《2006.7.1〜2》
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※6月30日以前の日記は、前ページに掲載
7月1日(土)数日前に種を撒いたフウセンカズラが、待ちかねていたように発芽しました。
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午後、市政報告会が始まる20〜30分前に、折悪しく雨足が強まりました。その雨を押して三々五々お集まり下さる皆さんのために、文教委員会での発言の録音テープを再生。会議が始まるまで聞いていただきました。参加予定の方々がほぼ揃ったところでテープを止め、この発言に至る調査経過や文教委での議論の様子などについてまず報告。参加者のご意見もいただきました。
テープで臨場感をお持ち下さったせいか、虚偽報告を提出した校長はもとより市教委の対応についても、「ただただあきれるばかり…」というのが、皆さんに共通した感想だったようです。また、「もしかしたら、学校の現場で教員の数が不足しているということの表れではないか?」と、学校の状況を案ずるご意見もありました。なお、出席された方々のご希望があって、会議終了後、10分ほど残っていた録音テープの続きを聞きました。
ところできょうは、私にとってつらい日でした。PMTC(professional mechanical tooth cleaning)と定期検診を受けるため、4か月ぶりに歯科医院を訪ねたところ、院長だったM先生が「5月15日に逝去された」との張り紙が出ていたのです。お世話になって20数年。ほぼ同年代のM先生とは、歯科医師と患者という関係を超えて、互いに友情に近いものを感じ、私の政治活動にも理解と支援をいただいてきました。1年ほど前、口腔ガンに罹ったことを打ち明けられ、「自分が専門にしなければいけない病気だから、よく分かっている」という話に、慰める言葉さえ失いました。医院には後継を委ねる歯科医を迎え、ご自身も抗ガン治療を受けながら診療を続けて来られたのです。亡くなられたのは月曜日で、その2日前の土曜日まで患者を診ておられたとか…。壮絶な最期です。ご遺志によって葬儀は近親者だけで済まされ、特別な連絡も避けられたいうことでした。心から哀悼の誠を捧げます。
7月2日(日)梅雨前線の停滞で九州地方に被害。私自身にもブルーな日が続きます。
午前中に雑用をこなし、午後はずっと事務所で「議員活動報告」の作成にかかっていました。その仕事の最中、福岡市の市川俊司弁護士から、糸山正義さん(政治倫理・九州ネットワーク会長)の訃報が届きました。私にとっては、昨日知ったM歯科医の死に続いて、とてもつらいニュースです。
糸山さんは、長年、同ネットの事務局長として、九州各地での政治倫理条例の制定や拡充に尽力され、条例運用を監視する市民運動の中心を担って来られた方です。また、条例制定を目指す各地の住民や私たちに、いつも的確な資料と情報を提供して下さいました。遠く福岡から自治体議員勉強会にも参加され、1月の沖縄合宿でもまた親交を深めていただいたところです。その合宿の前から少し体調が不良で、ここしばらく入院加療を続けておられました。日程を調整してお見舞いに伺おうと思っていたのに、これほど早いお別れになるとは思いもよりませんでした。謹んで哀悼の意を表します。
●楽しみにしていたフウランが、きょう開花しました。香川県のYさんからいただいて来て3年目。今年は見栄えのする花数です。かすかに薫る上品な香りと高貴な姿を糸山さんに手向けるため、咲いてくれたのかもしれません。