始まったころ「2か月の先は遠いな」と思っていた陽子線治療も、とうとう38回。明日の1回を残すのみになりました。
また、この2か月、午後の日課としてきたトレーニングジムは火曜の定休日ですが、温水プールは最後の夏休み特別開館。なごりを惜しんで、いつもの距離をさらに延ばして泳ぎました。そして、体調管理に利用した「フィットネスF」(ジム+プール)というコースの退会手続き。「帰られてからも、ぜひ続けてくださいね」というコーチの声に送られながら、トレーニングの記録データを受け取りました。さらに、明日は月末休館日になる図書館に行き、貸し出しを受けている本を全部返却。「市内に入院中」を理由に発行してもらっていた貸出カードも返しました。
ところで、堺市議会定例会の大綱質疑が9月1日から始まります。私の発言は、5日(月)の10時になる予定で、発言内容をメール通告しました。

8月31日(水)病室の窓から見納めの朝景色。美しい朝焼けが雲を染めていました。

何はともあれ、あとしばらく治療が続く同病患者の皆さんにお別れのご挨拶。姫路市のSさんやKさんからは、明日からの議員活動再開への激励をいただきました。また、医師の最後の診察を待つ間、私と同様に今日が最終回の愛知県のHさんや、入院先でたまたま隣室だった奈良県のFさんとも、ゆっくりと会話。治療時間帯が同じでよく言葉を交わした徳島県のMさんには、「徳島訪問の際、ぜひお寄りください」と名刺をいただきました。そして、もう再訪することがない(と思いたい)、医療センターの職員の皆さんにお礼を申し上げました。

39回目の陽子線照射を終え、兵庫県立粒子線医療センターでの前立腺がん治療は、予定どおり完了しました。

お昼すぎにIHI播磨病院に戻り、取り置いていただいた最後の昼食。退院手続きを済ませ、荷物を車に積み込みました。ほぼ2か月にわたる治療期間中、暖かみをいっぱい感じさせてくださった看護師さんらに心から感謝の気持ちを述べ、名残惜しさすら覚える病院を後にしました。
道路渋滞はほとんどなく、自宅までは1時間40分。休む間もなく、事務所で大綱質疑の準備にかかっています。

▼写真左=入院先6階の西側窓から撮影した宮山。眼下に病院の駐車場も写っています。
▼写真右=図書館近くに建つ文学碑。佐多稲子の自伝的要素を加えた小説「素足の少女」の一節が刻まれています。稲子は、播磨造船所に勤務する父と共に、14歳〜16歳(大正7〜9)を相生で暮らしました。

8月30日(火)今日も朝から快晴で、最高気温は34℃まで上がりました。

▼写真下=図書館玄関前の野口雨情詩碑。「相生の港は なつかし港 軒の下まで 船がつく 雲の陰から 雨ふり月は 濱の小舟の 中のぞく」

《2011.8.30〜31》
(1007)
※8月29日以前の日記は、前ページに掲載
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