《2009.11.26〜27》
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11月26日(木)1ドル86円台とか。天気はいいのに寒さを感じたのはそのため…?
■半世紀も前の思い出ばなし
ところで、昨日の昼食時に会った津々見友彦さんが、セルフタイマーで撮影した写真を送ってくれました。メールには、「やはり昔の友人はいいですね。中学の頃にふと帰ったような気になり、とても楽しい時間を過ごせました」としたためられいます。お互いに、55年ほど前の関係に戻って会話を楽しみました。二人が在籍したのは、
守口市立第一中学校。1954年(昭和29)に入学し、57年(昭和32)に卒業しています。
朝から、留守中に届いていたメールをチェックして必要な返信を書いた後、調査報告書の作成にかかりました。私が東京23区の図書館を調べたいと思ったのは、堺市の図書館にも指定管理者制度を導入すべきだと思ったからではありません。これまでも、例えば2007年9月13日の
決算委員会文教分科会では、堺市の図書館を考える会メンバーの調査などをもとに、指定管理者に移行した北九州市の図書館の問題点などを指摘しています。
●専門職採用をしていなかった東京23区図書館
東京23区では、従前から図書館の専門職(司書・司書補)としての職員採用が行われず、一般行政職員が人事異動によって図書館に配属されてきました。このため、業務委託によって司書が窓口業務に当たるようになり、利用者から好評を得ているという話を聞いたこともありました。指定管理者への委託契約では、司書有資格者の現場配置などを条件とする例などもあるのですが、果たしてどのような状況なのかなどを調査してみようと思ったのです。
●受託事業者の撤退、倒産…業務の安定性や継続性への不安
今回視察した足立区では、以前は非常勤職員として働いていた女性が、指定管理者に図書館長として採用され、意欲的に業務改善にも取り組まれている地域館の様子を見せてもらいました。しかし他面、業務の安定性や継続性への不安があることを、図書館関係者は率直に認めています。同区では、実際に、受託事業者が運営経費の試算を誤った結果、3年も契約期間を残して撤退するという事態が生じているそうです。また、他区の例としては、受託事業者が“倒産”して、実に困難な局面に至ったとの情報も得ました。
●業務委託から指定管理者へ…容易だった非直営化
また、次に視察した大田区では、従前より業務委託による図書館運営を拡大しており、指定管理者制度ができたことは「渡りに舟だった」…らしい様子です。
さて、27日は、堺市の副市長候補を市議が面接するという異例の「議員総会」が開かれます。そんな事態に嫌気を覚えたのでしょうか、どうやら、2人の候補のうち大植潔氏(京阪電鉄統括事業部長)が辞退するという話です。竹山新市長の人事は、またつまずきました。
11月27日(金)穏やかなお天気でしたが、堺市長には“嵐”の日だったでしょうか…
大植潔氏が「議員総会」で表明した副市長辞退の理由は、市長選の前に同氏が発送した30〜40枚のハガキが公選法違反に問われかねない内容だったためだそうです。大植氏は、「高校の同級生で大の親友、人間としての魅力を持つ竹山市長を補佐することで、生まれ育った堺市に恩返しをできることを喜んでいた。予想外のトラブルがもっと大きな問題に発展するかもしれないと思い…」とその胸の内を語りました。竹山当選を願って行った行為が、期せずして当選後の市長の足を引っ張ることになったわけです。夕刊各紙(
朝日、
毎日、
産経、
読売、
日経)やテレビ各局(ABC、KTV、MBS、YTV、NHK)のニュースでも報じられています。