明日からの治療に備えて、入院先に戻りました。午後遅く、山部赤人の歌碑などがある万葉岬に足を運び、付近を散策。写真の歌碑は犬養孝博士の書によるもので、万葉集巻十二に収められた作者不詳の歌。「室の浦の湍門の崎なる鳴島の磯越す浪に濡れにけるかも」。解説書によると、「室の浦」は室津藻振鼻から金ヶ崎(万葉岬の突端)にかけての湾入。「鳴島」は金ヶ崎眼下の君島、金ヶ崎と鳴島の間が「湍門」、磯波のしぶきに濡れる舟行旅愁の歌だそうです。

《2011.7.30〜31》
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※7月29日以前の日記は、前ページに掲載

室の浦

室津港

関電相生発電所

万葉岬

相生湾

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7月30日(土)新潟県、福島県で豪雨災害。自然の厳しさに重なる人災はなくしたい。

2週間ぶりに事務所前の花たちをいたわり、ヤマボウシに付いたイガラ退治もしました。そして午後は、ある市政テーマについて有志市民の方々と意見交換。9月からの活動再起にも備えています。ところで、事務所からお送りしたアンケートへの回答が届き始めました。ざっと目を通させてもらいましたが、やはり「がん対策推進条例」についてのご期待は大きいようす。また、ご自身や家族の「がん体験」を書かれた回答が2割近くありました。この問題への取り組みが遅かったのではないかとの反省も湧いてきます。

なお、元・大阪府議の山本健治さんからも、3年前に前立腺がんの治療を受けた旨のお便りがあり、併せて「放射能で首都圏消滅」という本が送られてきました。著者の古長谷(こながや)稔さんは、今年4月、静岡県三島市の市議選に初挑戦してトップ当選を果たした人。以前は、細野豪志衆院議員(現・原発事故等担当大臣)の秘書もしていたそうです。菅首相による「浜岡原発の運転停止要請」にも、影響を与えたのかもしれません。

▼参考=後日(10月20日)熊本空港へのフライト中、入院・治療の日々を懐かしみながらシャッターを切りました。

宮山

相生市街地

鬘島(お椀島)

君島(鳴島)

唐荷3島(沖、中、地)

7月31日(日)万葉岬では、もうツクツクボウシの鳴き声が聞かれました。

藻振鼻

金ヶ埼