《2011.8.23〜24》
(1003)
※8月22日以前の日記は、前ページに掲載

8月23日(火)朝、北部の山々に雲が沸き起こっている様子。中国道は雨でした。

あらかじめ議会事務局を通じてお願いしていたこともあって、健康推進課総括参事で保健師の大熊江美子さんと、同課課長で管理栄養士の辻本美由喜さんが待ち受けてくださっていました。12月にお世話になった大熊さんにお礼を申し上げ、制度実施後の経過などを確認。同市の助成金制度は、日々市民と向き合っている現場職員の発案によるものです。大熊さんからは、今日も思いの溢れた言葉を伺いました。
「もしも未熟児が生まれたら、ひとりの人間として最善の医療措置が講じられます。その一方、胎内で亡くなっていく命を助けることができなかったら、とても悲しいことです。不育症についての理解が広がって治療につながり、赤ちゃんが救済できることに、この制度の意義があると思います」
真庭市では、議会事務局の畦崎智世さんにもお世話になり、5町4村の合併による真庭市誕生の経緯や議会運営についての説明を受け、議場などの案内もしていただきました。
なお、予定時間より2時間ほど早く到着したので、市役所本庁舎近くのエスパル(メイン施設は音楽ホール)内にある市立久世図書館や、隣接する旧遷喬尋常小学校を見学しました。
▼写真上=地元産業を反映して木材を多用した議場。対面式の発言席も設けています。
▼写真中=旧遷喬尋常小学校は明治40年建築の木造。1990年まで現役小学校でした。
▼写真下=帰り道で見かけた薬王寺の楼門(真庭市指定文化財)。真言宗のお寺です。

昨夜から照射部の皮膚にかゆみを覚え、毎日早朝に様子を見に来てくださる主治医に相談すると、かゆみ止め塗り薬の処方がありました。陽子線治療は33回目。もう6回で終了します。看護師から「患者カルテ」の説明を受けましたが、粒子線医療センターでの治療が終わってから10年間、経過を観察して3か月ごとに報告することになります。必要な場合は、アドバイスや診察を受けることもできます。
さて今日は、今回の入院中にぜひ訪ねておきたいと思っていた岡山県真庭市に出かけました。同市は、日本で初めて不育症に対する助成金制度を実現した自治体です。昨年12月議会で堺市の不育症対策を議論した際、資料や情報を送っていただいたお陰で、竹山市長がこれまでの施策欠落を認め、助成金制度の検討を約束したのです。

粒子線医療センターでの、34回目の陽子線治療も無事に終わりました。この治療施設のある播磨科学公園都市に「星のひろば展望台」という場所があることを知り、立ち寄ってみました。写真は展望台からの眺望で、奥の山裾に見える施設の左手がSPring-8、右手に粒子線医療センターが写っています。また、この展望台から下りて来ると、県立大学附属中学校横の路上に鹿が立ってこちらを見つめていました。車を止め、カメラを向けうようとしたのですが、さすがに素早く逃げ去りました。逃げ込んだのは、付属中の反対側にある山地。この林の中に展望台もあります。

8月24日(水)治療の帰り、県立大学付属中学校沿いの道路で野生の鹿と出会い…

ところで、照射位置の皮膚のかゆみは、処方された「ベナパスタ」を塗るとよく効いています。もっとも、医師から「炎症がある間、プールでの刺激は避けたほうが…」との指導があったので、午後はトレーニングジムだけにし、泳げない分、ランニングマシーンの距離を2倍にしました。

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