熊本地震で亡くなられた方の数が増え、連絡が取れない方が何人もいらっしゃるようです。中には、宿泊施設のお客もあるとか。昨年5月に南阿蘇村を訪問した者としては、他人事ではありません。無事に救出が進んでほしいと、祈るばかりです。
今朝は、配布者がいないマンションなどを訪ねて「議員活動報告」を届けました。約1時間半で1057部。さすがに、集合ポストへの配布は短時間で済みます。でも、他のチラシ同様にそのままゴミ箱行きとなるものも多いかと思います。午後、提出期限が近づいている昨年度分の政務活動費収支報告書などを作成するため、3月末で退職したUさんが事務所に来てくれました。
▲取り壊し工事が始まったお向かいの文化住宅で、退去の方が捨てて行かれた小さな花鉢に、けなげなスミレが咲いています。
熊本地震の被害大きさが、日を追うごとに報道で明らかになっています。10時に開会した百条委員会では、冒頭に全員で黙祷。5人の傍聴者の皆さんにもご協力いただきました。
■黒瀬議員の証人尋問では、録音・録画・インターネット中継の実施を否決
さて、その百条委員会では、4月28日の証人喚問の際、報道機関による録音・録画、また議会のインターネット中継は証人宣誓の直前までしか行わないことになりました。それ以後の尋問の様子は、当日傍聴に来られた皆さんにしかリアルタイムでの公開が行われません。仮にニュース報道があったとしても、委員会室に黒瀬証人が入室する場面で途切れてしまいます。
●維新・公明に加え、自民党が「全面公開」に反対
「全面公開」を主張した私やソレイユ堺、共産党委員の提案が通らなかったは、小林よしか議員の証人喚問の折には賛成してくれた自民党委員が反対に回ったからです。反対発言をした野村委員の主張は次のようなことでした。
「黒瀬議員と業者との関係について突っ込んだ質問をしたいと考えている。問題が複雑化、専門的になっており、第三者を含めた事実関係の把握、真相究明に近づけるためには、黒瀬議員の要望を認める訳ではないが、証言環境に配慮してネット公開と映像公開は見送った方がよい。国会の例はあるが、堺市に限定されたことが全国中継され、ネット上での誹謗中傷があった。人権面への配慮も含め、当時私人だった黒瀬議員に関しては全面公開は控えたい」
●野村委員も「認めない」と言った、黒瀬議員の要望書
このことの審議にあたっては、証人喚問した黒瀬議員から「要望書」が提出されました。内容は、小林議員が提出した要望書とほぼ一言一句同じもので、自身が当時は「私人」であったことが付け加えてありました。私は、「説明責任を果たすと言明していたことを果たさず、身勝手な言い分だ」と批判。「当時も、小林議員の業務を代行または助言する立場にあったのだから、完全な私人とは言えず、“准公人”だ」と主張しました。
ともあれ、私たちの主張は否決されたのですが、黒瀬議員の要望書には「録音・録画及びインターネット中継によって不特定多数に公開されることになれば、(中略)証言拒絶権を行使する機会が激増する」とも書かれています。28日の証人尋問では、当人の意向に沿ってそれらの公開をしないことになったのですから、小林議員が22回も証言拒否をして説明責任を回避したような事態とならないことを期待したいと思います。