大綱質疑の初日。維新、公明、ソレイユ、自民、共産の各会派代表のトップバッターが一巡しました。ソレイユ堺の木畑匡議員は堺市立図書館の利用者アンケートで、5段階評価の「3.84」を得たことを評価。「図書費と司書を増やせばもっと充実する」と主張しました。また、自民党の野村友昭議員は、財政、産業振興、学術拠点整備などを取り上げ、同党議員には珍しく論理的な議論を展開。2人とも聴き応のある大綱質疑でした。
さて、明日は私の出番で、朝10時の開会直後に登壇します。メインテーマは、北部地域整備事務所の煙突解体で露出したアスベスト問題。解体がれきの保育園への落下、大気汚染防止法にも抵触する工事手法などを質します。インターネット中継でもご覧いただけます。
※堺市議会インターネット中継 http://www.kensakusystem.jp/sakai-vod/
午後から登庁して、大綱質疑の準備。また、本館6階の会議室で催された「地域がんサロン」を覗いてみました。がん患者の参加は私を含めて3人。もう少し多いと思っていたので、予想が外れました。しかし、保健センターの保健師ら3人も参加して、人数が少ない分、それぞれの声が濃密だったような気がします。
会場にはがんに関する本が展示されていましたが、これは堺市立健康福祉プラザに設置されている「がんと健康情報コーナー」(まちライブラリープラザ『ひといき』のもの。同コーナーは、がん関連図書400冊やがん関連病院のパンフレットなどを備え、図書は、公共図書館が定期的に入れ替えているそうです。
午前中に登庁して、市教委施設課でアスベスト関係の資料確認。建築部建築課では北部地域整備事務所のアスベスト露出事件の経過などを聞き、大綱質疑の質問事項を伝えました。事務所に戻ってから、行政部の総務課、法制文書課、危機管理室などに電話で調査。また、老健施設に入所中の方からの要請で施設を訪ね、ご相談に応じました。
ところで、1日の大綱質疑で取り上げるアスベスト問題を、私が最初に議論したのは、1987年の9月議会です。その折、学校施設でのアスベスト使用調査の結果を大隈鉄則教育次長(当時)が答弁しています。大隈さんは議会事務局長もされた方で、30年近く前の議事録を読んで懐かしくなり、お名前をネット検索してみました。ヒットしたのが関学大卓球部公式ホームページ。1955年全日本学生選手権のダブルスで優勝し、選手権を獲得されたようです。「栄光のチャンピオン」として写真(左の人物)も掲載されていました。久しぶりにご当人に電話したら、「今も破られていない記録を持っている」と、とてもお元気そうでした。
昨夜は熱帯夜が回避され、エアコンを使わずにぐっすり眠ることができました。お陰で朝早く目覚め、久方ぶりに大泉緑地へ。黎明の緑地内に虫の音が響き、やっと秋が近づいていることを感じることができました。子どもたちの夏休みも、あと僅かです。
●新金岡図書館で「学校図書館」の学習会
さて、そんな子どもたちの学校生活を豊にする学校図書館の充実を求めて運動する人たちがいます。今日午後、「学びをひろげる学校図書館の会・堺」が主催する学習会が新金岡図書館で開催されたので参加しました。講師は、神戸市教委の社会教育部生涯学習課の阪本和子さん。神戸市は今、各校に1人の学校図書館司書を配置をする計画を進めています。阪本さんは神戸市立図書館から現課に移動し、子供読書担当係長としてその施策の推進役を務める人。とても参考になるお話を聞くことができました。
昨日に続いて、大綱質疑のパワーポイントづくり。必要なコマはほぼ揃えました。後は、発言の持ち時間(40分)に合わせて削除や再編集、それにアニメーションの設定です。
大綱質疑のテーマは、「@本市の建築行政及ぶ環境対策について、A議案第108号について」とすることを通告しました。
@では、この間ご相談を受けている大泉小学校の解体工事や、北部地域整備事務所の外壁改修工事などを素材にして、建築行政、アスベスト対策などを質すつもりです。
また、Aは泉州水防事務組合の解散に関する議案で、私が4年前に提起したことがやっと実現に至りました。これまでの取り組みなどを議論します。
今日は、質問のためのパワーポイントスライド作りに取り組みはじめました。
●イタリア滞在中の知人・井口勝文さんのfacebook
