《2015.12.3》
(1624)

※12月2日以前の日記は、前ページに掲載

12月3日(木)午前中は雨が残り、晴れたらぐんぐん気温が下がりました。夕方に11.0℃。

大綱質疑の2日目。7人の発言者が終わり、私の出番は、ほぼ予測どおりの午後6時50分となりました。
今日の発言のねらいは、市長も出席する本会議で小林・黒瀬両議員による政務活動費不正使用に関する認識の共有化を図ることです。そこで、議員総会でも使用したパワーポイントスライドを再編集。@小林議員と黒瀬秘書との雇用関係における公金支出の不当性、A秘書たる黒瀬氏が自身の経営事業体に仕事を発注する不透明さ、B専門業者でもない友人企業の下請けなど、不正事件に登場する関係者の「なれ合い」を指摘しました。

●議会に寄せられた市民みなさんの声
そんな、公金を食い物にするなれ合い関係の中で、多額の政務活動費を支出した「チラシ印刷・配布」のウソが生まれました。住民監査請求によって明らかになった事実に対して、市民の皆さんからどのような声が寄せられているか。議会事務局長の答弁によれば、両議員の辞職、全議員の調査、刑事告訴、100条委設置など耳を傾けるべきたくさんの思いが届いています。
●両議員の弁明が生む、さらなる疑惑
なお、チラシが配られていないことは、昨年の住民監査請求でも指摘されました。その折、小林議員は監査委員に「チラシの現物」と「配布完了報告書」などを提出。監査委員の目をごまかしました。ところが、提出した「チラシ」を点検すると、4月に印刷代や配布費を支払った印刷物に掲載されているのは、5月に決まったはずの小林議員の役職でした。あり得ない矛盾に気づいた小林議員は、議会に提出したチラシを差し替えました。
●市長は、議会の自律権への期待を言明
両議員の弁明を聞くごとに疑念が深まります。これらを究明するために100条委員会の設置を試みていることについて、竹山市長の意見を聞きました。市長は、「長谷川議員の説明を聞くと、議運や議員総会での両議員の説明・発言は議員や市民の皆さんが納得するどころか、疑問や疑念がさらに深まっていると思う。また、議会や議員の活動は首長の支配・影響を受けないことが保障されなければならないとも思う。100条委員会の設置については、議会の自律権の中でしっかりと議論して、しかるべき結論を出していただきたい」と答弁。

●「問責決議」は全会一致で可決へ
本会議終了後に開会された議運では、両議員に対する問責決議について、維新を含む全会派が賛成。明日の本会議で可決することになりました。
なお、私と共産党が提唱する「100条委員会設置決議」と公明党が言い出した「市長への告訴要請決議」は、明日の本会議に提案後、議会運営委員会に付託して議論を継続します。
ほんとうに議会が「自律権」を発揮できるかどうか。ぜひとも、今後の議論の成り行きについて、ご注目ください。

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