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2021.6.20
3日ぶりの「梅雨の晴れ間」。やや雲の多い日でした。19.0℃〜28.0℃。

元堺市義の吉井玲子さんが、6月17日に逝去されました。吉井さんは、泉北ニュータウンの創世期から文化活動や生協活動で活躍されてきた方です。活動仲間の女性たちに推され、1991年の市議選に立候補。すでに3期を終える時期で、同志を得たいと思っていた私にとっては頼もしいことでした。選挙も協力して、共に当選。

下の写真の左は告示前の4月11日の光明池駅前、右は告示後の泉ヶ丘駅前で、私はタスキを外して吉井さんの応援演説をしました。それから2年余り、「非所属クラブ」は2人会派に。
しかし、1993年7月の総選挙に私が出馬しため、以後、吉井さんは1人で市議会でがんばってこられました。また、私がカムバックした2003年の市議選には立候補されずに引退。ご苦労をおかけしました。

吉井さんの初当選を機に、1991年に一緒に立ち上げた「近畿市民派議員・交流勉強会」でも吉井さんは活躍され、「女性を議会へバックアップスクール」で薫陶を受けた女性議員も多いそうです。今日、ご自宅近くのシティホール泉北泉ケ丘で営まれた告別式にお参りし、お別れさせていただきました。謹んで哀悼の意を表します。

さて、今日の大阪府の新型コロナ新規感染者は106人、亡くなられた方は3人でした。堺市の新規感染者は7人で、亡くなられた方は6月15日以来、5日連続のゼロです。

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2021.6.19
東北地方も梅雨入りし、全国に。近畿も終日雨です。20.5℃〜22.5℃。

しばらく、記載を怠っていた大阪府と堺市の新規感染者数をまとめました。また、グラフは、昨日開催された堺市対策本部会議に提出された資料です。新規感染者の波は収まる気配ですが、当然ながら重症者(赤線)の山の下降は遅れます。
なお、高齢者のワクチン接種状況は、6月17日現在で15万5400人(65歳以上の66.2%)が1回目の接種を終えたとのこと。64歳以下の方への接種券発送が21日から始まりますが、同封のチラシよりも接種予約日が早まることになりました。
ちなみに、大規模集団接種を行う金岡公園体育館ではモデルナ製ワクチンが使用されます。また、各区の集団接種会場でワクチン保管や接種のミスが発生しており、防止策の徹底を求めています。

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2021.6.18
今日は降らないと思っていた雨が、昼前から夕方まで。21.0℃〜25.0℃。

「読書ノート」余録。一昨日と昨日の日記で紹介した「読書ノート」のことは、石本京子議員(共産党)が大綱質疑で最初に取り上げました。その折、石本議員は堺市教委のオリジナルノートは「教師や図書館員が作成に携わった」と述べ、セレッソ大阪提供「読書ノート」は、「司書や教職員の意見を聞いて作成したのか」と質問しました。
この質問に大阪維新の会の議員が敏感に反応。その日の最後の大綱質疑で「司書や教職員の声を聞くべきだという発想は、(両者を)上の立場においた主張だ」と言い出しました。司書が本の専門家で、教師は教育の専門家だと、彼らは認識していないようです。
石本議員は、セレッソ読書ノートに市長が登場するのは「教育の政治的中立性を損なうのではないか」とも指摘しました。それ故に、維新議員は即座の反撃を試みたのでしょう。「やったら、やり返す」…正しくは、「やられたら、やり返す」。そんな政治信条をお持ちの誰かの薫陶を受けての振る舞いなのかもしれません。

●最終ページを比べてみると…
ところで、私は2つの読書ノートの最終ページに注目しました。
市教委作成の読書ノート(左)は、市立図書館へのいざないです。対してセレッソ大阪提供の読書ノートは、1冊読むごとにシール(ノートに挟み込んで配布)を貼るページを設けています。そして、例えば「50冊達成プレゼント」として、「先着順で、オリジナルグッズをプレゼントする」ことも、前のページにうたっています。「先着何人」なのかは不明ですが、もしかしたら、「読んだ」ことにしてシール貼りを競うような心理を誘発させないでしょうか。
また、「図書館へのいざない」がないことは堺市教委も気になったのでしょう。市立図書館が自家製印刷した「利用案内」を挟み込んで配布している模様です。しかし、綴じ込んでいないので紛失してしまうかもしれません。そのことは、健康福祉委員会で指摘しました。
なお、市長も登場する「私たちのオススメの本」のページに掲載されている人物は、市長を含めて3人の男性。次のページには「セレッソ大阪選手のオススメ本」を掲げた3人の選手の写真と本が掲載されています。登場者6人の全員が男性です。「男女平等社会形成推進条例」の議論で始まった健康福祉委員会の最後に指摘するつもりだったのですが、持ち時間の残りが「2秒」と表示されたため、触れずに発言を終えました。

