《2009.6.8〜9》
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※6月7日以前の日記は、前ページに掲載
6月8日(月)きょうも一日快晴。議場も乾燥していましたが、発言中に咳は出ません。
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大綱質疑で最初に取り上げたは、美原北小学校で起こった個人情報の紛失・ねつ造事件です。学校教育法施行規則に基づいて作成される「指導要録」や、保護者に提出を求めた「家庭連絡票」がなくなったのに、そのことを隠し通した上、教師が勝手に作ったり、「様式を変えた」とごまかして全員に再提出を求めたりしていました。また、市教委からは「事故発生後すぐに報告する」ことを指示されていたにもかかわらず、私が調査に入るまで、指導要録は2か月以上、家庭連絡票に至っては2年近く、報告されていなかったのです。個人情報の取り扱いについての校長らの対応のひどさに加え、本会議での教育長の答弁も教育行政トップとしての自覚を疑わせるもので、あらためての議論が必要かと思っています。質疑の様子などは、YTVやMBSのニュースで報道されました。なお、学校側は今夜、保護者説明会を開いたようですが、果たしてきちん説明できたのでしょうか。
●「LRTの計画見直し」と「市長選出馬表明」を突いた長谷川発言に…“気色ばんだ”木原市長
2つ目の議論は、5日の本会議で出馬表明と共に「LRT計画見直し」発言をした木原市長への質問です。計画への住民の反発が強いことについて、市長は「予想しなかったことは反省しなければならない」と神妙に答えました。ところが、そのことや10億円随契での違法判決などを指して、「木原市政にほころびが出始めた」と私が突っ込むと、ムキになって奇妙なセリフが……
「(あなたが)代わりに市長になられたら、もっとほころびが出ますよ。もしそこまでおっしゃるのなら、市長選挙に出ていただいて、真っ向から選挙したいというくらいの気持ちでおられるなら、そこまでおっしゃっていただいて結構ですが、同僚の議員(?)としては遺憾に思っています」
やや意味不明の箇所もありますが、感情的になった“木原敬介”さんの本音が出たようです。私の方は、「いかにほころびが出ているか、これから議会の場で実証していきたい」と受け流して、発言を終えました。
6月9日(火)一日中、曇り空でした。そろそろ梅雨入りが近づいているのでしょう。
朝は、泉北高速鉄道の栂・美木多駅前で議会報告。通路幅があまり広くないこの駅では、皆さんとの距離が近く、何人もの方々から「応援しています」「活動ぶりが好きです」…などのお声をいただきます。また「学校問題は、現場のこともよく見てほしい」とのご意見。さらに、「もう木原市長にやめてもらいたい」と語りかけて来られた方も何人かありました。また、「6時の読売テレビで見ました」とおっしゃる方もあって、指導要録などの紛失事件は今朝のニュースでも流れたようです。朝刊各紙には、このニュースとともに、LRT計画についての私の質問に対して市長が「反省答弁」をしたことも報じられています。議会報告を終えから急いで登庁。3日目の大綱質疑本会議に出席しました。
●民主党市民連合の大綱質疑に対して、“緊急質問”の挙手
ところで、その本会議でハプニング。民主党の池尻秀樹議員が、生徒指導体制について質問した際、3月議会での私の発言駅前腕立て伏せ事件)について、「1月の事件がなぜ3月議会で問題になるのか」と批判的に論じました。これについて市教委が何の説明もしなかったため、「緊急質問!」と手を挙げ、議長に発言許可を要求。結局、教育次長から「学校や市教委の事実把握と調査が遅れ、その時期になった」という経緯説明を行うことで矛を収めましたが、議運委員長(民主党)には、「会派を代表して発言する議員が他人を名指しで批判する場合は、きちんと事実を調べてからにしてもらいたい」と注文をつけました。