今日の大綱質疑で私が議論したのは、大阪府水道部が毎年30万本製造し、府や市町村の施設に配備している「災害用備蓄水」のことです。
昨年の市長選挙の際、この水が数ケース(1ケース24本)、竹山候補の事務所に置かれ、運動員の飲料水として選挙カーに積み込まれていた…という情報が寄せられ、調査を重ねていました。
他にも何人かの関係者から同様の証言が得られたので、本会議で市長に「その事実を知っているか」と質問したのです。
市長が、「事実ではない」と言うので、その理由を質すと、「自分は見たことも飲んだこともないからだ」と答えました。果たして市長の言い分が正当なのか。引き続いて調査を進めます。

●何を思ったか、市長が質問者を攻撃。審議がまる1日遅れました。
ところで、答弁の最後に市長が語気を強めて語り出したことに、議場の議員のほぼ全員があっけにとられました。内容は、私の質問とはまったく関係のない政務調査費のことです。
「会議用の駄菓子は、本来の社会通念に照らせば政務調査費には不要だと指摘されている。多くの(議員の)皆さんが収支報告書の駄菓子を訂正しているのに、長谷川議員は21年度分に数点、会議用駄菓子を計上したままで、未だ訂正・返還がなされていない。市民の旗を掲げる議員として、速やかに市民の目線で対応すべきだ」
市長は、準備した原稿を読みながら発言していましたから、厳しい市長批判を展開する私を言い負かそうと用意していたのでしょう。しかし、本会議での「質疑」では、質問者は通告事項以外の発言を禁じられ、発言回数も制限されています。また、答弁者は質問に答えることしかできません。そんな会議運営ルールを無視してまで、竹山市長は私に反撃したかったようです。
●議長が休憩を宣し、6時間半後に市長が謝罪して発言撤回
さすがに議長が会議を休憩し、議会運営委員会での協議が行われました。そして、市長側との折衝が始まったのですが、結論が出たのは午後4時半すぎ。再開された本会議で、市長が謝罪し、発言を撤回しました。しかし、私の後に予定していた5議員の質疑を行うことができなくなり、会議は明日に延期。市長が提案した議案審議はまる1日遅れることになったのです。
●いわれのない批判…会議費での茶菓代支出は裁判でも「合法」
なお、市長が長谷川攻撃に使った政務調査費支出の話は、まったくのでたらめです。私が21年度に支出した会議用のお菓子代は4回で、合計8220円。いずれも市政報告会に参加して下さる方のために用意したお茶うけで、参加者1人あたり100円程度です。また、そのような支出は、政務調査費の規則や運用指針で認められており、裁判の判例でも合法とされています。さらに、市長が引き合いに出した「訂正」の話は、20年度分の政務調査費支出を巡って市民から監査請求が出され、「吸い物、しじみスープ、カットねぎ」など、ちょっと説明しづらい支出をしていた会派が訂正して、返還したものです。同じ年度にも私は会議用お菓子代の支出をしていますが、市民の方からは何の指摘も受けていません。

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《2010.9.6》

9月6日(月)昨日の夕立で少しは涼しくなるかと思ったのですが、今日も34℃…

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