今朝は、冬らしい冷え込みの中、地下鉄・北花田駅BC出入口で議会報告。私はC出入口側でスピーチさせていただきました。午後は、大阪市内の弁護士事務所で旧美原町の住民訴訟に関する会議。最高裁の判断には至りませんでしたが、ずさんでいい加減な行政処理を行った職員等に損害賠償請求をすることを命じた大阪高裁確定判決の意義を確認しました。
ところで、昨日の日記には書き切れなかったのですが、第2回100条調査委員会で、法的助言を得る弁護士との契約についての議論で、まさに正鵠を射た発言がありました。
発言者は、公明党の成山清委員。
▼長谷川委員の意見に賛同します。会派云々より私個人として、この100条委員会の重さとか、その委員であるという責任と使命をもっともっと自覚しながらやって行かなあかんということを長谷川委員の発言を聞いて感じた次第です。
▼それで弁護士の話ですけども、この100条委員会というのは非常に重たい責任のある委員会で、やっぱり法的に逸脱しているのではないかということを私ら委員の中では思っていなくても、「それは違いますよ」とか、「それは個人の秘密のところまで含んでいるので、こういう質問の方がいいんじゃないですか」という法的な助言とかがあって当然で、ここで議論がぶつかり合うような問題ではないと私は思います。今日決めれるなら早いこと手を打って行くべきで、それほど100条委員会というのは重たい。
▼市民の皆さんがこの委員会を見つめているんだという意識に立って私どもが発言し、議論をしていくということです。会派に持ち帰ってとか、公明党はそんなこと考えていません。個人の、私「成山」の意見として「こう思います」、芝田議員は芝田議員で「こう思います」。2人は違う意見かもわかりませんが、ここにおられる方一人ひとりが皆違うんです。そういう場がこの100条委員会ということ。私が思っていることは「この委員会は10年、20年経っても耐えられる議論をしたな」「あのときの委員は本当に議論を闘わせたな」と言われるような委員会運営を行えるよう、私自身ももっともっと勉強して、また使う言葉ひとつにも重みがあるんですよと、そういうアドバイスをしていただける補佐人(助言者)とかそういう方があって然るべきだと考えます。
一部の委員には、100条委員会の使命を十分に理解できず、弁護士との契約の意義を分かってもらえない人もいましたが、この成山委員の発言が全体の意向をまとめました。
●興味深い成山議員の川柳
100条委員会が通常の特別委員会とは異なることをいち早く自覚して、説得的な発言をして下さった成山議員は、知る人ぞ知る川柳家です。ご自身のホームページには、次のような作品を掲載されています。(興味のまま、勝手に引用)
*「百条が 白状と聞こえる 委員会」(2013.12.17/猪瀬都知事の徳州会5000万献金問題)
*「参拝し 聞こえてくるのは 楚歌ばかり」(2013.12.26/安倍首相の靖国参拝に米国「失望」)
*「安倍内閣 うちわの風で 揺れ出した」(2014.10.20/女性閣僚のダブル辞任で、内閣激震)
*「白いぬに 我らのトラが 負けるとは」(2014.10.30/ソフトバンクがタイガースを破り日本一)
*「橋下さん欲しいなガンバの爪のアカ」(2014.12.7/Jリーグ1部最終節でガンバ大阪が奇跡)
*「投票日 野党寒波に ふるえてる」(2014.12.14/衆院選で得票率が戦後最低。寒さ故か)