午前中、8年前(2011年)に粒子線治療を受けた前立腺がんの経過診察を受けました。治療以後、PSA検査の数値はずっと「0.00未満」で、一度も高くなったことがありません。このところいつも、「がんは完治状態」との診断。お陰様で、早期発見と適切治療が功を奏したようです。あらためて、がん検診の必要性が実感できます。
アジサイの植え替えを始めました。昨年は選挙準備のためにほったらかしにしていたので、やはり花着きが悪かったようです。来夏、よみがえってくれますように。
健康福祉委員会での市長への質問で続いて取り上げたのは、受動喫煙防止とがん対策。大阪府受動喫煙防止条例の施行を控え、市役所敷地内にある喫煙所は撤去を迫られます。近くのコンビニが外部に置いている灰皿などの利用が増えるかもしれません。しかし、最近はコンビニ灰皿による近隣住民などの受動喫煙が問題になり、大分県では撤去の動きがあることが報告されています。
市当局の対応を質した後、吉村知事が「府内飲食店での受動喫煙ゼロをめざす」と表明していることにちなみ、堺市長としての思いを問いました。永藤市長は「知事の踏み込んだ決意に則って、堺市でも進めたい」と答弁。今後、具体の施策を見守りたいと思います。
次に、がん患者に対する自治体の支援策について議論。「がん政策全国一の堺市を目指してほしい」と市長に要請しました。
最後に、これまで議論を重ねている阿坂墓地への対応状況について質問。市当局は関係部局で協議を重ね、墓地管理委員会とも折衝しているようです。市長の見解を質したところ、「市有地の不法占拠は望ましくない。ただ、歴史的経緯もあり、法的見地からの解決策の検討も必要だ。できるだけ早く解決したい。必要があれば自分自身も解決に向けて行動する」と答弁。「早期解決は必要だが、地元住民との丹念な話し合いの上で解決ほしい」と注文しました。
●市長質問後に、「動物遺体処理の民間業者への規制」「児童虐待」の質問を追加
市長への質問が終わった時点で、私の発言時間はまだ7分余り残っていました。
そこで、動物遺体の処理・火葬等の事業を行っている民間業者への規制などの対応状況と児童虐待について議論することにし、順番が回ってくるまでの間に急遽パワーポイントスライドも作成しました。
業者規制については市当局は「条例制定」の方向などを示していたのですが、あまり進展していないようで担当職員の答弁はトンチンカン。ただし、深く追及するのは避けました。
また、児童虐待については、厚労省の調査で大阪府が最多件数となっている事情などについて質問。子ども青少年局、健康福祉局を挙げて対応すべき課題ではないかと提案しました。
●ペット遺体の処理…ゴミと一緒から、動物専用炉を持つ業者への委託火葬に
健康福祉委員会の市長への質問。2017年の12月議会以来、議論を続けているペット動物の遺体処理について、市長は今日、「飼い主の心情に配慮すると現在の対応は十分でない。専門炉を有する民間事業者に委託し、(受益者の)費用も適正なものとしたい」と答えました。
この問題は、9月10日の決算委員会第2分科会で、堺区選出の渕上猛志議員が政令各市の実情を調査の上、説得的な質疑を展開していました。その折の市当局の答弁は、「他市事例を参考にし、(中略)関係部局間の議論継続し、検討を進める」と素っ気ないものでした。それが変化した理由を尋ねたら、「9月20日に市長説明の機会を得、永藤市長が決断した」とのこと。
しかし、振り返ると昨年12月の健康福祉委員会でも担当参事が「委託等で処理をすることも含め、できるだけ早期に本市としての方向性を決定したい」と答えていますから、この段階で担当者の結論は出ていたはずです。
担当職員は、「前市長からは色んな方法を考えるよう指示されていたが、その後に色々なことがあって新市長になった」と弁明。つまり、竹山前市長に関する不祥事の発生が、結論を遅らせたと言えるのかもしれません。
ともあれ、永藤市長の決断は大歓迎。ただ、市長は「適正な費用負担」を口にしました。「依頼する市民にとって過分な負担とならないよう配慮してほしい」と要請しました。
●残骨灰の有価物取り出し換金に、永藤市長は消極的
火葬場の残骨灰から有価物を取り出して収益化している自治体が増えていることを踏まえ、昨年12月議会の健康福祉委員会で堺市の対応を質しました。
堺市の場合、処理は民間事業者に委ねながら有価物の還元は求めていません。しかし、業者の適正処理に関する確認が十分でないことを指摘し、契約書の改善などを求めました。今日の答弁によると、この点では一定の改善が図られたようです。
他方、残骨灰の収益化については、新たに大阪市、熊本市などを加えて政令市の半分10市が収益化に舵を切っているのですが、永藤市長は「遺骨の延長である残骨灰に対する遺族の心情を考えれば、売却は難しい」と答弁しました。
最近、松井大阪市長が原発汚染水の大阪湾への放流などを唱えており、もしかしたら永藤市長も“大胆な決意”をするかもしれないと推測していました。しかし、意外にも慎重です。
