《2012.11.10〜11》
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※11月9日以前の日記は、前ページに掲載

11月10日(土)第2日=奈半利町の宿〜27番神峯寺〜安芸市の宿

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四国遍路・区切り打ち日記(第2回)

標高430mの山頂にある神峯寺への登りは、今回の道程でいちばん厳しい所。麓の地場産品直売店(神峯)で荷物を預かっていただき、身軽になってお参りすることができました。宿からの途中、田野町の道の駅で仕入れた昼食も、下山後にこの店の軒先テーブルを拝借。店主との会話では、「ハウス栽培のナスなどで儲けた農家が多く、近ごろ人の情が薄くなった」との嘆きも伺いました。
なお、お寺への参道では、「88歳だ」とおっしゃる男性とすれ違い。昨夜は同じ宿だったようですが、電車を利用して最寄り駅から歩かれたそうです。
昨夜、その宿までを歩き切っていたお陰で、今日は安芸市の宿まで歩き続けることがことができました。
【歩行距離23.4q 37,576歩】

宿を出て歩き始めたら、すぐに雨。市役所前の休憩所で雨具を着けました。ほどなく安芸市から15.4qに及ぶ海岸沿いの自転車道に差し掛かり、昨日の88歳翁と再会。言葉を交わしてから先を急がせてもらいました。この自転車道は、廃線となった鉄道線路上に整備されており、立派なトンネルもあります。ただ、途中、赤野にある「雨」の碑(サリドマイド障害で両手を失った辻典子さんの書)辺りから激しい降りとなり、せっかくの風景を楽しむ余裕はありません。ひたすら雨中歩行を続け、特別養護老人ホームに併設された休憩所(芸西村)を使わせていただき、昨日から持っているおにぎりで昼食。いったん宿に入った後、28番大日寺にお参りして打ちもどり。
【歩行距離27q 28,397歩】

11月11日(日)第3日=安芸市の宿〜28番大日寺〜香南市の宿