午前中に歯科の定期検診を終え、昨日も見舞った元議会事務局職員の病室を訪ねました。今日は、同期採用の職員もすでに来ていて、本人はすこぶるうれしそうでした。
さて、右の表は、私が２回目の当選を果たした後の４年間、会派別に議員の発言回数を集計したものです。旧美原町との合併時まで、私は「非所属クラブ」という会派名を名乗っていました。表を作るため、当時議会事務局に在籍していたこの人に相談したら、労を惜しまず４年間の会議録を丹念に調べて報告してくれた仕事への姿勢を思い出しました。

	議員数	委員会	本会議	合計	１人平均
公明党	１２	８９	３３	１２２	１０.２
共産党	１１	１９４	４０	２３４	２１.３
民社党	７	６１	２２	８３	１１.９
自民党	７	１６	１２	２８	４.０
自民市民	６	７３	２５	９３	１６.３
社会党	６	６１	２２	８３	１３.８
全議連	１	１７	１９	６６	３６.０
女性協会	１	２１	２７	４８	４８.０
非所属	１	６８	５５	１２３	１２３.０

昨日から「議員活動報告」（Ｎｏ．57）の作成にかかり、今朝、印刷所に原稿を入れました。午後から登庁して、明日の本会議の発言準備。また、事務所に戻って市民相談に応じました。

ならば、「市民の手で市議会を正常化しよう」と、私を議会に送り出した市民の皆さんと知恵を絞りました。ちょうどその頃アメリカで制定された「政府倫理法」を猛勉強。汚職防止のための「資産公開制度」を取り入れ、「住民参加」を随所に織り込んだ条例案が出来上がりました。
●４万５千人の署名で汚職議員は辞職…「１対５０」の議会が「３９対１１」に　
１９８２年の夏、炎天下での直接請求運動が始まりました。４万５７３０人の署名が集まり、運動の最終日に汚職市議が辞表を提出。運動は大成功でした。もっとも、市議会での当初の賛成者は私１人。全議員が参加する特別委員会を設置して議論を交わす中で賛成議員は３９人（最後まで反対したのは１１人）となり、１９８３年２月２５日の本会議で可決しました。条例が公布・施行されたのが３月１７日で、以来、ちょうど「３０年」になりました。

ずいぶん古い写真ですが、１９８２年８月、政治倫理条例制定の直接請求署名を集める、津久野駅前でのひとコマです。電車が到着するたびに、通勤帰りの方々が署名簿を置いた机まで来てくださるという熱気のある運動でした。私も若く、４１歳。
●汚職事件に怒る堺市民の運動
私が堺市議に初当選は、１９７９年のこと。２年目の９月に汚職事件が摘発され、翌年３月には逮捕された市議の有罪判決が確定しました。同じ事件で逮捕された職員は起訴の時点で懲戒免職。にもかかわらず、汚職市議は議員を辞めず、市議会の多数派は「辞職勧告決議」を否決しました。