午前中は事務所で市民相談。「ホームページを見て」と、わざわざ中区から来訪された方です。午後は、フェニーチェ堺で開催された市民1000人委員会の「市政チェック学習会」に参加しました。今日のテーマは「堺の防災 備えは大丈夫」です。
最初に講演した大阪公立大学名誉教授の三田村宗樹さんは、堺市の地形を3D表示して各区の地形特徴をわかりやすく示した上、それぞれの災害リスクを解説。また、南海トラフ巨大地震だけでなく、3つの活断層(上町・生野・中央構造線)地震による被害想定についても指摘されました。さらに、津波浸水に匹敵する高潮浸水が想定されること、大和川や石津川の氾濫浸水など堺市の災害リスクについて説明。これらに対応するための「コミュニティ防災人材」の育成を強調されました。次いで、堺市危機管理監の久保里花さんが堺市の防災対策の概要を示した上、昨年発生した能登半島地震の際の堺市の対応について説明。多数の堺市職員が現地での支援活動に従事して多くの教訓を得たこと。とりわけ、輪島市での2か所の避難所運営に当たっては、新型コロナ感染防止や性暴力被害の発生を防ぐ対策など、環境改善に尽力した体験も語りました。女性危機管理監ならでは様々の気遣いと行動に対して、学習会参加者に共感の輪が広がっていたように感じました。