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2022.3.11
11年目の「3.11」。津波や原発被災の方々に思いを! 6.5℃〜17.5℃。

昨夕、北区役所の前を車で通りかかった際、正面玄関脇にウクライナ国旗があるのが目にとまりました。
「きっと、募金の案内掲示だ」と推察し、今日確かめに行くと正解でした。箱の設置を知った8日に募金する折、横に並ぶ大雨災害義援金の募金箱と間違いそうになり、昨日の総括質疑で指摘しました。
北区長の話によると、質疑を視聴していた職員たちのアイデアだとか。来訪者に広く知ってもらうため、2つの玄関に案内掲示をすることにもなったそうです。
その後、登庁して確かめたら、市役所本館の案内所や3階の堺区役所窓口でも、ウクライナ国旗をあしらって募金箱を目立たせる工夫が見られました。

●ピント外れだった市長の「コメント」
総括質疑の準備中、「永藤市長の対応は?」とネット検索したら、日経新聞のWeb記事がヒットしました。

※日経Web https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUF037FU0T00C22A3000000/

ところが、記事中にある「コメント」は堺市ホームページには掲載されていないし、議員への情報提供もありません。総括質疑での質問に市長は、「記者に求められてコメントした」と答弁。
コメント文の内容は、「本日、市議会において『ロシアによるウクライナへの侵攻に強く抗議する決議』が全会一致で可決された。堺市は、『平和と人権を尊重するまちづくり条例』にて『基本的人権の尊重や平和社会の実現と維持は国際社会の共通の原理』と掲げており、今回の侵攻に強く抗議する。一方で、ロシア国籍の市民などロシア出身の方に対するいわれなき差別や中傷は許されるものではなく、冷静な対応を呼びかけたい」だったと説明しました。

決して、間違いではありません。しかし、ロシア軍の侵攻で命の危険が差し迫っているウクライナの人々への思いを語らず、ロシア出身者への冷静対応を呼びかけるのは、如何でしょうか。各紙が紙面掲載を見送ったワケが分かった気がします。

なお、今日登庁したのは、「避難者にきちんと対応する」との市長答弁の窓口などを確認するためです。担当の国際課から、「至急に庁内調整行い、対応方策をまとめた」と夕刻に連絡がありました。

今日の大阪府の新型コロナ新規感染者は1959人で、亡くなられた方35人。堺市の新規感染者は422人(前週金曜の77%)、亡くなられた方7人でした。

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2022.3.10
好天気で、春を感じさせられる暖かい日になりました。3.0℃〜15.5℃。

●堺市に在住するウクライナ国籍の方は9人/「避難者にはきちんと対応」と市長
今日の総括質疑の議論テーマは「本市における国際化と平和施策」。ロシアの軍事侵略で命や暮らしが脅かされているウクライナの人々への、永藤市長の対応姿勢などを質しました。
市当局の答弁によると、堺市には現在、堺区など4区に9人のウクライナ人が在住され、その多くは「永住者」とのこと。そこでまず、岸田首相が難民の受け入れを表明し、吉村府知事が避難者支援の意向を府議会で答弁したことを踏まえ、「難民受け入れの用意があるか。決意と思いを聞きたい」と永藤市長に質問。市長は「本市に避難される方があり、助けを求められたら、きちんと対応したい」と答えました。

●非核三原則=「経緯や主旨を尊重して対応」と述べつつ、核議論には参加?
続いて、日本維新の会が「非核三原則」の見直しを表明後、被団協の抗議などで削除したことに関して、「永藤市長は三原則の見直しを求める立場に立つか」と質問。市長は「直接議論には関わっていない。堺市のこれまでの経緯や掲げてきたことの主旨を踏まえて対応したい。一方で、ウクライナ問題を受けて市民の暮らしをどのように守るかを考えることが必要だ。数十年前のことを重視して、市民生活が危ぶまれることがあれば元も子もない。今の情勢に合わせて議論することは必要」と答弁しました。

●核に頼る対応は人類破滅への道/平和人権条例に基づく言動を!
持ち時間8分の総括質疑で議論を深めることができないと判断。後の討論で、「プーチン政権が核兵器の使用をほのめかして他国を脅迫し、実際に行使する可能性さえ観測される今、『核共有』など核に頼る対応は結局人類破滅への道を突き進む」と、私の考えを述べました。
そして、堺市議会が1983年に全会一致で「非核平和都市宣言」を決議し、非核三原則の堅持を主張していることを確認。2006年制定の「平和と人権を尊重するまちづくり条例」が前文に「戦争は最大の人権侵害」とうたい、「市政に携わる者は、この条例の理念を理解し、尊重し、及び行動しなければならない」と市長にも義務を課していると指摘し、「市長自身がこの規定に基づいた言動をされ、ウクライナの人々への早急な支援に取り組み、非核平和都市宣言の再確認をされるように求める」と釘を刺しました。

なお、総括質疑では、市議会のロシア侵攻抗議決議(3月3日)に伴う「市長コメント」が議員や市民に公表されていないこと、ウクライナ支援募金箱の取り扱いなどについても議論しました。明日の日記で報告させていただきます。

