を張れるスローガンです。なのに、維新の会堺市議団は、私が2016年に「出張旅費を実費支給にし、税金を使っての宴会はやめよう」と提案したのに耳を貸しませんでした。その上、2019年に永藤市長が旅費制度を改革する条例改正を提案した際に、その議案を継続審査にして、実現を3か月遅らせました。「いったい、なぜでしょうか」と指摘。
さらに、議員報酬や旅費などの不合理支給に関して、私が受取拒否した総額が約1362万円になることを披露。議員を辞めた折、供託されていた全額と供託利子を堺市に寄付したことや、その事実を報じる新聞記事をスクリーンに写して示しました。そして、「身を切る改革であれ、そうでない改革であれ、実際に市民の利益となるように実現できてこそ、それを誇れるものだ」と主張。「大阪維新の会の皆さんが、今後とも実現への努力をされるようお願いする」と述べて討論を結びました。
以上のほか、お出かけ応援制度をめぐる再提案には反対。阿坂墓地に関する2議案には賛成し、「課題解決に尽力した関係職員の熱意に敬意を表する」と付け加えました。
なお、今日大阪府が発表した新型コロナウイルス新規感染者は3493人、亡くなられた方6人。堺市の新規感染者は324人(前週日曜の109%)で、亡くなられた方は1人(60代)でした。
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朝、カバンメーカー恒例のファミリーセールへ。毎年お誘いいただく会長ご夫妻にお目にかかることができました。何年も前、高校の先輩でもある堺市職員が同社に転職。そのためか、市役所関係者にもしばしば出会います。今日は、阿坂墓地の課題処理に尽力したOB職員Aさんと再会。議決結果などを伝えてお礼を言いました。コロナ対策のためかセールは昨年よりも開場が早く、10時からフェニーチェ堺で開かれた「市民1000人委員会」の事務局会議に遅れず参加することができました。
さて、昨日も報告した最終本会議の議論。永藤市長が再議を求めたのは、「アスマイル」と称するスマホを活用した府の健康サポート事業に高齢堺市民の参加を促す予算で、公明党の修正案可決によって削除されました。「再議」は議会議決に対する市長の拒否権で、予算議案の再議請求があった場合、再議決するには3分の2の賛成が必要となります。このため、再度の採決で公明修正案が否決される結果になりました。
●本当に有効・必要な予算支出か? 各党から疑問視する指摘が続出
「アスマイル」をめぐっては、自民党や堺創志会の議員からも様々な疑問点が指摘されました。市長の再議請求に対する質疑で自民党の信貴議員が示した資料によると、60歳以上の堺市民(約27万6千人)のうち当該事業に登録している人は僅か「1.75%」です。しかもそのうち、堺市内で催された4つの関連イベントへの参加者は「8.87%」。信貴議員は、この数字から高齢者の利用が飛躍的に拡大すると思えず、有効な予算支出ではないと指摘しました。
予算修正が否決されため、来年度予算の原案に対する再度の審議が必要になりました。その討論に立った私は、壇上で自分のスマホを掲げて発言。2つ折ケイタイへのサービス停止でやむなく切り替えたが、電話やメール以外の利用は、せいぜいラインです。「健康管理のためにスマホを利用する高齢者が、果たしてどれほどいるだろうか」と、自身の恥をさらして語りました。
いずれにせよ、多くの議員が納得できずに修正した予算を、「再議権」まで行使して復活させなければならない緊急性や必要性があるのでしょうか。予算額は738万円余り。そのうち、システム利用料と事業運営費が386万円ですから、もしかしたら事業主の大阪府との関係で参加約束ができていて、強権発動してでも義理を立てる必要があったのかと勘ぐりたくなります。
●民主主義政治の基本を説く、ハンス・ケルゼン
そこで、改めて紹介したのがハンス・ケルゼンの言葉。「対立する集団の利害を調整して妥協させることができなければ、民主制は存立しえない。このような妥協のない民主制は、その反対のものに、つまり、独裁制に転化する恐れがある」。
これほど、議会各会派から疑問視の声が出ているなら、そのことに対する丁寧な説明と調整を行った上で再検討する余裕を市長は持つべきです。来年に市長選を控え、やっぱり焦りの色を隠せないのでしょうか。
ともあれ、再度の予算修正も可能ですが、さらに再議請求があれば審議は無限ループを描きます。このため、公明、自民、創志会はいったん予算案を認め、執行への要望決議を提出して可決。ただ、私は筋を貫いて予算案に反対しました。
なお、最終本会議の討論では、維新提案の「議員報酬減額」議案、「お出かけ応援制度」、阿坂墓地関連議案についても言及しており、報告は明日の日記に続きます。
また、今日大阪府が発表した新型コロナウイルス新規感染者は3645人で、亡くなられた方15人。堺市の新規感染者は262人(前週土曜の93%)で、亡くなられた方は2人(80代1人、90代1人)でした。
▼花をつけた葉ボタン(画像クリック→拡大)
「議員活動報告」bX4を校了しました。印刷物は来週に納品され、30日から駅前報告を始める予定です。
ところで、昨日の本会議での討論でハンス・ケルゼンの言葉を使って論陣を張ったのは、2つの議題です。
●維新の会提案の「議員定数削減」に絶対反対する!
