clock 2012. 3
2012.3.11
朝は冷え込みましたが、お昼に11℃。午後遅く、弱い一時雨です。

東日本大震災から1年。被災地は冷え、雪にも見舞われているようです。1万9千人の死者や行方不明者という大惨事に原発事故が追い討ちをかけ、今なお32万人の方々が避難生活を強いられるという事態は、あまりにも悲惨というほかありません。1年前の今日、選挙準備のために市内をまわり、訪問先に向かう中層団地の階段で、思わず手すりをつかみました。事務所に戻ると、スタッフやボランティアの誰もが「その時刻にめまいを感じた」と言っていました。数百キロ離れた地にさえ揺らぎをもたらした大災害を、決して忘れることはできません。また、この災害によって、私たちの暮らし方の見直しも迫られているような気がします。
明日は、健康福祉委員会。私の発言は2番目ですが、10時15分くらいに始まるのではないかと予測されます。傍聴にお越しいただける方は、受付時刻(9時45分)に市役所本館12階の委員会室までお運びください。テレビ局の取材もある模様です。

2012.3.10
午後から明るい日差し。気温は10℃でしたが、コートなしで外出しました。

臨海コンビナートの排気ガスによる大気汚染で、堺市が「公害のまち」と呼ばれたころ、臨海企業のひとつ「ゼネラル石油精製」の労働組合が、住民と共に反公害運動を闘いました。その「ゼネ石労組」の執行委員長だった小野木祥之さんが4日に逝去され、今日、千葉県我孫子市でご葬儀がありました。
1月にいただいた寒中見舞いのお便りで、がんと闘っておられることを知り、春には激励に…と思っていたのに、それほど進行していたことを知らず、申し訳ありません。来週早々の健康福祉委員会やその後の予算委員会総括質疑などを控え、葬儀参列は叶いませんでしたが、お悔やみの言葉を送りました。

▼いつも非権力の側に身を置き、時代を切り開こうとした生涯
下の写真は、私が初めて市議選に挑んだ1975年統一地方選の前、リーフレットに掲載する推薦者の写真として、組合事務所前で撮影したものです。その右は、小野木さんが1991年に上梓した「偏芯してますか、ご同輩」(筑摩書房)。「はじめに」に次のような一文があります。
「私事をもうしあげれば、わたくしは二十歳のころから三十年間、労働組合の運動に切れ目なくたずさわってきた。といっても、つねにナマの戦場の空気を吸いながらであって、労働官僚とよばれる高い地位につく僥倖にはいちども恵まれたことがない。だがそのおかげで、つねに労働現場に生起するあれやこれやの些事にもまれながら、そこから日々の仕事に労働者としてどう立ち向かっていくのがいいか、じっくり思案をめぐらせることができた」
退職後、小野木さんは「マレー半島ピースサイクル」運動などにも取り組み、しばしば報告書を送ってくれました。タイからシンガポールに向け、日本軍の進撃跡を自転車で走り、現地の被害者を慰霊しながら日本の戦争責任を追及するという市民運動です。いつも、非権力の側で時代を切り開こうとしたその生涯は、私が追いつけない理想の生き方のように思えます。

●関西がんチーム医療研究会の市民講座
がんとの闘いで生涯を終えた小野木さんを偲びながら、午後、大阪科学技術センターで開かれた市民公開講座「これからのがん診療はこうあってほしい」を聴講しました。

2012.3.9
昨夜からの雨が夜まで続き、気温もどんどん下がって6℃。寒い日でした。

●毎日新聞(2008.8.29)の記事から質疑を開始
昨日、予算委員会の文教分科会で追及した「学校徴収金」の隠された余剰金は、下の毎日新聞記事と関連します。3年半前に市教委が調査したところ、当時の市立4高校での余剰金は合計約800万円でした。流用問題もあったため、市教委は「学校徴収金適正化委員会」を設置して、課題改善の方向を示しました。その報告書(2002.11)には、廃校前の堺商業高校の余剰金は284万円余りであることが記されています。ところが、私が最近入手した内部文書によると、その真偽が疑われました。

●隠されていた余剰金は2160万円(市教委への報告分の8倍)というでらためぶり
そこで、市教委に再調査を求めたところ、やはり2160万円を超える余剰金の存在が隠されていたことが判明。その全額が閉校事業などに充てられ、吉本タレントを招いての行事などに使われていました。はたして適切な支出だったかの疑問もありますが、市教委の調査にうその回答をし、内緒で多額の徴収金残額を使い切った校長の責任が問われます。また、「適正化」をうたいながら、不適切処理に気づかなかった市教委の怠慢ぶりもあきれるばかりです。

