大綱質疑の2日目です。昨日の会議は17時50分ころに終わりましたが、今日は18時30分までかかりました。発言者が多く、また時間をかけた議論が続いているためです。前市長時代のように、質疑ではなく「与党」の要望が大半というわけではありません。竹山市長も積極的に答弁に立ち、原稿に頼らず持論を展開する場面もしばしばありますから、「議会の活性化」が実現しているうようにも見えます。ただ、一部の会派は、誰が質問に立っても用意してきた原稿を読むだけ。少しは脱皮できないのでしょうか。
今日の質問で私が耳を傾けたのは、民主党の西哲司議員が取り上げた「みんなの審査会(新さかい)〜堺版事業仕分け〜」をめぐる議論。西議員は、32事業の仕分けをコンサル会社に丸投げし、約500万円を支払っているが、構想日本に委託した新潟市の場合は30事業で約99万円、同じく相模原市は40事業で111万円だったと指摘。竹山市長が「堺版」とこだわったばかりに、仕分け経費が高額になり、手法や結果も十分でない…と批判しました。
この追及に誰が応じるのか?と答弁者席の動きを観察していると、市長、担当副市長、総務局長の3人がひそひそ話。結局、総務局長が立って「審査に参加した市民の9割は意義があったと言っている」とかわそうとしたのですが、最後には「厳しいご批判をいただいた」と答え、追い込まれていました。なんだかんだと言っても、「分の悪いことは部下任せ」…という市長や副市長の答弁姿勢も見えてしまった質疑応答でした。
昨日買ってきた花苗の植え付け。所用で豊中まで行き、戻ってから大綱質疑の準備にかかりました。明日の本会議は10時開会。私は、トップバッターで登壇します。
9月5日(日)西日本は引き続いて猛暑。台風9号が沖縄本当付近から九州北部へ・・・
今日は、母がお世話になったり、また日ごろからご心配下さっている方々を訪ねて、100歳の誕生日を迎えることができたお礼を申し上げました。なお、楽しみにしている総理大臣の祝状は、敬老の日に在任する首相の名前が記されるため、今年は届くのが遅くなるとか…。
●今議会の焦点=阪堺線支援策(市長が鉄道会社に示した支援内容はこちら)
ところで、今議会の議案のうち最大の焦点は、阪堺線追加支援7500万円の補正予算です。当初予算にも1億6千万円(老朽化施設の改修支援など)が計上されており、合計2億3500万円になります。追加分は、利用者増を図るため、ゾーンチケット、高齢者利用割引、堺市内〜大阪市内区間の均一運賃化の実施などを目的とするもの。また、来年度から10年間に毎年2億円の支援を行い、これとは別に低床車両導入や運賃支払いのICカード化など利便性向上のために補助金30億円を充当。合わせて50億円の税金を投入する方針です。
●大阪維新の会、クリエイティブフェニックスは反対?
各会派の大綱質疑が2巡目に入っている昨日までの発言では、「阪堺線支援に投じる50億円を泉北高速の値下げに使え」(西林克敏議員)、「北区ではバス路線が廃止されている。一地域だけへの支援は納得できない」(吉川守議員)などの反対論が出ています。ただ、その他の「旧与党」会派の雰囲気は、竹山市長が中止した「LRT」復活の言質をとろうと躍起になっているように見えるのです。さて、どう決着するか。建設委員会(13日)での議論が注目されます。なお、阪堺線存続の住民活動に携わっている志賀和子さんが、議会傍聴記などを「ネットワーク・みはら」の掲示板に書いています。
9月4日(土)依然、最高気温は36℃。交差点で待つ人たちも、木陰を探しています。
9月3日(金)期待しましたが、治まりません。今日もまた「猛暑日」の記録が伸びました。