《2009.7.27〜28》
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※7月26日以前の日記は、前ページに掲載
7月27日(月)昨夜から断続的に雨が降り、午前中は不安定な空模様が続きました。
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目覚めたときに雨は上がっていたため多少迷いましたが、今朝の駅前議会報告は「中止」と決め、ボランティアの皆さんに連絡しました。午前中はときおり強い雨が降りましたから、判断は間違っていませんでした。ところが、そんな悪天候のなかで事務所への来客が相次ぎ、お一人は市長選に立候補されるという某大学の名誉教授です。
午後から登庁して、明日開催される子ども青少年健全育成調査特別委員会の準備。主に市教委の関係部課からのヒアリングと資料収集に努めました。
7月28日(火)全日「くもり」だったはずの予報がはずれ、朝からときおりの「小雨」です。
事務所を出発しようとすると小雨。予定していた百舌鳥八幡駅前の議会報告は、中百舌鳥駅南側広場に変更しました。私たちが「議員活動報告」の配布を始めた後にどこかの陣営が来られ、別の場所に移られたようです。何のお申し出もなかったのですが、申し訳ないことをしました。ともあれ、屋根のあるこの広場での街頭活動を終え、急いで市役所へ。きょうは「子ども青少年健全育成調査特別委員会」の市内視察のため9時30分に出発。午後1時から委員会開催という慌ただしい日程をこなしました。6時ころまでかかった委員会が終わって事務所に戻ると、某社記者方が来訪されており、選挙情勢などについて意見交換。なお、学校図書館などをテーマとする特別委員会での私の質問と答弁の状況は、次のとおりです。
●こんなにお粗末…堺市の学校図書館
学校図書館の蔵書冊数については、1993年に文科省が「学校図書館図書標準」を定めました。堺市の場合、この標準に達している学校は、小学校94校中の29校(30.9%)、中学校43校中の5校(11.6%)と、驚くべき状況です。その上、国が図書整備計画に基づいて地方交付税で措置している額の9割しか実際の図書費として予算化していません。つまり、「学校図書館図書費」として国から交付を受けたお金の1割をピンハネして他の予算の回しているのです。
●必要な各学校図書館のネットワーク化と市立図書館との連携
蔵書の不備を補うためにも、各学校図書館の間にネットワークを構築することや公立図書館との連携が欠かせません。「ネットワーク化」は国の推進事業にもなっているのですが、市教委はそのことを無認識でした。また、市立図書館からは、不要になった図書の提供や団体貸出を受けていますが、本の運搬は教師のマイカーを使うなど個人負担を生じさせています。
●図書の購入方法にも問題あり(市立図書館=11%引き、学校図書館=定価)
堺市立図書館の図書購入費は年間約7900万円。図書館がこれを運用するための装備までして納入することを条件にして、定価の11%引きで購入しています。これに対して、学校図書館の図書購入費総額は約1億1400万円と多額であるのに、1円の値引きもありません。
■長谷川が求めた改善策と市教委の答弁
まず何よりも、交付税算定基準の全額を「図書費」とすることを財政当局に強く求めるべきだと主張し、市教委幹部も同意しました。次に、ネットワーク化の推進と市立図書館との連携強化について、その内容を相互の協力において進めるべく提案したところ、ネットワーク化に関しては補正予算で対応すること、図書の運搬方法についても宅配便の利用など改善を図る旨の答弁を得ました。また、図書の購入方法は、管理担当教育次長が改善を約束せざるを得ませんでした。なお、蔵書内容についても、全国学校図書館協議会が定めている「蔵書配分比率」との関係での検証が必要なこともあるので、市教委として学校図書館の現状をきちんと把握することを要求。マンパワーとしての司書教諭の専任化やスキルアップ、学校図書館司書の配置などにも言及して発言を終えました。