午前中は所用があったため、新金岡小学校の運動会は午後から見学しました。梅雨前の真夏日到来で、児童たちの席には、急遽テントを用意したそうです。子どもたちは元気いっぱいの演技を見せてくれました。
●市役所で避難者支援研修会
なお今日は、堺市役所で「東日本大震災市内避難者支援事業研修会」が催されました。NPO法人「ビーンズふくしま」理事の中鉢博之さんが基調講演。4グループに分かれてのワークショップでは、「就労・生活」と「教育・子育て」をテーマに意見交換。支援ボランティアらに混じり、私を含めて市議4人が参加しました。被災地等支援基金を活用した事業で、所管する危機管理室はもちろん、健康部の職員も出席。休日にもかかわらずご苦労様でした。
今年の金岡北中学校の体育大会は、5月実施。ちょっと好天気過ぎるほどの日差しのなか、開会式から、元気いっぱいの徒競走やチャレンジ走、団体競技などを見せてもらいました。
午後から登庁して、健康部や市教委総務部などと協議。大綱質疑や今年も所属することになった健康福祉委員会での発言に備えて、資料収集も始めました。
午前中に登庁。ただし、10時からの議会運営委員会はすでに終わっていました。今日の議運では、ニュージーランドのウェリントン市から、姉妹都市提携20周年記念行事への招待があったとかで、議員の派遣について検討提案があったそうです。議会を代表して議長が赴くことぐらいならともかく、何人もの議員が大挙して「公費」で行く必要はあるでしょうか? それに来春は選挙。いつぞやの「海外視察」のように、引退予定議員が参加者名簿に名前を連ねる…なんて事態はやめにすべきです。
午後、独立行政法人市立堺病院などに依頼していた調査の報告がありました。新病院建設をめぐって、さまざまな情報が寄せられています。
本会議での討論は、水防議会議員などの選挙が終わってからになりました。議会役員の割り振り調整のベースになる、各会派の役職按分表を拡大したパネルを掲げて演壇へ。今回改選となる各種議会議員などの按分数を合計すれば、田中・長谷川分は「0.94」となり、非改選の倫理調査会委員の按分「0.11」を加えれば「1」を超えるという議運での主張を示しました。
今日行われた選挙結果をみれば、公明、維新、ソレイユ、自民の4会派だけでなく共産党までもが野合して、自会派の役職確保のために、私たちの言い分を顧みることがなかったことが歴然としました。「足かけ35年にわたる議員活動で、かつて例をみない暴挙だ」と批判。「一寸の虫にも五分の魂。満身に怒りを込めて抗議する」と討論を結びました。
なお、選挙では私と田中丈悦議員が話し合い、泉州水防事務組合議会議員は長谷川2票(最低当選者3票)、関西広域連合議会議員は田中2票とし、大阪府都市競艇組合議会議員には白票を投じました。なお、共産党議員団は、水防議会議員では自党議員に投票したものの、関西広域連合は公明党または自民党の議員に、都市競艇については維新の会の議員に投票したことが明らかです。
21日の議長辞職から始まった議会人事に関する手続きは、明日の本会議での諸役員選出で終わります。本来なら、今日で合意が成立し、本会議はその確認をすることで終わるはずでした。しかし、公明、維新、ソレイユ、自民、共産の各会派が合意した内容は、9議席ある泉州水防事務組合の議員を、これらの会派で独占するというものでした。しかも、そのことが田中議員と私に知らされたのは、今日の昼前のこと。とても容認できません。
このため、私たちは、常任委員会と特別委員会の割り振りには同意するが、それ以外の役職である監査委員、農業委員会委員、水防事務組合議員、都市競艇組合議員、関西広域連合議会委員、後期高齢者医療広域連合議会議員、広域水道企業団議会議員については5会派とは異なる立場をとることを表明しました。
明日の本会議では、まず監査委員の選任について市長から提案があるので、その質疑・討論を通じて私たちの立場を明らかにしようと思っています。なお、水防、競艇、関西広域連合の各議会議員は、選挙によって選出されることになっています。
