熊本視察の2日目は、県議会へ。「震災時の健康管理」という視察テーマについて、各施策の担当課から順次説明を受けました。
@健康づくり推進課「被災地における保健衛生対策」=県外からの保健師、管理栄養士などの派遣を受け、健康管理や感染症対策にあったこと、避難者のエコノミークラス症候群や熱中症予防対策などについての取り組み状況を聞きました。
A障がい者支援課「災害派遣精神医療チーム(DPAT)」=東日本大震災の当時から「こころのケアチーム」の活動が始まりました。熊本地震では、先遣隊によって被災した精神科病院の患者の転院支援が行なわれたほか、後発の支援チームは被災者や市町村職員に対するメンタルヘルスなどの対応を行い成果があったとのことでした。
B健康福祉政策課「災害派遣福祉チーム(DCAT)」=熊本県地域密着型サービス連絡協議会に派遣要請し、福祉避難所にて活動。県外からは、岩手県と京都府から支援申し出があったため、派遣要請が行なわれました。
C健康危機管理課「熊本地震における感染症コントロール」=地震による断水が続き、感染症、食中毒の発生を防止するほか、避難者が同行したペットへの対応も求められたそうです。衛生物資の供給、啓発チラシなどにより、感染症ブレークは起こらなかったとか。ただし、おにぎりづくり従事する人の体調不良が黄色ブドウ球菌による食中毒を発生原因となったことから、炊き出しボランティアを対象とするミニ衛生講習会や指導を行なったそうです。
▲(その2)3年前にもお世話になった議会事務局の富永健之次長(右)と濱崎尚章さん(左)
▲(その3)熊本城の観光施設で、手作りの地元RRパンフをくれた鹿児島県南さつま市立加世田小の児童たち