■今日の新型コロナウイルス状況
大阪府の新規感染者は6332人で、亡くなられた方は26人でした。また、堺市の新規感染者は583人で、亡くなられた方は6人(80代4人、90代2人)。新規感染者は前週木曜の95%ですから、まだまだ先が見えません。

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2022.3.9
昨日からの暖かさが続きますが、ウクライナの人々は? 2.0℃〜14.0℃。

9時30分から予算委員会理事会を開会。修正案は、公明党から1本、自民党・堺創志会から1本が別々に提案されることになり、審議方法を協議しました。協議が長引いたために予算委員会は5分遅れで開会。維新、公明、自民、創志会の各議員が総括質疑を行いました。

明日の委員会では、共産党と私が質疑することになっていて、持ち時間は共産24分、長谷川8分。私の発言は10時40分ごろと予測されます。その後、委員間討議(30分)、修正案の提案・質疑を経て、討論、採決と進みます。討論では、私は5番目に発言(持ち時間20分)の予定です。

今日の新型コロナ新規感染者は大阪府7080人(亡くなられた方44人)。堺市の新規感染者は642人(前週火曜の84%)、亡くなられた方は6人(60代1人、70代1人、80代4人)。

2022.3.8
快晴で寒暖差の大きい日。昼間の自転車は手袋不要です。1.0℃〜12.5℃。

朝いちばん、中区のソフィア堺にある「堺市立平和と人権資料館」を訪ねました。
午後から登庁して、人権推進課などと協議。事務所に戻ると、市民人権局長から「ウクライナ人道危機救援金」の募金箱を市役所と7区役所に設置したとの連絡文書が届いていました。
とりもなおさず、北区役所に足を運んで些少の募金をさせてもらいましたが、3日に設置しながら「5日遅れの公表」はなぜでしょうか。

今日の大阪府の新型コロナ新規感染者は6509人、亡くなられた方52人。また、堺市の新規感染者は461人(前週月曜の75%)、亡くなられた方は4人(40代1人、70代2人、80代1人)でした。

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2022.3.7
曇りがちで、寒さが戻りましたが、アジサイたちの芽吹きが。3.0℃〜9.5℃。

朝から登庁して、予算委員会理事会に出席。総括質疑や討論の順番などが決まりました。また、公明党、自民党、堺創志会などが「修正案提出」の意向を表明。大阪維新の会からは「委員間討議」の申し出がありました。

私の総括質疑は、どうやら予備日(10日=木)になりそうです。質問時間が8分しかないので、テーマを「本市における国際化と平和施策」に絞って議論することを通告。理事会終了後に、所管する国際課や人権推進課と協議を始めました。

なお、予算委員会の次に開かれる健康福祉委員会での議論に備え、ギャンブル依存症に対応する精神保健課やこころの健康センターとも協議。念のため、保健医療課や食品衛生課のある本館6階フロアーにも足を運んでみました。

さて、今日大阪府が発表した新型コロナ新規感染者は2037人で、亡くなられた方は9人。堺市の新規感染者は193人(前週月曜の33%)で、亡くなられた方は昨日に続きゼロでした。

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2022.3.6
昨夜、寝室エアコンをOFFにできたのに、日中は寒の戻り。5.0℃〜10.0℃。

アスベスト疾患・患者と家族の会堺チームが主催する講演会「子どもたちに迫る危険」が、堺市総合福祉会館で開催されました。

最初に、映像作家の野崎朋未さんが「アスベストを探せ」と題して講演。堺チームオリジナルの図(下)を使って、私たちの生活の身近にあるアスベストの認識を促しました。
続いて、聖路加大学の長松康子さんがご自身の体験に基づいて、また、ジャーナリストの井部正之さんが堺市4小学校の取材などを通して、子どもたちを取り巻くアスベストの危険性を指摘。
最後に、堺市保健医療課の中川一政さんが「麻袋再生業とアスベスト検診」に関する取組状況を報告しました。

さて、今日大阪府が発表したの新型コロナウイルス新規感染者は5432人で、亡くなられた方は29人でした。また、堺市の新規感染者は518人で、前週日曜の「0.92倍」。やはり「下げ止まり」現象でしょうか。なお、堺市で亡くなられた方はゼロだったようです。

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2022.3.5
関東地方で「春一番」とか。昼間はぐんと暖かくなりました。3.5℃〜17.0℃。

昨夕、堺東駅前で「今日、豊中のロシア領事館に行って抗議文を渡してきた」と話しかけて来られた方が、その後、抗議文をメールで送って下さいました。
ご夫妻連名の抗議文には、「今ウクライナではロシア軍によって幼い子どもを含む多くの民間人が死傷し、逃げ惑い、生活や命の安全に対する権利を奪われている。ロシア軍の侵略を私たちは断じて容認できない/有史以来、戦争で何かを解決出来たことはない。戦争で勝者はいない。憎悪と犠牲者が生まれるだけ。プーチン大統領閣下、ロシア軍をウクライナから即時撤退させなさい」と記されています。(全文は下画像)

