《2016.5.16》
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※5月15日以前の日記は、前ページに掲載

昨日来堺された埼玉県のさんご夫妻は、昨年秋に四国88か所遍路を結願され、そのまま徳島からフェリーで和歌山に着き、高野山へのお礼参りも済まされたそうです。ところが、私のブログで西高野街道のことを知り、「歩いてみたくなった」と来訪してくださったのです。ならば、お接待しないわけには行きません。昨日の堺市内案内に続き、今日は河内長野までの道程をご一緒させていただくことにしました。
●なんと、突然、竹山市長から歓待のことば
朝8時すぎに、宿泊先のダイワロイネットホテルから出発して、榎元町の十三里石へ。その道中に祀られている「榎宝篋印塔」を皆で見ていたら、後ろから突然大きな声が聞こえました。「おはようございます。市長です!」。「えっ!」と振り向くと、竹山市長でした。
市長は、自宅から徒歩で出勤中、朝から徒歩観光している熱心な一行が目にとまって、歓迎の言葉をかけようとしたようです。初めは私がいることには気づかず、顔を見て驚いた様子でした。ともあれ、観光客を見つけて積極的に声をかけ、出勤も徒歩という市長の姿にさんも感動されたようで、戸惑いながら握手を求めていました。
●道中の地蔵尊や街道風景にも関心
ほどなく十三里石と竹の内街道の分岐点を過ぎ、榎歩道橋の上から大仙陵古墳を眺めてから、西高野街道を歩み続けました。中百舌鳥、関茶屋、中茶屋、福田などでは旧街道の雰囲気が漂う民家も見られます。江戸時代から残る里程石やいくつもの地蔵尊など、さんはこれらの風景を満喫しながら歩いて下さったようで、今日はスケッチではなく、記録写真の撮影に力を入れておられました。
正午、大阪狭山市と堺市が接する道路を抜けた所のパスタ屋で昼食休憩。中高野街道との合流点を経て、河内長野駅前(東高野街道との合流点)に到着したのは、午後3時半でした。昨秋に歩いたときと同じペースです。
降り始めがずっと気になっていた雨は、日が暮れてからになりました。未明には降り止むようで、明日は紀見峠方面に歩を進めるさんご夫妻は、天候にも歓迎されているようです。

月16日(月)気になった雨の降り出しは午後6時すぎ。気温は20.2℃〜26.6℃でした。

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