1つは、大阪維新の会から提出された議員定数を7人減らす条例改正案。維新の会は、その提案理由を「@本市の財政状態、A身を切る改革をせよという市民の声、B議会費削減」だと説明しました。
しかし、議会構成の根幹となる定数を議論するのに堺市議会の憲法ともいえる「議会基本条例」をまったく顧みていません。同条例の前文は、地方自治体が二元代表制によって立つことを示した上、「市議会と市長とは、互いに健全な緊張関係を保ちながらも、独立対等な立場で、多くの市民の多様な意見を市政に反映し、これを運営する責務を負っている」とうたっています。議員の数を減らすことは、選挙によって少数意見の代弁者を切り捨てるもので「多数の意見の反映」と相反します。
●民主主義の基本は、多数が選んだ権力をチェックする仕組み
実際、大阪府議会が定数を減らした結果、「定数1」の選挙区が増えました。これらの選挙区では、最高得票者以外の候補者に投じられた有権者の意見が議会に反映されることが阻害されています。そのほうが、府政の実権を握る維新の会には都合がよいことも歴然としています。
しかし、民主主義の基本は多数決にあるのではありません。多数の判断が正しいという保証はどこにもないからです。従って民主主義は、多数が選んだ者に権力を与える一方、「多数は間違いを犯す可能性がある」との前提に立って、多数が選んだ権力をチェックする様々な仕組みが必要だと言われています。
選挙で選ばれて権力を得て、歴史的に過ちを指摘される最たる人物はアドルフ・ヒトラーです。また、今、国際世論に刃向かってウクライナへの軍事侵攻を行い、ウクライナの人々への冷酷かつ残虐な迫害を続けているプーチン氏もまた、選挙で選ばれたロシア大統領です。ロシアにおいて、プーチン氏を抑制する力が言論統制などで押さえ込まれていることが、今回の悲劇を終息への道から遠ざけていることも明らかでしょう。
以上のような論述に続けて、昨日紹介したハンス・ケルゼンの著書『デモクラシー論』の一節を読みました。そして、「議員定数を削減する議案第1号には、絶対に賛成できない。ぜひとも否決すべき議案だと申し添える。併せて、ケルゼンの言う『対立する集団の利害を調整して妥協させることができなければ、民主制は存立しえない』との言葉を、永藤市長もぜひ噛みしめていただきたいと付言する」と、私は主張しました。
なお、再度ケルゼンを引用することになったもう一つの議題は、永藤市長の再議請求に基づく予算案ですが、その他の討論内容と併せて明日の日記でご報告します。
さて、今日は午前中に議会力向上会議。5月議会での大綱質疑の方法などを協議しました。
また、今日発表された大阪府の新型コロナ新規感染者は3783人、亡くなられた方は32人。堺市の新規感染者は280人(前週金曜の86%)、亡くなられた方は4人(70代〜90代)でした。
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プーチン・ロシアによる不条理なウクライナ侵攻が始まって、1か月を経過しました。昨日、ゼレンスキー大統領の国会演説の放送をライブでみる余裕はなかったのですが、「ウクライナ大統領府発表の文書に基づく」として、NHKが「NEWS WEB」に掲載している全文を読み、大きな感動を覚えました。
※NHK https://www3.nhk.or.jp/news/html/20220324/k10013548461000.html
また、ロシア軍と果敢に戦い、他方、非人間的な迫害に耐えているウクライナの人々への連帯を示そうと、今日の本会議にはブルーとイエローを基調とする服装で臨みました。
そして、演壇に登って紹介したのは、ウクライナ出身の父を持つ公法学者で国際法学者のハンス・ケルゼンが、その著『デモクラシー論』に記す一節です。
「議会制民主主義の国家は、その本質上、複数の党派の存在に基礎を置く国家であり、政党を構成するさまざまな利益集団の自由な活動を通じて、共同の意志が形成される。だからこそ、対立する集団の利害を調整して妥協させることができなければ、民主制は存立しえない。このような妥協のない民主制は、その反対のものに、つまり、独裁制に転化する恐れがある」
最終本会議は普段なら午前中に終わるのですが、予定の日程終了後に永藤市長が予算修正に対する「再議」を請求。議会運営委員会や本会議再開後の質疑、討論、採決を経て、閉会となったのは午後5時前でした。
このため、私は期せずして2度にわった登壇することになり、そのいずれでもハンス・ケルゼンを語りました。なお、なぜケルゼンのこの一節を引用して論述し、どのような論陣を張ったのかは、明日の日記で報告させていただくことにします。
本会議終了後、急いで中百舌鳥駅前に駆けつけ、市民有志の呼びかけで実施されていた「ウクライナ反戦スタンディング」に参加しました。
また、今日大阪府が発表した新型コロナ新規感染者は4490人、亡くなられた方は26人。堺市の新規感染者は393人(前週木曜の101%)、亡くなられた方は1人(40代)でした。
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午前中、中区にある菰池公園を視察。同公園を管理する農業土木課長と共に、長年ここで清掃ボランティアをしておられるMさんのお話を聞きました。午後は、ひたすら明日の最終本会議での討論準備です。
今日、大阪府が発表した新型コロナ新規感染者は4790人、亡くなられた方は29人。堺市の新規感染者は316人(前週水曜の66%)で、亡くなられた方は2人(いずれも80代)でした。
10時から、最終本会議(24日)の議事運営を協議する議会運営委員会に出席。常任委員会付託案件について、「討論」を通告しました。
意見表明する対象議案は、@阿坂墓地に関する2議案(市有地の無償譲渡/不法占有に対する請求権の放棄)、Aお出かけ応援制度の適用年齢引き上げに関して永藤市長が再提出した議案、B大阪維新の会が提出した議員定数の削減議案、C同じく議員報酬の減額議案。@Cについては賛成する立場から、ABについては反対する立場から論述するつもりです。
なお、維新の会、公明党、自民党からも討論の通告あって、私の発言は最後になります。
さて、今日の大阪府の新型コロナウイルス新規感染者は998人で、亡くなられた方8人。堺市の新規感染者は111人、亡くなられた方は3人でした。