なお、今日の新型コロナウイルス新規感染者は、大阪府7136人(亡くなられた方28人)、堺市542人(亡くなられた方5人)でした。

▼プーチン氏宛の抗議文(画像クリック→拡大)

2022.3.4
午後から曇り空となり、夕方の駅頭は少し寒さを感じました。2.5℃〜12.5℃。

予算委員会分科会の3日目は、健康福祉委員会所管事項です。発言時間の残りが1分少々ということもあって、今日は発言を控えました。

夕方、「ウクライナへの武力侵攻に抗議しよう」との呼びかけに応え、堺東駅前に立ちました。車で通りかかって飛び入り参加される方があるなど、何の大義もなく隣国の人々の命を奪い、国家の破壊を企むプーチン政権への怒りと悲しみの共感が広がっています。

なお、今日の大阪府の新型コロナウィルス新規感染者は6669人で、亡くなられた方は46人。堺市の新規感染者は549人で、亡くなられた方は6人(60代2人、80代1人、90代3人)でした。堺市の新規感染者数は前週金曜の「0.85」と、ほんの僅か減っています。

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2022.3.3
やっと安定した天気になって、一日中快晴が続いています。6.5℃〜12.0℃。

今日の予算委員会分科会では、「学校施設におけるアスベスト対策」について議論しました。
まず教育長に、公表の遅れを追及した12月議会で「どんな答弁をしたか覚えているか」と質問。日渡教育長は「教育行政のトップである私の認識不足が招いたと言った」と答えましたが、正確には「組織の長である私の危機意識の不足」でした。まあまあ、「同義語」と言えるでしょうか。
ちょっと意地悪い質問になりましたが、最初にそれを質したのは、私が初めて学校のアスベストについて議論した1987年9月議会での市教委幹部の答弁と対比させたかったからです。

●35年前と変わらない「認識不足」の言い訳
「学校の建物に吹付アスベストが使われている」との情報を得て、私が市教委に調査を求めたのは1986年12月でした。翌年2月に31校を調べて3校で見つかり、7月の全校調査でさらに4校で使用が確認されました。9月議会の大綱質疑で、2か月も調査を怠った市教委幹部の問題意識を質したら、当時の教育次長が「アスベストの人体人体に与える影響を認識できていなかった」と答えています。35年も引きずっている「認識不足」との言い訳など、「もう、この限りにしてほしい」と注文しました。
続いて、4小学校に関する「健康リスク検証懇話会」で委員が指摘した、「子どもたちが生活している環境での調査」や「間仕切り除去工事の際の飛散可能性」について質疑。「委員の指摘を傍聴席で聞いた市民が心配そている。きちんと心配を払拭できるような検証をやってもらいたい」と要求すると、教育次長が「できる限りのことをしたい」と答えました。

■緊急本会議で「ウクライナ侵攻抗議」を決議
なお、今日は午後1時に緊急本会議を開会して、「ロシアによるウクライナへの侵攻に強く抗議する決議」(全議員提案)を可決。「ロシア軍の撤退を求める」との議会意思を表明しました。

また、今日大阪府が発表した新型コロナウイルス新規感染者は7749人、亡くなられた方は40人でした。堺市の新規感染者は612人で、残念ながら前週木曜の「1.12倍」と増加。亡くなられた堺市民は、5人(70代2人、80代2人、90代1人)でした。

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2022.3.2
一旦止んだ雨が朝方にまた降り、昼前からは晴れました。6.5℃〜13.8℃。

今日の予算委員会分科会では、環境共生費のアスベスト対策事業について議論しました。
まず、我が国のアスベスト輸入量と中皮腫死亡者数のグラフを示して、石綿規制の推移などを確認。1987年の学校パニック、2005年のクボタショック後の調査を踏まえ、その後に発生した事案への対処をめぐる議論を振り返りました。
次に、堺市の建築物に関する再調査状況を確かめたところ、「すべての市有建築物を対象にその施設管理者による調査を実施しており、本年度末を完了目途しているが、検体の分析などが来年度になる可能性がある」とのこと。
最後に、国交省が「2028年ごろにピークを迎える」と推計している民間建物の解体についての対応を質問。環境局長が「現在取り組んでいる市有施設を対象にした再調査の仕組みや知見を活かし、今後の民間建築物の飛散防止対策にもつなげ、市民生活の安全・安心の確保に努めたい」と答えました。
2005年の調査が不十分だったのは、その頃は専門性を伴う調査が行われなかったからです。現在17人いる「建築物石綿含有建材調査者」の資格を持つ職員の増員などを図るべきではないかと提言しました。
なお、明日の分科会は学校アスベスト問題を議論します。

さて、大阪府が今日発表した新型コロナ新規感染者は9219人で、亡くなられた方は35人でした。堺市の新規感染者は769人(亡くなられた方は3人=いずれも70代)です。前週の同じ曜日と比べて昨日・今日とも「0.78」。減ってはいるものの、「まだまだ」の様子です。

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