決算委員会総括質疑の2日目。今日も、私の前に質問した自民党と共産党の議員がアスベストや土壌汚染問題に触れました。とりわけ、共産党の岡井勤議員は、「識者の話によると、六価クロムが溶けると黄色い水になる。また、シアン化合物がガス化して悪臭や刺激を与えた可能性ある」と発言。
●Aさん(通報者)が撮影した「黄色い水」の正体は?
実は、5月18日に臭いや目の被害を堺市に通報したAさんは、当日の朝7時56分に解体工事現場から流れ出ている黄色い水を撮影(右写真)していました。ところが、通報を受けた堺市下水道部の職員が現場に赴いたのは10時25分ころで、水の着色はなく、L字側溝のたまり水を検査したが六価クロム等は検出しなかったとのことです。
●改めて、現場からの流失原因究明を求める
しかし、Aさんは「被害にあった5月14日から水は流れ続け、色は徐々に薄くなった」とも話しています。現場に着いた職員が真っ先にAさんから事情を聴いていたら、もっと念入りの検査ができたはずです。私の質問に、下水道部長は「六価クロムが黄色系の色であることは把握している。改めて、関係部局と連携して調査する」と答弁。なお、Aさんは、解体資材等が乱雑に置かれている公園用地もカメラに納めています(写真下)。今後の検証に役立てるよう要請しました。
●「市民に寄り添った対応こそ必要」と主張
今日の総括質疑質疑では、土壌汚染と共にアスベスト飛散についても議論。両事件についての関係局長の「総括」を求めました。また、いずれの事件も職員が必要な配慮を払っていたら発生しなかったこと、発生後の対応にも誤りがあったことを指摘。これらのヒューマンエラーを防止するため、職員全員が「市民に寄り添う」という姿勢と自覚で仕事するよう徹底すべきだ主張しました。
※局長総括や市長答弁、私の討論内容は、明日の日記で報告します。