そこで、8月9日に橋下市長と松井知事が発表した「制度設計案」なるものを報じる翌日の新聞各紙を議場のスクリーンに映し、どの新聞も「最大効果970億円と当初目標4000億円の隔たり」を懐疑的に報じていると紹介しました。ところが、維新堺市議団公式ホームページには「8000億円」(効果額)と記されています。「その根拠は?」と質問しましたが、市当局に答えられるはずがありません。
このホームページには、「年間歳入の約40%を国や府からの交付税や補助金等にたよっている我が市もたちまち困窮する」とも書かれています。これについて財政局長は、「どの自治体でも同じ」、「真の分権型社会を実現するため税源配分の見直しを国に要求する」、しかし「都構想には是正のことが示されていない」と批判的に答弁しました。
●維新市長候補予定の西林(前)議員は、4年前(自民党時代)…
続いて指摘したのは、維新の市長候補となる西林(前)市議が4年前の市長選の際に書いたブログ。「地方分権を唱える知事が、堺市長選挙に介入し自分の意のままになるように市政を誘導しようとしていることに憤りを感じて止みません。堺市民の底力で大阪府からの不当な支配に打ち勝ちましょう!!」と書いています。「KeepYour Faith」(信念を貫け)が好きな言葉だとPR紙などの「プロフィール」で宣伝していますが、一体どのような信念をお持ちなのでしょう。

《2013.8.23》
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※8月22日以前の日記は、前ページに掲載

●「維新市議団は責任をもって語れ」と要求
いずれにしても、今議会は維新市議団が現職市長に論戦を挑む絶好の機会です。にもかかわらず、今日の質疑に立った維新代表が、市当局に対して「お願いします」「要望します」と締めくくったのは理解できません。長谷川が指摘した無責任さや疑問点への回答を含め、「維新が担う堺市政はこうだ」という自分たちの意向を示すべきだと、私は主張しました。なお、竹山市長に橋下代表との討論申し入れの際、西林氏は「私では役不足」(力不足?)と言ったそうです。

月23日(金)「処暑」の今日、気温はちょっと下がって34℃。夜の雨は期待ほどでは…

本会議冒頭で、西林議員の辞職を許可。その後、公明、維新、ソレイユ、共産、自民各会派代表の質疑があって、私の出番は6番目。しかも、「維新議員が本会議開会中にツイッターを発信している」との通報が市民からあったため、その事件への対応協議で会議は30分遅れ、17時50分の登壇です。
なお、ツイッター事件の犯人は、以前「会議規則などクソ食らえ」とツイートしてひんしゅくを買った議員。泉州水防議会では、私の発言中に「ずっとケイタイをいじっていた」と、傍聴席で見ていた市民があるブログに書いていますから、どうやら常習犯のようです。ちなみに、記者の取材には「発信したのはトイレで大便中」と言い訳したとか。毎度まいどの“臭い”話です。

▼毎日新聞(2013.8.10)の紙面から

▼「西林克敏の今日のつぶやき」から

●指摘した…「大阪都構想」のいい加減さ
さて、私の大綱質疑では、まず竹山市長に、6か月前(2月22日)の本会議で再選出馬を表明したが、告示を23日後に控えてどのような思いを持つかを質問。市長は、「愛する堺を大阪都構想で消滅させてはならない」などと答えました。         

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