《2017.4.28〜29》
(1850)

※4月27日以前の日記は、前ページに掲載

月28(金昨夜到着した那須塩原市は風と寒さも感じました。今日も、午後にわか雨。

午前中、那須塩原市議会を訪問。4年前、政治倫理条例についての講師として招かれて以来で、中村芳隆議長と鈴木紀副議長の応接を受けました。しばらく懇談の後、2年前に制定された同条例の内容や運用状況、議会基本条例などの議会改革について、議会事務局長の石塚昌章さんから説明を受けました。
その後、市役所2階にある「放射性物質簡易検査測定室」を見学。案内してくださった生活環境部生活課の印南恵子係長によると、この測定室は市民ボランティアとの協働で運営されているのだそうです。

さらに、石塚事務局長と前事務局長の渡邊秀樹さんのお誘いを受けて、昼食をいただきながら懇談。実は、4年前、渡邊さんは事務局長で議事課長を兼務。また、石塚さんは議事課長補佐でした。ちなみに渡邊さんは3月末に定年退職され、現在は那須郡市医師会立黒磯准看護学院の事務長を務めておられます。
午後は、早乙女さんご夫妻の案内で、同県那珂川町にある「もうひとつの美術館」を見学。同美術館は、明治大正の面影を残す旧小学校を再利用して、ハンディキャップをもつ人たちの芸術活動をサポートしながら、企画展やイベント・ワークショップを開催しています。

昨日、午後4時に那須塩原市を発って、東北自動車道の福島西インターから、国道115号線を経て相馬市に入りました。宿泊するホテルに到着したのは、7時半です。
今朝は、午前9時すぎにホテルから数分のところにある「NPO法人野馬土」へ。同法人が主催する「福島第一原発20q圏内ツアー」に参加するためです。しばらく、地場産の野菜や米、脱原発運動で交流があるらしい北海道や沖縄の産品などを販売する「野馬土ショップ」を見ていると、今日のガイドを担当する天野和己さん(被災地フクシマの旅実行委員会)が来て下さって、早速、視察に出かけました。
まず、相馬市の津波被災地域をご案内いただきながら、原釜地区にある「相馬市伝承鎮魂祈念館」へ。展示物やビデオをもとに説明を受け、側に建つ津波犠牲者慰霊碑の前で黙祷しました。
その後、今年3月31日に一部地域の避難指示が解除された浪江町に入り、今なお残る被災住宅、除染された田畑などを見学。最後に、約6q先にある第一原発の排気塔などを遠望して、仙台空港19時発の航空便で帰阪しました。

月29(土昨日のうちに移動した相馬市。好天気で気温も上がり、午後は雷雨。

「アクション日記」月別インデックスへ