《2015.9.6》
(1581)

※9月5日以前の日記は、前ページに掲載

月6(日)朝から夜まで、ずっと雨です。昼間の気温は24. 0℃で、夏日にも至りません。

報告が遅れましたが、健康福祉委員会の視察旅行(8月18日〜19日)のために支給された旅費の残額を、ホームレス支援の活動をしている「有限会社ビッグイシュー日本」に寄付することにして、今日、送金しました。
今回の旅行で支給された旅費額と実際の支出額は、下の表のとおりです。堺市議会では旅行の際、各議員の旅費を議会事務局の随行職員がまとめて管理し、旅行終了後に支出残額を議員に戻しています。
前任期まではそのまま受け取っていたのですが、そもそも「旅費」とは旅行に必要な経費の実費弁償と考えるべきもの。旅費制度の改革を提案する一歩として、残額を堺市に返金することを試みました。しかし、堺市の旅費規程は条例で定めた額を支給する(定額支給)ことになっているので、受け取れないと拒否されました。
ならば供託しようと、法務局に赴きました。ところが、「債権債務の関係が存在しないから、供託はできない」との見解でした。堺市内に拠点がある活動への寄付は公選法に抵触するので、雑誌「ビッグイシュー日本版」を発行する同社への寄付を思いたった訳です。

なお、上表の「運賃など」には新大阪までの交通費が含まれているので、未精算の地下鉄(新金岡〜新大阪)往復740円を残額5,772円から差し引き、「5,032円」を寄付額としました。また、利用明細票に記されている依頼人「ハセガワトシヒデ」(長谷川俊英)は私の口座名義で、番号と残高はマスキングしています。
●次回からは「概算払い」の請求をやめ、「確定払い」に
今回、堺市が私からの返金を拒否したのは、議会事務局の手続きに従って「概算払い」の請求をし、形式上は私が出発前に受領してしまっていたからです。このため、次回の旅行からは「確定払い」(帰着後に請求)としようと思っています。もっとも、その場合でも「定額支給」となることには変わりありませんから、その一部(実際にかかった経費外)は受け取りを拒否します。すると、私と堺市との間に債権債務の関係が発生し、堺市による供託が可能になります。
いずれにせよややこしい手続きで、本当は現行の旅費規程を改正して、実際の支出額よりも多額の旅費が支給される制度を変えなければなりません。ともあれ、残額を宴会経費に充てていた従前の使用方法は改まり、今回から夕食代は各自が出し合う形となりました。

  旅費内訳   支 給 額    実 支 出 額  残 額     備    考
 運 賃 な ど  42,500円 鉄道(新幹線) 41,420円  1,080円  残=新大阪までの交通費
 宿泊費(1泊)  16,500円 ホテル代    11,620円  4,880円  
 日当(2日分)   6,400円 タクシー代   2,127円
昼食代(2回)  3,986円
手土産代     475円
△188円 タクシー代、昼食代、視察先への手土産代は参加者1人当たり分担額 
  合   計  65,400円          59,628円  5,772円  

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