「むしろ、一安心した」と市長に伝えました。そして、今後とも市民感情に充分配慮しながら、説得力ある理論構築をし、方向を模索してほしいと要請しました。
この議論の後、受動喫煙とがん対策、阿坂墓地への取り組み状況、さらに市長質問後に児童虐待などについて質しましたが、それらは明日の日記で報告させていただきます。
お昼過ぎに登庁して、明日の健康福祉委員会での議論について、関係当局と協議。テーマは、「@動物愛護とペット遺体の処理」「A墓地及び火葬」「B受動喫煙とがん対策」を通告しています。市長への質問の2人目ですから、10時15分〜30分ぐらいから質疑が始まるのではないかと推察しています。ただし、市長との議論時間は答弁と合わせて40分に制限されるので、進行状況によって一部のテーマは午後の議論になるかもしれません。
なお、今日は堺市民芸術ホール「フェニーチェ堺」の開所式。記念公演の歌舞伎舞踊「寿三番叟」は、さすがにすごい迫力で満員の観客を魅入らせました。また、能楽「羽衣」も映像との競演という趣向がこらされており、まさに幽玄の世界に引き込まれる感じでした。
一昨年5月、北区北長尾町で火事があって、2戸続きの1棟が全焼しました。1戸分の火災跡は撤去されたものの、もう1戸は放置されたままです。
今年7月にご近所の方からも連絡があって、堺市の建築防災課に適切な対処を求めました。
ところが、最近になって焼損建物が道路側に傾き始め、通行人への危害が及ぶ可能性が出てきたので、今日午後、消防局が安全確保のための緊急措置を講じました。建築安全課はこれまで所有者に働きかけを繰り返しているとのこと。しかし、撤去等の実行が進む気配はありません。
堺市ではこれまでに前例がはないのだそうですが、「行政代執行」に向けての準備が必要ではないかと提案しました。
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午後1時から百条委員会の委員協議。2時から百条委員会が開催されました。竹山前市長と、後援組織の会計責任者だった竹山氏の妻から、双方を代理する弁護士名で、百条委が提出を求めた諸資料が大阪地検に押収されているために提出できないとの回答が届きました。
また、選挙運動資金の出納責任者の阪本氏は、「証人出頭は竹山氏に従う」との文書回答。「竹山氏が出頭しなければ、自分も出頭しない」との意向のようです。さらに、提出を求めた会計関係の資料についても、「手元にないから提出できない」とのこと。
●検察捜査の行方は?
上記のような報告を議会事務局から受けて、百条委としての対応を協議。私は、「検察の捜査が始まった以上、その結果を見守るしかないのではないか」と問題提起しました。ただ、すでに前回の百条委で決定した竹山前市長の証人尋問(11月5日10時半〜)は予定どおり行うことを決定。阪本氏に対する証人尋問も、11月8日10時半〜行うことを決めました。もっとも、現状から推し測って、両証人とも出頭しないのではないかと思われます。
府立清水谷高校12回生(1960年卒業)の同窓会が、大阪駅前のホテルグランヴィアで開催されました。
2001年、同級生が60歳になったのを機に始まり、その後は隔年開催。今年は10回目になります。当然のことながらみんなが等しく年を重ね、本人や家族が体調を壊して出席できなくなる人が増えています。また、前回の開催時以後に鬼籍に入った仲間も、判明しているだけで6人。開会冒頭に出席者全員で黙祷しました。
年々の高齢化に伴って、開催準備などの負担もどんどん重くなっているようです。そこで、アンケートの結果などを踏まえ、この同窓会は次回(2021年)の開催で幕を閉じることを決定。最後の幹事を務めさせてもらうことになりました。
坂田先生のご葬儀には、お別れを惜しむたくさんの方々が参列。やはり剣道関係者が多く、京都府警や大阪府警で活躍している若い教え子の姿もありました。
剣道教士八段・坂田良一先生が逝去され、お通夜にお参りしました。昨日、金岡北中学校の体育大会を見学中、クラブ行進にたった1人で歩く剣道部生徒に声援を送っていたまさにそのとき、携帯電話に訃報が入りました。クラブ行進を見届けてから、美原区の坂田邸を弔問。
ご葬儀は、明日12時30分から、ライフガーデンさかいホールです。弔辞を読ませていただくことになりました。
なお、下の写真は、昨年5月の堺市種目別優勝大会・剣道の部で審判長を務められた折のものです。
ところで、今日は朝9時から大泉学園の体育大会と、12時30分から金岡二葉幼稚園の運動会をはしご。
17時からは、堺商工会議所で催された「在堺チェコ共和国名誉領事館」の開所式に出席しました。
レセプションの際には、名誉領事の葛村和正さん(商工会議所会頭)、チェコ大使のマルチン・トムチョさん、日本政府代表特命全権大使(関西担当)の山本条太さんなどと懇談。堺市がその作品の多くを所蔵・展示するアルフォンス・ミュシャの故国チェコと、堺市の交流の強まりに一役買えたでしょうか?.
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