《2010.6.12〜14》
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6月12日(土)今日も好天です。しかし、明日から「梅雨入り」も予想されている模様…
昨日から書き始めた雑誌の原稿を、何とか脱稿しました。〆切は明日なのですが、総務財政委員会での発言準備をしなければいけないと思い、集中しました。なお、書くために調べていて気付いたのですが、菅直人さんが私の家を訪ねてきたのは、1975年ではなく「76年の5月」でした。この年の2月、戦後最大の疑獄だと言われたロッキード事件が発覚。自民党糾弾が叫ばれるなか、「否定論理では何も生まれない」「あきらめないで参加民主主義をめざそう」と、菅さんが議論に来たのです。その主張は、昨日の所信表明演説でも披露されています。
6月13日(日)予報どおり朝から雨。近畿地方も、昨年より7日遅れで梅雨入りとか…
駅前議会報告のため久しく休んでいた大泉緑地の散歩に出かけました。雨の中を歩く方や走る方も多く、周回路はあいかわらず賑わっています。昨日書き上げた雑誌原稿を推敲して、メール添付で送信。後は、総務財政委員会での発言準備に精を出しました。明日は、市長が出席する午前中にトップで質問。市長退席後の質問は、午後2時半以降になるでしょうか。
6月14日(月)曇り空ながら雨はなし。ただ、関東甲信、東北南部は梅雨入だそうです。
午前中の総務財政委員会では、竹山市長が掲げる「
市長のマニフェスト60」を取り上げて質問しました。すでに「
議員活動報告45」やこの
アクション日記(5.11)で指摘しているので、市長は私の追及をかわす準備をしていたようです。
●「マニフェスト」とは言えない“市長のマニフェスト60”
市長は、「マニフェストと選挙公約は違わない」と主張します。実施期限や財源など数値目標を明示していないことを突くと、「それは北川正恭教授の説だ」と逃げました。きっとそんな言い逃れを図るだろうと思っていたので、私は次のような
ウィキペディアの解説も用意していました。
「従来の選挙公約とは異なり、何をいつまでにどれくらいやるか(具体的な施策、実施期限、数値目標)を明示するとともに、事後検証性を担保することで、有権者と候補者との間の委任関係を明確化することを目的としている。つまり、いつ(実施時期)の予算(目標設定)に何(具体的な施策)を盛り込んで実現させるのかを明文化するもの…」
北川教授ならずとも、「選挙公約と異なるもの」というのが定説です。市長が強弁すればするほど、60項目の羅列を「マニフェスト」と呼んでいる“ひとりよがり”が滑稽に見えてきます。
●「約束」の内容を示せない無責任な“選挙公約”
また、「妊婦検診公費負担を大幅に拡充します」、「監査機能を強化します」、「マニフェストの項目ごとに公募市民・学識経験者などにより、達成度の検証・管理を行う「マニフェスト検証委員会」を設置し、1年ごとに進捗状況を検証し、公表します」という“約束”を取り上げ、具体的な実現方法を質しました。しかし、市長の答弁は、はぐらかしに終始しました。
いま国会では、民主党のマニフェスト修正が議論されています。政権を得て初めて分かる権力の内容もあるはずですから、政権獲得以前に作成したマニフェストが修正されることは容認されることです。でも、「マニフェスト」と「選挙公約」の違いを認識できない竹山市長にとっては、そんなことはどうでもいいのでしょう。
●旧堺病院跡地をめぐる市長答弁、都市制度研究会、消防署内で通勤車駐車など…
午後の委員会には市長が出席していないのですが、午前中の他の議員への市長答弁、堺の目指す都市像などを議論する「都市制度研究会」、消防署ほか市施設内での通勤マイカー駐車、公金外現金の管理などについての問題点を質しました。