発熱後、1週間。熱は3日目朝に下がりましたが、なんとなくだるさが残っていた身体全体が昨夜の睡眠でスッキリ回復しました。外出意欲も湧き、エル・おおさかへ。「ハマのドン」上映会は大盛況でした。
さて、今年初めて花を楽しませてくれたネムノキも、どうやら最後となる一輪を咲かせています。昨夜の咲き始めの姿もご紹介します。
▼画像クリック→拡大
今朝の新聞各紙は、昨日、大阪カジノの開設に向けての大阪府と事業者との契約が締結されたニュースを大きく報じています。21万を超える有権者が求めた住民投票を受け入れず、ギャンブル依存症への不安や底知れない公費投入への批判を置き去りにして進められるカジノ頼みの「統合リゾート(IR)計画」が、『実現』への道を歩み始めます。
大阪府・市を担う「維新政権」の選挙公約に基づくこの選択は、果たして大阪を豊かにするでしょうか。同じく公約した関西万博の実現さえ危ぶまれる折、失敗したときの責任を他者に押しつけそうにさえ思えます。
同様の道を歩もうとした横浜市で、「主権は『官邸』にあらず、主権在民」だと主張。カジノ阻止に向けて立ち上がった「ハマのドン」を描く映画が、明日、大阪で上映されます。「港の親分・保守の重鎮」として知られる藤木幸夫さん(91歳)の闘い。監督はテレビ朝日「報道ステーション」プロデューサーだった松原文枝。リリー・フランキーがナレーションを務めています。
なお、当日精算のチケット(前売り扱い)を、長谷川事務所でも預かっています。
▼画像クリック→拡大
10時開会の最終本会議をインターネット中継で「傍聴」。このような形で本会議の様子を確認するのは2度目です。前回は2011年8月26日、前立腺ガン治療のために入院中の病室からでした。本当は8月定例会開会前に退院する予定だったのですが、粒子線治療を受けるための機材の完成が遅れ、入院予定日が3日延びたことにより、初日本会議までに退院することができなくなりました。ただ、4日後に退院し、大綱質疑本会議には出席。9月5日には、演壇に立って大綱質疑を行っています。
コロナ対応として、堺市議会でも委員会へのオンライン出席ができるように委員会条例を改正しました。また、本会議へのオンライン出席の制度も検討課題となっています。しかし、総務省の見解では、議案への質疑、討論、採決へのオンライン参加は不可で、今日のような最終本会議にオンライン出席することはできない模様です。
ちなみに、今日の本会議に欠席通知を提出した議員は私のほかに2人おり、うち1人は私と同日に発症したと聞いている議員です。また、2日ほど発症が早かった永藤市長は、普段していないマスク着用で演壇に立っていました。
▼画像クリック→拡大
コロナ感染については、あちこちからお見舞いのメッセージをいただき、恐縮です。その一通に、「周囲でも確実に流行している実感があります。型が変わると何度でも発症しますね」と書かれていました。「一度罹患したから、免疫ができて大丈夫」とは決して言えない感染症になったようです。ご注意下さい。
ともあれ、小生の症状は日々回復しており、いまのところの実感としては「風邪よりも、治りが早そう」との印象です。ただ、推奨療養期間は発症日の翌日から5日間とされているので、明日の本会議は「欠席」を通告しました。諸議案の採決が行われる大事な最終本会議なので残念ですが、やむを得ません。
なお、発熱した23日から「議員活動報告」100の編集作業を始めました。外出できない分、仕事がはかどり、印刷所からはほぼ最終に近い校正稿が届いています。印刷所が組んでいる工程どおりに作業を進め、10月6日ごろには皆様にお届けできる予定です。
▼画像クリック→拡大
今朝から平熱に戻り、どうやら回復に向かっているようです。ただ、発症後5日間は「推奨療養期間」になるので、今日の議運と28日の最終本会議はやむなく欠席です。
アクション日記ご愛読者から届いたお見舞いメールに、ご当人の感染時、ご夫君が持ち帰った釣果(どでかいカンパチや鯛数匹)を39℃の発熱をおして捌くはめになったこと、また、新鮮な魚を食して元気になったことなどが記されていました。「食べることが一番の薬」とのご忠告に従い、昼食は刺身に。近くのスーパーでの購入品ですが、とても美味しくいただきました。
一昨日から発咳と身体のだるさを覚え、前夜の涼しさによる風邪だと思っていました。症状が続き、昨夜の検温では38.1℃となったので、今朝、かかりつけクリニックの発熱外来を受診。「コロナ陽性」が判明しました。医師の話では、「最近は重症化するケースが少なく、今の症状だったら大丈夫でしょう」とのこと。