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2021.6.17
雨はすっかり上がって晴天。「真夏日」に近づきました。20.5℃〜29.5℃。

一昨日の健康福祉委員会の報告の続きです。児童自立支援施設をめぐって、3月の予算委員会で全会一致の付帯決議が可決されたのですが、この決議を受けて、市当局がどのような対応をしたのかを質しました。
担当職員は、「言い訳になりますが」との前置きを付けて、「大阪府と2回の協議を行った」と答えました。緊急事態宣言の下で、それ以上の協議ができなかったのはやむを得ないことかもしれません。ただし、2回の協議で確認できたという話が実に曖昧なのはいただけません。

●「入所定員20人」の「枠を確保した」と言うのですが・・・
「府との合意書に書かれている『定員20人』は、堺市の子どもが恒常的に20人入所できるということか?」。3月の予算委員会での私の質問に、市当局は「確実に入れるとは言えない」と答えました。建設費を全額負担するのに入所できないという事態は、さすがにまずいと思ったのでしょう。この間の2回の協議の結果、「20人は入所可能な枠として確認した」とのこと。従って、「建設費負担金は受益の限度」と言いたいようです。
「では、その協議結果について、覚書でも交わすのか」と問うと、「自治体間で整理し、それを踏まえて運用される」との答弁。「担当職員が替わるのに、それでは担保されない」と詰めたら、子ども青少年局長が「覚書の可能性を含めて協議する」と答えました。
予算委員会の付帯決議には、「修徳学院における寮の増設費用および運営費用の負担にあたっては、法令やこれまでの経緯に照らしながら大阪府と十分に協議し、適正かつ公正なものとなるよう努めること」という一項があります。
でも、どうやら府との対等な協議ができていないのではないかとの疑いが湧いてきました。こんな状態で、寮建設費の全額負担を「受益の限度内」と言えるはずがありません。

●総務省の見解は、あくまで「一般論」
地方財政法の解釈についての堺市からのメールでの問い合わせ対して、総務省の担当者からの返信は、「一般論として」と断った上、「自治体間の協議の結果、受益の限度内であれば、地方財政法に反するとはいえない」と記されています。
市当局が大阪府と対等な協議ができないのは、永藤市長と吉村知事が「腹を割って」話し合い、すでに結論が出ているからでしょうか。

●大阪市の「読書ノート」は松井市長
ところで、昨日の日記に書いた「読書ノート」を最初に採用したのは大阪市で、松井市長が登場します。読んだ本の評価を「☆☆☆☆☆」で表現させるなど、まるでアマゾンの商品レビューのようです。文科省所管の「子ども読書活動推進法」は基本理念として「言葉を学び、感性を磨き、表現力を高め、創造力を豊かなものに」することを定めています。堺市教委オリジナルの読書ノートは、この理念に沿って教師や図書館員が知恵を絞ったものと思えます。それに比べ、内容も分量も薄っぺらな「ノート」を採用した狙いは何なんでしょう?

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2021.6.16
未明から夜まで、終日にわたって雨。21.5℃〜23.5℃でも、蒸し暑さが。

下左の図は、昨日の健康福祉委員会での2つ目の議論で示したもの。児童自立支援施設に関する知事と市長、5人の政治家の言動を仕分けしてみました。
赤枠の人たちの主張は、堺市に独自施設の整備を迫った発言と、迫られた側の対処措置です。
青枠は、府施設に別棟を建て、事務委託の継続を図るという主張。竹山前市長も、当初はそのような意向であったことが、維新議員に対する答弁で判明しているのです。

●「読書ノート」で市長がすすめる本
話が変わりますが、堺市の小学生に読書を促すため「読書ノート」が配布されています。昨年までは市教委オリジナルのノートでしたが、今年からセレッソ大阪提供の冊子に変更。その冊子には、永藤市長のお奨め本は『星の王子さま』だと掲載されています。「いちばん大切なことは目にみえない」。
私は、市長が引用した言葉の前に、「ものごとはね、心で見なくてはよく見えない」とその本には書かれているのを市長は覚えているかと問いました。そして、その答えを待たずに、児童自立支援施設をめぐって対立した赤枠と青枠の政治家の皆さんの「どちらが『心で見ている』と思うか」と、視点を変えた質問を試みました。

