朝刊各紙が、昨日の百条委員会を報じています。
朝日新聞は下の堺泉州版に加え、社会面に「前堺市長詳細語らず」の記事。毎日新聞は社会面で「竹山前市長『管理ずさん』」、読売新聞は堺・泉州版に「竹山氏『知らない』連発」、産経新聞も社会面に「竹山氏『ずさんだった』」「具体的回答避ける」と見出しを付けた記事を掲載しています。
なお、朝日新聞の記事には、「改めて公の場で説明責任を果たすべきだ」という私のコメントも載りました。昨日の証人尋問で竹山氏は(以前に)「一生かけて説明すると言ったのは、プライベートな場でするということが前提だった」と、別の委員に答えました。
しかし、私が竹山氏に説明責任を果たすように求めたのは、次の内容です。
▼2億3千万円もの未記載事件は市長という公職にあったときに発生した。竹山氏は、この事件により「堺市政を停滞させ、市民の信用を失墜させたことを深くお詫びする」と証言しており、市民が求める「真相説明」を公の場でしなければ、「お詫び」は口先だけのものになる。
▼市民が知りたいのは、@どうして市長選挙に巨額のカネが集まるのか、Aなぜ、2億3千万円もの記載漏れが発生したのか、Bほんとうに不正使用はなかったのか、Cベテラン公務員である竹山氏が違法処理を犯したのはなぜか、D辞職前は「自身はかかわっていない」旨の発言をしていたのに、検察捜査で罰金を納めて刑事犯罪を認めたことなど。
昨日の証言で竹山氏は、「辞職前に開会予定だった議員総会で、自分は説明したかった。ところが、議会側が議員総会を開会しないことを決めたからできなかった」とも語っています。であるなら、なおさら公の場での説明が必要です。「プライベートな場」とはどのようなものか分かりませんが、都合のよい関係者だけを集めても「説明責任」を果たしたことにはなりません。
▼朝日新聞(2020.1.31)(画像クリック→拡大)
10時30分、百条委員会は定刻に開会し、竹山修身前市長が画面左隅の証人席に着きました。後方には補佐人の吉川興治弁護士、また右隅にもう一人の代理人である新倉明弁護士が着席しています。
なお、私は右側の委員席のいちばん手前に座っているため、下のテレビ画面の写真には写っていません。
●委員長の主尋問に対して、竹山証人が冒頭で謝罪
百条委員会では、委員長が人定質問の後に主尋問を行いました。これに対する証言の冒頭で、竹山証人は次のように「謝罪」の言葉を述べました。
「昨年2月以来、堺市政を停滞させ市民の信用を失墜したことを深くお詫びしたい。こうした事件により、私も深く責任を感じ、昨年4月30日付で市長を退職した。刑事事件で司法手続きをしっかりできたところ、11月29日付で略式起訴、簡易裁判所より略式命令が下りたところ。これについて厳粛に受け止めている」
●長谷川俊英の尋問(前段)=検察捜査での罰金納付は「不法行為」を認めたこと→議員総会での答弁と矛盾!
主尋問の後に各委員の尋問が行われ、最後に尋問に立った私は、まず、選挙資金と政治資金の関係を質しました。
次に、竹山証人自身の公選法や政治資金規正法への認識と出納責任者と会計責任者に対してその認識を促したか否かを聞きました。
そして、主尋問に対する証言で証人が語った「このような事件」とは何かと質問。竹山証人は、「過去何年間にわたる政治団体収支報告書の誤記載、不記載により会計に対する認識を疑われた事件」と答えました。
さらに、竹山証人が略式命令を受けて罰金を納めたことは不法行為があったことを認めたわけで、市長辞職前の議員総会での答弁と異なることも追及。
●長谷川俊英の尋問(後段)=「謝罪」するなら、公式の場で説明責任を果たすべきだ!