●「議員に言った者が許せない」…堺高校定時制課程では、准校長が会議で暴言
廃止となった堺商業や堺工業の定時制課程を引き継ぎ、「堺高校定時制課程」ができました。その責任管理職である准校長が、校内での提案などを無視された教師が某議員(長谷川ではありません)に相談したことをとらえて、「議員に言った者が許せない」と会議で発言したそうです。また、会議の様子を録音しようとした教師に対しては、「会議の録音は民法・刑法上の問題となる」と言い、やめさせるために根拠希薄な言葉で圧力をかけました。市教委に事実確認の調査を求めたところ、当初曖昧に答えていた准校長も、教頭の会議メモに残っていた事実を認めざるをえなかったとのこと。なんともやりきれないような管理職の言動です。

●東陶器小学校(中区)の移転問題では、校区内住民の「対立」について質問
今議会に提案されている来年度予算案には、東陶器小学校の移転建て替えに関係する経費(およそ12億円)が計上されています。以前から、この移転問題をめぐって地元住民の皆さんの間に意見対立があると聞いていました。「移転反対」を主張される住民から私に提供されたファックスのコピーについても、文教分科会で質しました。このファックスは、市教委が予定している場所への移転を求める当時の自治連合会長による「要望書」の原稿のようです。原稿の発信日は「2009年6月19日」、発信者は「キョウイクガッコウカンリブ」との印字があります。そして、ほぼ同文の「要望書」が翌日、教育長宛に提出されました。不審きわまりないやりとりですが、発言時間がなくなったため、総括質疑までに詳細な経過報告をすることを求めました。

2012.3.8
いつになく早く目覚め、日の出前の大泉緑地へ。梅は、まさに満開です。

今日は、建設委員会と文教委員会の開催日。朝から登庁して、委員会の審議をモニターで聞きながら、予算委文教分科会での発言に向けての準備。さらに、12日(月)の健康福祉委員会での質疑のため、関係先からの情報収集と打ち合わせ。結局午後6時近くからになった文教分科会では、旧堺商業高校で学校徴収金が隠されていたこと、堺高校定時制課程での管理職の暴言事件、東陶器小学校移転をめぐる疑問点などについて議論しました。

2012.3.7
昨日に比べれば少し寒さを感じましたが、それでも気温は13℃です。

堺市民会館は、1965年5月に開館して以来、すでに46年。建物の老朽化も進んでいます。前市長の時代に堺東駅前再開発事業の核とする商業施設ビルへの移転計画が進んでいましたが、竹山市長が白紙化。今年1月30日に第1回の会議を開いた「市民会館整備計画検討懇話会」には、現市民会館敷地での建て替え方向が示されています。また今後、5月までに計5回の懇話会を開催し、整備計画案をまとめる見通しです。
●利用申込のため、毎日(9時〜17時)、10日間も並ぶ…
今日の予算委員会産業環境分科会で議論したのは、会館の古さと同じように前近代的な利用申込制度です。一般利用者の受付は利用日が属する月の11か月前から、また、堺市や会館の指定管理者に認められる優先利用は12か月前としています。受付は「先着順」のため、「この日にぜひ利用したい」と思う市民は、受付開始日の前から並ぶというのが慣例になっていました。「昨年、10日間も交代で並んだのに、希望日のほとんどが優先利用で押さえられていた」との苦情相談を受けて調べてみたら、驚くべき事実が判明しました。
●指定管理者の主催行事のため、自己が定めた「優先利用基準」に違反
それほど苦労したのに希望日に利用できなかった理由は、指定管理者(文化振興財団)が企画する行事(ラブ・サウンズコンサート)の予定日として53日も確保していたからです。しかも、実際の開催日は24日で、半分以上は“空押さえ”といういい加減さ。その上、「12か月前の月末までに利用申込書を提出」という優先利用規定を、自分たちは守っていませんでした。
●「優先利用」のための確保日数の制限と申込方法の改善を要求、実現
他都市例などを調査して改善すべきことを求めたところ、主催事業のために確保する日数を減らし、定例利用者の利用日を避けることなどの改善策を提示。また、受付のために並ぶことも、朝一回、整理券を受け取るだけ…という方法に切り替えました。まだまだ十分のものとは言えませんが、取り急ぎの改善策を確認し、さらなる検討を求めました。

2012.3.6
明け方まで雨です。その後もすっきりしませんでしたが、気温は17℃に…

朝から登庁して、産業環境委員会と市民人権委員会を覗きました。その後は、議員控室の音声モニターで傍聴しながら、発言準備。しかし、産業環境委員会の質疑者がたっぷりあったため、予算委の産業環境分科会は明日の開会となりました。
なお、維新の会市議団が提案した「都構想協議会条例」をめぐる本会議(3月1日)での質疑の録画がアップロードされています。ご覧いただくには、「議会の日程から選ぶ」から入り、第1回定例会の「第4日」、さらに一番下の「再生」を選んでください。私の発言は最後で、「1:57:20」から始まります。