●今度は、はぐらかし、ごまかしの答弁
まあ予期していなかったでしょう。市長は「これまで、知事と市長が腹を割って話してこなかった」と答弁。女性参画問題への明快な発言とは異なり、この答弁はごまかしです。
市長が奨める新潮文庫(河野真理子訳)ではなく、私は岩波書店(内藤濯訳)の『星の王子さま』を読みました。「他人を裁判するより、じぶんを裁判するほうが、はるかに困難じゃ」はその一節。この施設を必要とする子どもたちに最善の道は何か。今後の府との協議をしっかり見守りながら、対処したいと思っています。
(明日の日記につづく)


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2021.6.15
お昼前までは晴れて、午後は曇りです。蒸し暑い日に。22.5℃〜30.5℃。

今日の健康福祉委員会で最初に質したのは、子ども青少年局と健康福祉局が所管する審議会等の女性委員比率です。子青局の2機関はいずれも40%超。健福局は27機関のうち40%に達しているのは11だけ。16機関は未達成です。

とりわけ、下表(ワースト3)に入る予防接種協議会は全委員18人中の2人で、わずか11.1%。その「理由書」には、今後「市職員を任命する際は女性委員の登用を推進し」と明記しています。
ところが、2021年度の人事異動で交代した委員はすべて男性。本会議で指摘した倫理調査会と同様、「理由書」の形骸化が歴然です。新たに任命された健康福祉局長は、「理由書の記載事項を認識していなかった」と謝罪し、40%の達成方法を見直すことを約束しました。

また、最後に見解を求めた永藤市長は、「健康福祉局に限らず、条例に40%が明記されているのに幹部職員の意識が足りなかった。全庁的に意識を徹底したい。達成できていない審議会等について、本会議や今日の委員会で指摘を受けた。日本社会の各組織で男性が多いことを言い訳にしていては、いつまでたっても進まない。私の責任として、中長期ではなく早期に40%を達成できるように取り組んでいく」と答弁。
この問題に関する永藤市長の姿勢の明確さには、率直に言って感心させられました。今年度は「第4期男女共同参画プラン」の後期実施計画の最終年度で、新計画の作成作業も始まっているはずです。市長の意気込みが伝わるかどうか、注意深く見守りたいと思っています。

なお、もう一つのテーマ「児童自立支援施設」についての議論は、明日の日記で報告します。

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2021.6.14
未明にすさまじい雷雨。朝からずっと晴れてくれました。21.0℃〜28.5℃。

午前中は登庁して、健康福祉委員会での質問に関して所管課と協議。午後は事務所に戻って、パワーポイントのスライドを仕上げました。発言テーマは、@所管両局における審議会等の女性委員比率、A児童自立支援施設の2つに絞りました。両テーマとも、午後1時から始まる「市長への質問」で行うことにしました。なお、場合によれば障害者児団体からの陳情についても、意見を述べるかもしれません。

さて、大阪府の今日の新規感染者は57人で、亡くなられた方は10人。また、堺市の新規感染者は6人、亡くなられた方1人でした。ようやく「落ち着いてきた」と見れるのでしょうか。

2021.6.13
昨日、今日は久しぶりに「梅雨」を実感できる空模様。21.5℃〜26.5℃。

健康福祉委員会で使用するパワーポイントの作成作業を進めています。併せて、来月お届けする「議員活動報告」(91)の編集作業にかかりましたが、紙面構成がまとまらずに四苦八苦。

なお、今日の新型コロナの新規感染者は、大阪府96人、亡くなられた方6人でした。堺市の新規感染者は11人で、亡くなられた方は2人。人口比から見ると、堺市の数字は高めです。

2021.6.12
夕方ほんの僅か雨粒を感じましたが、ほぼ全日曇り空。22.5℃〜28.0℃。

午前中は南高梅の取り次ぎ。縁あって、和歌山県南部川村(当時)の山本農園の青梅を取り寄せ始めたのは1972年。もう49年になります。毎年、「この梅でなければ」とお待ちくださっている方々の注文をまとめ、事務所でお渡ししています。午後は、ひたすらパソコンに向かって、健康福祉委員会の質問準備。

さて、今日の大阪府の新規感染者は126人で、亡くなられた方12人。堺市の新規感染者は13人、亡くなられた方1人でした。

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2021.6.11
どうやら天気は下り坂。アジサイたちが喜んでいます。19.5℃〜28.5℃。

5日ぶりに大泉緑地を歩きました。ヤマモモやギンナンが実りはじめています。
朝の散歩の後は事務所で仕事。15日(火)の健康福祉委員会に向けて、資料の読み込みと分析を始めました。

なお、大阪府の新規感染者は134人。また、今日発表された新型コロナ関連の死亡者は11人で、そのうちのお二人は40歳代と50歳代の女性です。堺市の新規感染者は11人で、亡くなられた方は1人。

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