この事件について多くの市民は、巨額のカネが集まる市長選、多額の記載漏れ、不正支出の可能性、ベテラン公務員の信じられないミスなどに疑問を膨らませています。
そこで、竹山証人が主尋問への証言で市民への「謝罪」を口にしたことをとらえ、市民が抱く疑問に対して「公の席で説明すべきではないか」と質問。
竹山証人が「百条委員会では法的制約がある」とかわしたので、「もし、議会が百条委ではない説明の場を設けたら説明するか」と畳みかけました。竹山証人はいったん「新たな提案なので考えさせていただきたい」と乗りかけたものの、「自己反省しながら説明したいから、その提言を受ける考えはない」と言葉を巡らせて、私の提案を拒否。
そこで私は、竹山証人が「市民目線」を掲げて市長選に挑戦し、当選後の各年度の予算説明でも「市民目線」をキーワードにして編成方針を語ってきたことを挙げ、その「竹山市長」がこのような事件を起こして謝罪するなら、市民の疑問に率直に応えるべきだと重ねて強調。
「そうしないのなら、竹山証人のこれまでの業績はすべて吹っ飛んでしまう」と述べて、尋問を終えました。
天候回復の時期を推し測りながら、JR堺市駅前へ。いったん「中止」の判断をしてボランティアの皆さんに電話すると、「もう近くに来ている」とのこと。メンバーが揃った頃には「降り止み」が見えてきたため、議会報告を続行。スピーチを始める7時には完全に雨が上がっていました。
終了後、急いで登庁して「世界遺産と魅力的なまちづくり調査特別委員会」に出席。正午すぎに閉会となったので、午後は明日の百条委員会での竹山証人尋問のためのスライド作成作業。証人尋問は10時30分に始まり、私の出番はいちばん最後ですから、5時近くになりそうです。
三国ヶ丘駅前で議会報告。「維新支持者」と名乗る人物との面白い会話があったので、また後日ご紹介します。
午前中に百条委員会の委員協議。また、午後の委員会で、竹山証人から要望があった関係者(補佐人以外の代理人弁護士)の証人尋問時の入室を認めることを決めました。
今朝は三国ヶ丘駅前で議会報告をさせていただくつもりでしたが、雨の予報で明朝に順延。今週は、29日(水)JR堺市駅前、30日(木)JR百舌鳥駅前と3日連続の予定です。
また、明日=「百条委員会」の委員協議、29日=「世界遺産と魅力的なまちづくり調査特別委員会」、30日=「百条委員会」(竹山前市長の証人尋問)と、委員会も連日の開会です。なお、今日は午後から議会力向上会議でした。
午前中、中之島公会堂の地下会議室で開かれた府立清水谷高校12回生(1960年卒)の同窓会幹事会に出席。この同期同窓会は、2001年から2年ごとに開催して昨年で10回目。誰もが80歳になる次回を最終回とすることが確認されており、私も最後の幹事の一人に選ばれました。
ちなみに、中之島は今日、大阪国際女子マラソンのコースになっていて、会議終了後に沿道で声援を送りました。
また、幹事会に出席していたIさんから、「堺・山之口商店街」を元気にするボランティア活動(玉手箱プロジェクト)をしていて、商店街内の「ギャラリーいろはに」で「気になる玉手箱展」を開催中との案内がありました。
そこで、午後は同展を見せてもらった上、山之口商店街を歩いてみました。
ギャラリー内の「防空壕」では、ピースアクションの資料展示も行われています。2月5日まで開催。(1月30日=休廊)
昨日、北播磨総合医療センターを訪ねたのは、検査入院している弟と共に結果説明を聞くためでした。主治医の外来診療が長引き、予定より1時間50分遅れての説明。遅くなったこともあって、医療センターがある小野市に宿をとることにしました。同市に泊まるのははじめての体験ですが、周囲に山を見渡せる雰囲気のよいまちとの印象です。
少しゆっくりして、お昼に帰堺。昨日に続いて金岡町の東部地域を歩きました。お届けした「議員活動報告」は492部。2時間35分を要しました。
南海・白鷺駅前で議会報告。配布ボランティアMさんから「体調不良」の連絡があったため、東区側の出入口での「議員活動報告」の配布を取りやめました。皆さんにご負担をかけているようで、申し訳ありません。
事務所に戻り、スタッフの都合で配布が遅れている金岡町へ。東部地域の331戸にお届けしました。所要1時間30分。この地域での配布活動は久しぶりですが、新築住宅が増えており、以前より30分多く時間を要しました。なお、午後は弟が入院中の北播磨総合医療センターへ。
午後に開催された堺市都市計画審議会を傍聴。南部丘陵の「特別緑地保全地区」決定の議案が可決されました。決定を受けて市長が告示すれば、指定区域内での開発は市長の許可が必要になります。
里山保全活動を進めてきた市民や地元の農業者の方々もたくさん傍聴しておられ、ひとまずホッとした様子でした。
一昨日に予定していた地下鉄・中百舌鳥駅@A出入口での議会報告を今朝、実施しました。また、明朝は「雨」の予報なので、予定している白鷺駅前での議会報告は中止。天気回復のタイミングがうまくいけば、24日(金)に順延したいと思っています。
ところで今日は、10時半から百条委員会の委員協議。1月30日に行う竹山前市長の証人尋問に関して、各委員の尋問内容などを調整しました。また、午後4時半からは委員会を開き、2月7日に実施することになった市長選挙出納責任者の証人尋問の際、同証人からの要望に基づいて報道撮影やインターネット中継は「開会から証人の入室前」とすることを決定。証人が当時も今も「公人」でないことに配慮した結果です。