●政治倫理条例をめぐり、最高裁が合憲判決
さて今日は、政治倫理条例の憲法違反が問われた事件で、最高裁判所が、広島高裁の違憲判決を覆し、「議員の公正さや議会の信頼を保つための正当な規制で、合憲だ」との判決を下しました。争われていたのは広島県府中市の条例で、議員の2親等以内の親族が経営する企業が自治体の発注工事を受注するのを制約する規定についてです。同様の規定は堺市の政治倫理条例にはありませんが、全国各地に波及した条例にはいくつも盛り込まれています。広島高裁の判決が条例の進展にブレーキをかけかねない状況をつくっていましたが、今日の最高裁判決で一変しました。また、全国で最初に制定された堺市条例も見直しが必要な時期にきていると言えます。なお、最高裁判決については夕刊各紙も大きく報じています。
今日は、午後1時から議会運営委員会。正副議長の選出後は、その所属会派が調整にあたり、その他の議会ポストを割り振る慣例になっています。しかし、1時まだに調整は実らず、議運は明日10時からの再開となりました。役職獲得に目の色が変わり、この時期は異常に元気な議員の皆さんを相手に、調整担当者は大汗をかいていることでしょう。ご苦労様です。
ほとんど調整結果を待っているだけの私には、比較的ゆったりとした時間があるので、各方面からいただいているご相談ごとに関する調査に当たりました。折衝したのは、環境事業部、南区役所、市立堺病院、障害福祉部、行政部、財政部など。併せて、6月9日〜11日の大綱質疑の課題も探っています。5月議会は、28日までが議会諸役員の選考期間。6月2日の本会議に議案が提案され、それ以後、通常の議会スケジュールとなります。
午前中に、昨日まとめた遍路日記を見直ししました。まだ手をいれなければいけない部分があるようですが、とりあえずアップロードしました。改めて考えると、今回がこれまででいちばん長い旅でした。「まとめ」のページも作成しましたのでご覧ください。
午後からは、しばらくほったらかしだった事務所まわりの鉢植えの整理。出発前に種を植えたフウセンカズラが芽を出し始めています。花は控えめだったグミが真っ赤な実を実らせているので、表に飾りました。
ほぼ一日、事務所のパソコンで「遍路日記」を作成。何とか作り終えました。いまいちど確認の上、できれば明日アップロードします。
本会議での議長選挙の結果(敬称略)は、大毛十一郎(ソレイユ)33票、西村昭三(自民)9票、城勝行(共産)8票、長谷川俊英2票。また副議長選挙は、水ノ上成彰(維新)33票、野里文盛(自民)9票、栗駒栄一(共産)7票、田中丈悦2票、森頼信(共産)1票でした。
維新・公明・ソレイユが連合を組んで、正副議長を獲得。自民が「4会派連合」から外れました。私と田中議員は話し合って選挙に対応。共産党は、何故か副議長選挙で票が割れました。ちなみに、投票結果発表の際、誰かが「俺じゃないよ!」と叫んでいました。
▼早くも花を咲かせたアジサイは、昨年、妻の実家から持ち帰ったものです。
今日の議会人事をめぐる協議は、“公式”(?)には午後からです。午前中、市立堺病院を訪ねて調査。私の提言で実現することになった福島県児童の甲状腺検査が、6月3日から同病院でも行われることになりました。堺市に避難中の3人(7歳、5歳、3歳)のお子さんから、受診予約が入っているそうです。
さて、議会役員の選考をめぐる協議は、結局まとまりませんでした。午後遅くなって、議会運営委員会で委員長選挙を実施。副委員長は話し合いで決まったものの、明日の本会議では正副議長の選挙が行われることになりました。これまで、共産党を除く大きな会派で“円満に”分け合ってきたポスト配分が崩れた訳ですが、それはそれで少しばかり透明度が増したことになります。今後、議長、副議長を立候補制にし、投票前に候補者の所信表明を行うなどの議会改革も検討を迫られそうです。