《2017.3.7》
(1824)

※3月6日以前の日記は、前ページに掲載

月7(火5.6℃〜10.6℃。午後からの雨で暖かさはへこみ、寒さが増しています。

発言時間が残り少なくなったので、議会喫煙所についての質問は省略。昨日、竹山市長が3選出馬を表明した市長選挙について質しました。
まず、昨日の出馬表明では、市民が納得できるような「3選の大儀」としては不十分だと指摘。また、「花を咲かせた」4年後、「次は実を実らせる」とさらに任期を重ねるのことを危惧すると述べ、元兵庫県知事の坂本勝さんのスライドを示しながら多選への戒めを説きました。
そして、19世紀のイギリスの思想家・ジョン・アクトンの「権力は腐敗する。絶対的権力は絶対に腐敗する」との言葉を竹山市長に贈りました。

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私の前に質問した共産党議員が予定時間を30分近くオーバーし、私の登壇は午後3時半になりました。
●68万人個人情報流出事件の教訓
まず最初に質したのは、一昨年9月に発生した市民の個人情報68万人分が流失した事件の教訓について。実は、事件以後も流出事件が続き、昨年度6件、今年度16件も、個人情報が危機にさらされています。はたして、再発防止への取り組みは進んでいるのでしょうか。
今年1月、北区の西百舌鳥小学校で卒業アルバムの印刷資料が紛失された事件は、学校における個人情報保護の意識がまったく欠如するものでした。

しかも、紛失した業者との関係は、市教委が定めた「学校(園)徴収金事務取扱マニュアル」の規定にも違反するもの。この件を含め、今年度に発生した16件の事件のうち半数の8件が市教委管轄の組織で起こっていることを指摘。教育長の見解を問うたところ、「大変責任を感じている。全市校園長会で年度当初に指導しているが、それが履行できているかの確認・点検が弱かった。今後いっそう心を引き締めて取り組む」と反省の弁を述べました。
●アスベストがれき飛散事件などの教訓
次に、昨年6月、北部地域整備事務所の煙突解体の際、アスベストを含有するがれきを隣接保育園に飛散させた事件などを教訓としたアスベスト対策について質問。堺市は、すでにアスベスト担当の専門職員を配置し、来年度からは危機管理室に新たな組織体制を創設した上、学校、図書館など市民の利用が多い建物の外壁塗財のアスベスト含有を3年間にわたって調査するため、初年度で1億円を超える予算案を今議会に提案しています。
しかし、2月20日に現場調査したマクドナルド浜寺店(西区)の解体工事では、業者が大阪府条例に定められた手順をまったく認識していなかったことなどが判明。民間の解体工事や商店街など多数の市民が利用する場所での対策を求めました。そして、これをさらに強めるため、全庁的な連絡会議やアスベスト対策条例の制定などを提案。竹山市長は、「守るべきは市民の健康だ。危機管理室に専任体制を構築し、庁内連携の牽引役としたい。民間事業者への指導、市民との連携を着実に進める。条例の必要性についても、大気汚染防止法や府条例などもチェックしながら、事業者に遵守させる取り組みを検討したい」と答えました。
●今秋の市長選挙について