もしかしたら、イタリア中部の地震で被災されたのでは?と心配していた知人にお見舞いのメールを送り、昨日は滞在先に電話をかけたら繋がりました。「被害の大きかった地域とは100キロほど離れていて、揺れは感じたが被害はない」とのこと。それでも、被災地の状況は大変なようで、メールの返信には「地震でかなり騒然としています。facebookでこちらの新聞を紹介しました。覗いて頂くと嬉しいです」と書き添えてありました。
※井口さんのfacebook https://www.facebook.com/yoshifumi.inokuchi
午前中の議会運営委員会で、31日から3日間行われる大綱質疑の議事運営を協議しました。私の発言は、9月1日(木)のトップで午前10時〜。テーマは、明日に通告します。
●政務活動費インターネット公開決定/ただし、「昨年度分から公開」の長谷川提案は否決
以前から主張してきた政務活動費の収支報告書や領収書をインターネット公開することがやっと決まりました。私は、大阪府、大阪市、神戸市の各議会の実施に合わせて2015年度分から公開することを主張したのですが、維新、公明、自民、ソレイユ堺の各会派が多数決で「2016年4月以後分」と決定。これらの会派議員にとっては、すでに市政情報室で公開している書類でさえ、市民がインターネットで閲覧したりコピーすると後ろめたいことがあるのでしょうか。とりわけ、維新はすでに会派ホームページで公開を始めているのに不思議な対応です。
●議会フロアの「喫煙所」廃止をめぐる議論も
なお、議運では、議会フロアにある「喫煙所」を廃止する提案もありました。ここ数年、私がずっと主張していることなので、大賛成。しかし、維新会派の突然の提案が解せません。昨年度は維新の議長でしたから、本気でやるならその折に議長のリーダーシップで全会派の意向をまとめる努力をすべきでした。しかも、維新議員の中にもスモーカーは何人もいて、ずっと「喫煙所」を利用してきたことも理解しかねます。提案理由で「市民から特権的との批判もある」と述べましたが、ならば、率先してすぐに利用をやめればよかったのです。
午前中に登庁するとすぐ、環境共生課の職員が訪ねてきました。昨日のアクション日記を読んで、大泉学園のカラス被害が気になったそうです。鳥獣捕獲関係の業務も所管する担当職員の素早い動きに感服。市教委施設課や学校と連携して対処してくれることを求めました。
午後から本会議。昨年度の決算も審査する8月定例会が始まりました。会議終了後、建設部から、解体工事や北部地域整備事務所のアスベスト問題などについて説明を受けました。
朝、大泉小学校の解体工事が始まった現場を再確認。大型重機5台が入る大工事で、今朝は3台が稼働。すでに建物の大半が破砕されているので音は比較的小さく、また散水によってほこりも抑えられていました。ただ、相談者の方が記録された動画によると、高所破砕時には相当の音量やほこりの飛散が窺え、当時の状況の検証が必要です。
その足で大泉学園に赴いて、業者との折衝状況などを確認。ついでに、最近「カラス被害」に困っているという屋上プールも視察しました。
午後は、事務所で仕事。美原区役所からの調査報告を受け、また、旧知の元大阪市議が来訪されたので久しぶりに懇談しました。
「大泉小学校の解体工事の騒音とほこりがひどい。市や業者の説明に納得できない」との相談が一昨日事務所にあり、新幹線の東京駅着時に連絡を受けました。昨朝、現場で通報者と面談。今朝から担当部局の説明を受け、午後は解体工事の現場状況を確認しました。市の対応にいくつかの問題があることを指摘して、改善と回答を求めています。
さて、今日は午前中の議運で8月24日初日本会議の議事運営を協議。また、午後からの議会力向上会議では、議会報告会(10月30日開催)、委員間討議、本会議での質疑方法、意見書の取扱い、政務活動費、議会基本条例の検証などについて意見交換。政務活動費領収証などのインターネット公開については、全会派が実施することで合意しました。ただ、「少なくとも今年提出した昨年度分から公開しよう」という私の主張に一部委員が難色を示し、いつの分から公開するかは引き続いて協議することになりました。検査委員からも指摘されている「説明責任」を自覚したいものです。