《2009.5.21〜22》
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5月21日(木)2〜3日前の予報では崩れそうだったですが、夜遅くなって小雨です。
本会議で行われた選挙の結果は、“与党”会派(公明・民主・自民2会派)が野合して選んだ候補者が当選しました。また、きょう開かれた堺市選挙管理委員会は、市長選挙を9月27日に行うことを決めました。
●改まらなかった“たらいまわし”人事
まず、10時開会の本会議での議長選挙の開票結果(敬称略)は、星原卓次(公明党)41票、栗駒栄一(共産党)8票、北野礼一(自民ク)1票、その他1票でした。ちなみに、当選した星原票の内訳は、公明13+民主連10+自民ク6+自民新会派5+クリエイティブフェニックス5+プロジェクト堺2=41と見られ、北野議員の1票は長谷川が投じたものです。
議長選が終わってから副議長が辞職願を提出し、承認。続いて副議長選挙となりました。開票結果(同)は、高岡武汪(自民新会派)39票、城勝行(共産)8票、杉本和幸(プロジェクト堺)2票、その他1票、無効1票。プロジェクト堺の2議員は、「高岡副議長」への同意を拒みました。なお、無効票は私が投じた「白票」です。
自民会派の分裂が、従来の自民、公明、民主内でのたらいまわし人事を壊すのではないかとも思えましたが、結果は変わりません。その臭いをかがされ、心待ちしていた議員にとっては、まさに煮え湯を飲まされた思いでしょう。そして、「来年度の議長はBB議員、副議長はDM議員」との約束ができているとの“噂”も、まことしやかに流れています。
ともあれ、正副議長の選出は終わり、監査委員や各委員長、副委員長、審議会委員などの役職割り振り協議に入りました。ところが、これがまた難航している様子で、今日はまとまりませんでした。調整は裏舞台で進み、これに加わっていない議員は待たされっぱなし。そこで、午後1時から開かれる選挙管理委員会の傍聴に出かけました。
●堺市選挙管理委員会の傍聴者第1号
実は、選挙管理委員会の傍聴については事前に事務局長に打診していたのですが、「前例がなく、個人情報を扱うから無理」との説明を受けていました。そこで、他市の状況を調べてみると、多くの自治体で傍聴が認められています。そのことを指摘していたせいか、私の傍聴申請は、委員会開会前に「許可」と決定されていた模様です。ちょっと緊張気味に見えた委員の皆さんの協議の結果、市長選挙の期日は9月27日と決定。会議の進行方法などにいささかの疑問はありますが、これはいずれ市議会で議論しようと思っています。
なお、夜は久しぶりに大阪市内で会食の機会がありました。かつて、市民参加の海外視察が実現された折の参加メンバーや同行取材された記者の方々との歓談。明朝の駅前議会報告を気にしながらも、他分野で活躍される皆さんから貴重な刺激と情報をいただきました。
5月22日(金)堺市でも、新型インフルエンザ感染者(小6児童)が確認されました。
予報と違い、いったん回復したお天気でしたが、出発時にまた小雨がぱらつき始めたため、中百舌鳥駅南側で行う予定だった議会報告は、屋根のある北側広場に変更しました。
さて、きょうの議会運営委員会は午後1時に再開。しかし、再休憩して開いた4時半時点でも調整ができず、週明けまでもつれこむことになりました。昨年の場合は、正副議長選出後2日目(今年に置き換えると今日)に決着がつき、3日目の朝に開いた議運で各会派からそれぞれの役職に就く議員名が報告されています。昨年度から報酬アップした特別委員会の正副委員長ポストへの執着など、欲得ずくの駆け引きが収拾を遅らせているのでしょうか。
ところで、午後4時30分、堺市衛生研究所の検査によって新型インフルエンザの陽性反応を示した患者が確認され、堺市の感染第1号が発表されました。患者は美原区八上小学校の6年生男子児童。17日のボーイスカウト活動で、関西大倉高校の生徒(20日に感染確認)との濃厚接触があったとのこと。この話とは無関係ですが、夕方から深刻な市民相談が相次ぎ、夜は事務所でご相談に応じました。