※市議会インターネット中継 http://www.kensakusystem.jp/sakai-vod/sapphire.html 

2012.3.5
啓蟄。暖かくなったものの雨が続きます。「菜種梅雨」には早いのですが…

午前中から登庁して、常任委員会や予算委員会分科会での質問に向けての準備。午後は、調査のために一時外出しました。発言を予定しているのは、産業環境分科会(6日か7日)、文教分科会(8日か9日)、健康福祉委員会と同分科会(12日〜13日)。なお、時間的に可能なら、同時開催の建設分科会と総務財政委員会での質問も試みようと思っています。
ところで、2月29日の本会議で行った大綱質疑の録画が、市議会インターネット中継にアップロードされましたので、ご覧ください。3月1日の発言は、明日アップの予定です。

※大綱質疑録画は、次のサイトから「長谷川俊英」を選択してください。
http://www.kensakusystem.jp/sakai-vod/giin.html

2012.3.4
雨が降り始めた大泉緑地を歩きました。芳香の漂う梅の木に百舌鳥が…

午後、市民会館で開かれた「堺・障害者(児)の生活の場を考える会」の設立3周年のつどいに参加しました。会長の中内福成さんの報告によると、知的障害のある子どものために母親が介助に携わる時間は1日平均にして18.5時間だそうです。残り時間は、睡眠を含めて5.5時間。高齢になればなるほど子の介助がすべての日課となり、「障害者にとっても、自立(自律)心の萌芽の機会を逃し、抑制の継続を強いられる」と中内さん言います。そして、「地域生活の支援機能を備えた『拠点施設』の創造が必要だ」と訴えていました。

●インターネット中継を見てくださる方が増えているようです。「抗議」を受け、発言を取り消した議員も…
ところで、ある読者からいただいたメールによると、2月28日本会議をインターネット中継で見ていて、水ノ上成彰議員(維新)の発言に抗議するため、自宅から市役所の議会事務局に駆け込んだ女性がいるとのこと。問題の発言は、「堺市が分割反対やのに、大阪府や大阪市が(堺市を)無理やり【手籠めにする】ようなことはない」の【  】部分です。この女性の怒りが届いたからか、水ノ上議員は当該発言の取り消しを申し出たそうで、3月1日の本会議で馬場議長も「今日、取り消し許可の決裁をした」と発言しました。都構想推進協議会の条例案が「多数決」で議事を運ぶ規定となっていることへの言い訳ですが、ますます怪さが増してきます。

2012.3.3
桃の節句。明るい日差しで、気温も13℃。春の近づきが感じられます。

前立腺がんの疑いが発見された3年前から、毎年受けるようになった人間ドック。お昼過ぎまでに受診を済ませ、午後は、大豆塚二丁会の地縁団体認可に関する北区役所側の住民への説明会に立ち会いました。説明の中で、北区長は「認可をめぐる行政対応は不十分だった。十分な確認をしないまま認可したことは申し訳なかった」と、住民に謝罪しました。

2012.3.2
気温は10℃〜12℃と暖かく、お天気は朝からずっとぐずついています。

2日連続の本会議発言は、さすがに準備でくたびれます。昨夜はいつになく熟睡し、疲労回復に努めました。とはいえ、来週からの常任委員会や予算委員会分科会でも3委員会での発言を予定しているため、今日は午前中から登庁。関係部課と協議しました。
また、午後は、このところ調査を進めてきた2つの学校の問題で、校長や前校長に来てもらって事情聴取。校長は、反省を示しながも、「教員の多くが長谷川議員に言いたいことある」というので、「それなら、皆さんと話し合いをしましょう」と提案。もう何年も前のことながら、マイカー通勤の教師への通勤手当や校内駐車の問題を取り上げた際、抗議にやって来た先生たちと事務所で議論したのを思い出しました。すでに退職している方々が大半ですが、意見交換を通して私の意図をよく理解してくれ、今もおつきあいが続いています。
さて、今日は悲しい出来事もありました。妻も習った自然食料理教室の先生で、ずっと私を応援してくださっている物理学者の奥様でもあるAさんが急な病で亡くなられました。家族葬で送られるというので、その前にご自宅を弔問してお別れさせていただきました。


▼先日、「感動もの」と書いた野村友昭議員の大綱質疑録画中継がアップされました。
→こちらから http://www.kensakusystem.jp/sakai-vod/giin.html
▼なお、その野村議員の質疑内容を上手にまとめ、論評されている「ブログ」も発見しました。
→ブログはこちら http://blogs.yahoo.co.jp/sakai_umare/28286969.html

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