12月3日(月)今朝は冷え込んで2℃。午後は14℃で、昨日より5℃も暖かいのに…
大綱質疑3日目。トップバッターの私の後、維新、ソレイユ、共産、自民の3巡目議員が続き、最後にソレイユの4巡目議員と、3日間で合計17人の質疑が終わりました。各会派とも、3巡目ともなると質問項目が少なくなり、午後4時前に延会。
心配していた私の時間配分は、事前調整で答弁内容の短縮を求めたこともあって、うまく納まりました。もし残り時間がなくなったら、どこかでカットしようと準備した40コマのスライドも全部使い、まだ2〜3分の余裕があったようです。
●「がん対策推進条例の制定を受け、決意も新たに取り組む」…竹山市長が答弁
前議会で制定された「がん対策推進条例」を契機とする市当局の取り組み姿勢を質したところ、竹山市長が「市民の健康と命を守る施策を推進すべく、決意も新たにがん対策に取り組む」と答えました。市長としては、子宮頸がんワクチン接種の単独実施や、今年度から「総合がん検診」事業を開始したことなどの自負もあるようです。ともあれ、昨年5月議会で私自身のがん体験を踏まえて制定を呼びかけた条例です。欠陥はありますが、堺市の「がん施策」をさらに拡充し、前進させるよう、これからも議論を続けようと思っています。
●上下水道局職員の関係業者との癒着事件も、市長が「徹底調査と厳格な対応」を約束
前議会で私は、上下水道局職員が業者と会食した事実を示した文書について質しました。10月末までに調査を終えるとの約束を得ていたのですが、まだ果たされていません。調査状況の報告を求めたところ、確定的な調査結果に基づいて結論を出すに至っていないとのこと。竹山市長は、「職員と業者の会食は遺憾で、市民の皆様に申し訳ない。慎重、厳格な調査を行い、懲戒処分等の厳格な対応を行う」と答弁しました。
●自治基本条例は、「住民投票制度など市民参画に関する整備を先行する」…
議会基本条例の策定作業が進んでいることに鑑み、自治基本条例の積み上げ方式で制定してはどうかと、前議会で提案。その進行状況を確かめたところ、「各市条例の分析・検証と合わせ、住民投票条例の制定に向けての検討作業を始めている」とのこと。どうやら、私の提案に沿った作業が進んでいるようです。
●市教委は「がんに関する教育指導資料作成委員会」を設置し、今年度末に作成予定
市立学校での「がん教育」について、市教委は前議会で「指導案や指導資料を作成し、効果的な学習のあり方を検討する」と約束。教育長も「がん条例に後押しされて取り組みたい」と明言していました。取り組み状況を質すと、「指導資料作成委員会設置要項」を制定したとのこと。12月中旬に第1回委員会を開催し、今年度末までの作成をめざしているそうです。
●「たばことその害」に関する各所管部局の答弁
*健康福祉局=たばこは、種々のがん、虚血性心疾患や消化器疾患のリスクを増大させる。禁煙支援、受動喫煙防止などの啓発活動を今後も推進する。
*総務局=本館東側喫煙所での喫煙マナー向上に努めている。高さのあるパーテーション設置などの改善策を検討。移設も含めた設備改善による受動喫煙防止を図る。
*建設局=小さな公園は「禁煙」、大きな公園は「分煙」として受動喫煙防止に取り組む。公園愛護委員の協力も得て、今年度中に小さな公園から禁煙看板による啓発を行う。
*市教委=8年前に敷地内禁煙を実施した市立学校園の「標示」が傷み、また無くなっている。劣化の少ないアクリル製の掲示板を作成すべく、関係課(財政等)との調整を行っている。
●喫煙続ける2人の副市長への要請。さて・・・
禁煙や受動喫煙防止を所管する2人の副市長に、「自身の喫煙はいかがなものか」と前議会で問いました。「努力」を表明したと思っていたのですが、今日も「要請」を重ねました。