《2009.3.29〜30》
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※3月28日以前の日記は、前ページに掲載
3月29日(日)お天気は悪くはなかったのですが、冷たい風が吹く“花冷え”の日です。
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きょうも一日休ませていただきました。午前中は自宅でのんびり過ごし、昨日から泊まっている孫を連れて特養の母を訪問。少しずつ記憶の衰えが増している母ですが、子どもの姿をみるととてもうれしそうに話しかけます。その後、孫を送り届けた娘夫婦の家で遊び、夜遅く帰宅すると、某紙の記者さんから電話。「明日の本会議では何か注目すべきことはありますか?」…。12月議会に突然提案された“議会運営改革”により、最終本会議での一般質問はできなくなってしまいました。
3月30日(月)まだまだよく冷える日で、朝、事務所を出るときの気温は3℃でした。
JR浅香駅前での議会報告。いつもはどっと降りてくる高校生たちが春休み中で、静かでした。終了後、事務所で仕事の打ち合わせをしてから市役所へ。きょうは、2月議会の最終本会議です。予算委員長の報告は、委員会での討論(意見表明)が文書配布されることになったため極めて簡略化。各常任委員長の報告は短く、追加議案も全会一致で可決されましたから、午後1時に始まった会議は30分で終わりました。正副議長と正副議運委員長の提案で断行された“議会運営改革”の実態がどうだったのか…。あらためて検証してみようと思っています。ともあれ、2月24日に始まった今年度最後の定例会は閉幕。主な議論を整理すると…
●大阪地裁の1.29判決をどのように受け止めるのか
*木原市長=「指名停止中(であったこと)は、ご説明するべきであった。司法たる裁判所の結論だから、十分留意して今後の行政運営に慎重に対応していきたい」
*建築都市局理事(堺浜担当)=「司法機関である裁判所から示された判決理由の重みを真摯に受け止め、今後の判断に活かしていきたい」
*長谷川の主張=地裁判決は、「契約は違法」としながら、議会議決があることなどを理由として「私法上の契約は有効」とした。議会の責任が問われており、反省すべきだ。
●木原市長は任期満了(2009.10.7)で退かれては…
木原市長=「全力を挙げて(残りの)半年間頑張る。その後どうするかについては、よく関係の皆さんと相談しながら、必要な場合は一定の決意をしなければならない」
長谷川の主張=「今回で円満にお辞めになった方が、名声を残されるのではないかと思う」
●市民が納得していないLRT(新型路面電車)事業の予算には反対!
*長谷川の主張=「環境にやさしい」「人にやさしい」という謳い文句は怪しい。市民への説明責任を果たすべきであり、環境アセスメントなど必要な対処をすべきだ。市民の納得が得られていない段階での予算計上は認められず、反対する。
●市立堺病院の全面移転について、透明性や公開性に欠ける対応を正せ
*長谷川の主張=現在地に新設移転後12年で全面移転という計画は、多くの市民に疑問を抱かせている。「市立堺病院あり方検討懇話会」や「堺市保健医療審議会」の議事録の発言者名が伏せられるなど、計画策定過程の透明性や公開性が確保されていない。
*市当局の答弁=あり方懇の発言者名は、公開を前提にして委員の確認をとる。保健医療審の発言者を早期に確定し、議事録を是正する。
●市民への説明責任を果たさない議員の海外視察旅費は疑問…
*長谷川の主張=職員随行や添乗員公費負担の廃止など支出の見直しを提案している。市民への説明責任を果たせないような海外視察の予算を計上することは疑問が残る。
●その他の発言
高齢者の火災被害予防のための防火訪問強化を提案。自治会役員の長期在任が不祥事の温床になっていないか、市立堺高校教師による駅前腕立て伏せ事件など指摘して議論。