大綱質疑3日目。6人の議員の質問が終わったのは、午後5時でした。
●まず、問責決議を全会一致で可決
その後、維新を除く全議員が小林・黒瀬両議員への問責決議を提案。採決では維新も賛成したため、全会一致で可決されました。夕方のテレビニュースを見ると、各局のカメラが除斥で議場外に出ていた2人を追いかけ、「議員辞職は?」と迫っていましたが、2人はこれを否定していました。
●公明・自民が告訴要請決議を提案
続いて、公明党議員が「小林由佳議員の政務活動費等支出に関する刑事告訴を求める決議」を提案。決議文の内容は、「全容解明のために市長が市を代表して刑事告訴するよう求める」というもの。決議文では定かでない告訴対象については、提案理由説明の中で「両議員と業者の共謀によったのではないかの疑念がある」と語りましたから、小林議員、黒瀬議員、印刷・配布業者の3人に対する告訴を市長に要請するのでしょう。
●100条委員会設置決議の提案理由説明は長谷川が…
最後に演壇に立った私は、共産党市議団と共同で提案した「小林由佳議員及び黒瀬大議員による政務調査費の支出の調査に関する決議」の提案理由を説明。議運や議員総会での質問を通して明らかになった疑問点を、11項目にまとめて述べました。@チラシ配布行われなかったことに小林議員が4年間も気づかなかったのは本当? A小林議員が監査委員に提出した「チラシ」は実際に印刷されたものか? B小林議員が議会に提出した「チラシ」はなぜコピーだけ? C黒瀬議員は議員総会で真実を語ったか? D名刺の領収書が2年半近く「旧社名」で発行された不思議 E小林議員が提出した「証拠書類」は後から作ったのでは? F黒瀬秘書の仕事は政務活動を充当できるか? G黒瀬秘書は自分の会社に不正支出したのでは? Hアルバイト雇用は真実か? I黒瀬秘書が書いた業者の領収書 J振り込み書類だけの支出
そして、これらの疑問点を解明するため、100条委員会の設置が必要であると説く私のスピーチは35分に及びました。ちなみに、100条委員会には、関係者に出頭や記録提出を求める強制権が付与され、正当な理由なく拒否したら禁固や罰金の刑罰が科されるのです。
●両決議案の審議は、議会運営委員会で
ともあれ、2つの決議案(告訴要請/100条委設置)は、12月15日(火)10時開会の議会運営委員会で審議の上、17日の最終本会議で採決されます。当事者を抱える維新はともあれ、公明、自民、ソレイユ堺の各会派の対応が注目されるところです。
▲読売テレビ(2015.12.4)