議会関係者に連絡をとると、同じく22日の健康福祉委員会に出席していた別の議員も「陽性」だそうです。その前日には市長の感染も判明。最近の感染拡大ぶりを実体験しました。
▼画像クリック→拡大
健康福祉委員会では市民の陳情を審査する機会があります。8月議会に提出された陳情のうち2件について質問しました。
一件は、任意接種となったコロナワクチンについて判断するため、「発生している副反応情報をホームページや広報紙に掲載してほしい」との陳情です。市当局の回答は「厚労省のホームページに連携し、参照するよう案内している」と、けんもほろろ。「ほんとうに、それでいいのか」と質問すると、実はすでにホームページを改修していました。不誠実さを追及し、広報紙への掲載も求めました。
もう一件は、ろうあ者福祉協会の会長さんの陳情で、堺市議会で初めての手話による意見陳述がありました。委員会の翌日(9月23日)は「国際手話言語デー」。公用封筒への手話印刷を求めるなど、これまでの議論を振り返りながら質問。冒頭で、にわか勉強の手話を使ってみました。
▼画像クリック→拡大
昨日の健康福祉委員会で、最初に議論したのは、「APD」への行政対応です。
「小3のわが子がAPDかもしれない」。今年6月に保護者からご相談を受けるまで、私は「APD」のことをまるで知りませんでした。関係図書を購入したりネットで調べて、「聴力検査では異常がなく、音や声は聞こえるのに、状況によって音声を言葉として聞き取れない症状」だと理解できました。
「Auditory Processing Disorder」の略語で、大阪公立大学病院の坂本浩一先生(医学部准教授)が著した『マンガでわかるAPD』には、「ほかの人は気にならない程度の雑音や複数の人が同時に話をするときなどに聞き取れないことがよくあります」、「これまでは専門家にもあまり知られていませんでしたが、現在は、この症状を持っている人は人口の割合的にも少なくないことがわかっています」と記されています。海外での研究報告で「学齢期の子どもの約3%に症状がある」とのNHK報道もあったようです。
いずれにせよ、堺市議会ではこれまで議論されたことがありません。市教委や障害福祉部に調査を求め、自分でもさまざまな情報を調べて、9月の健康福祉委員会での質疑に臨みました。
教室等で教師が発信器を首にかけて使用し、児童の補聴器で受信する補聴援助システムが開発されています。
市教委の調査によると、4小学校が学校管理費で発信器を購入していました。保護者の要望に応えたもので、2校はAPD児童のためです。ただ、学校管理費予算にゆとりがなく購入できない場合も考えられます、市教委は、「貸出システムを検討する」と答弁しました。
また、障害程度が軽く手帳交付に至らない難聴児のため、各自治体が補聴器購入費用支給要綱を定めています。しかし、堺市の要綱は「聴力30デシベル以上」と規定しており、聴力検査で異常がないAPD児は対象外です。
調べると、新潟市と岡山市、奈良県などが、要綱に「ただし、医師が装用の必要を認めた場合は対象とする」旨を追記。堺市でも同様措置をとることを求めたところ、「他市の実績や状況を調べ、事業効果を検討する」とのこと。多分に消極的です。学校ではすでに、「合理的配慮から必要」として対応している事実を認識し、教育の機会均等を損なわないよう要綱改定をめざすことを求めました。
▼画像クリック→拡大
市長がコロナ感染で欠席となった健康福祉委員会。「市長への質問」のトップに発言するはずの予定が変わり、私の出番は11時すぎになりました。また、APDをめぐる質問を終えたところで昼食休憩。午後1時の再開後、路上喫煙禁止区域拡大などを議論しました。
さらに、手話言語条例とコロナワクチンに関する陳情についての発言は午後6時40分に始まりました。冒頭、「皆さん、こんにちは」と表現するはずだった手話を、「こんばんは」に変更。私の2度目の発言が終わって委員会が閉会となったのは7時すぎでした。議論の内容は、明日の日記で報告させていただきます。
▼画像クリック→拡大
まる一日、パソコンに向かい、パワーポイントのスライドづくり。明日の健康福祉委員会の準備ですが、発言機会は3回あって、10時からの市長への質問、次に受動喫煙などの一般質問、最後に陳情審査の際、手話言語条例とコロナワクチンの副反応情報について質す予定でした。
ところが、夜になって議会事務局の連絡が入り、「永藤市長のコロナ陽性が判明した」とのこと。このため「市長への質問」は中止です。また、私の発言は一般質問の2人目(おそらく、10時半〜11時近くから)に変更となりました。