《2014.9.30〜10.1》
(1455)

※9月29日以前の日記は、前ページに掲載

月30日(火)午前中は晴れ、午後から曇り空。最高気温は27.4℃で、暑さを感じます。

来週からの駅前議会報告に備え、早起きを始めました。大泉緑地の散歩も、いつもより1時間ほど早く出発。途中で日が昇り出したので、「冒険ランド」のいちばん高い滑り台の頂に登ってみました。二上山もきれいに見えます。

●8月定例会の全日程を閉じる最終本会議
10時から始まった最終本会議の冒頭で、故・小西一美議員に対する追悼演説。その後、北野礼一議員の辞職許可、任期満了となった教育委員の再任などの議事を経て、市長提案の全案件が採択されました。
最後に、堺市議会の意思を外部に発信する「決議」や「意見書」を審議します。各会派が文案を用意し、会派間で調整修正の後に上程。全会一致で採択されるもの、また、会派ごとに賛否が分かれて採決に至るものに分かれるのですが、今日は、興味深い現象が見られました。
▼議事運営の稚拙さを見せた…大阪維新の会
「泉北高速鉄道売却益を沿線住民に還元するよう求める意見書」について、維新の会は「売却益の全部の還元を求めるのか?」と提案会派に質問。今回の意見書案には「一部」とも「全部」とも書いてないのですが、「以前の同種決議では一部だった」とこだわりました。自民、ソレイユ、共産の議員の答弁に満足せず、竹山市長にも質問。市長に、ここぞとばかりに維新攻撃の発言をする機会を与えてしまいました。そもそも、文案が気に入らないなら、対案を出すか、討論で理由を述べて反対すればよい話です。「質疑」にこだわったお粗末な対応は、維新議員の議事運営に関する知識の希薄さと、経験の未熟さをさらけ出しました。
▼会派内の意見対立が見える…ソレイユ堺
次の4つの決議・意見書をめぐっては、ソレイユ堺の議員の賛否対応が分かれました。@「日本政府に対し米国内の慰安婦像及び碑の撤去を要求することを求める決議」=平田多加秋議員→賛成、吉川守議員→離席。A「集団的自衛権行使を容認する閣議決定の撤回を求める意見書」=平田議員・吉川議員→反対。B「特定秘密保護法の撤廃を求める意見書」=小堀セイジ議員・山口典子議員→賛成。C「福井地裁の判決を重く受けとめ、原発再稼働の中止を求める意見書」=山口議員→賛成。
もっとも、採決は記名投票ではなく起立採決でしたから、私の見誤りがあるかもしれません。ちなみに、私は、@に反対、ABCは提案者となり、賛成しました。

10月1日(水)今朝の気温は21.1℃。最高気温も28.9℃となり、残暑がまだまだ続きます。

昨日、本会議終了後に、議長が各会派代表を集めました。政務活動費の支出について、マスコミから「10人程度の議員の支出に疑問がある」旨の情報が寄せられたとのこと。「各会派が3年分の収支報告書を再点検し、10月末までに報告してほしい」との指示もありました。
また、竹山市長は、記者会見での記者からの質問に、次のように答えたようです。「内部職員体制の強化に加え、外部有識者によってチェックできる体制を整えることで、透明性や客観性を高めることができるのではないか。 また、明確な証拠書類を付けてもらうなど、そういうことを含めて、議会のほうに投げかけている。 政務活動費は、議員の調査活動には必要で、議会力の向上につながる。政務活動費を正しく使っていただけるようなシステム、検査体制を作っていかなければならない」。
決算委員会の討論で私が提案した「検査機関の設置」は、市長も同じ考えのようです。議会での早急な検討が必要でしょう。

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