中皮腫・アスベスト疾患・患者と家族の会の会長・古川和子さんから、昨日メールが届きました。「先日、ずさんな解体工事を見かけたのでクレームを言っております。場所は浜寺のマクドナルドです。事前の調査もなく解体していました。私が見かけた時はすでに終わった状態でした」
昼前に登庁してすぐ、環境保全部と解体工事の届出を受けたはずの開発調整部に連絡。環境保全部は午後一番に現場へ赴いてくれました。その調査によると、事前調査や石綿排出作業に関する掲示を怠っていたので、その場で指導。また、発注者のマクドナルドと解体業者の間で交わしておくべき文書についても不備があったようです。私は、手が空いた夕方に現場を見に行きましたが、解体工事はほぼ終了し、がれきも大半が搬出されているように見受けられました。
ともあれ、先日の予算説明の際に指摘した民間施設の解体工事に伴うアスベスト飛散の危険性が、早くも現実のものとなって確認されたわけです。
今日は、開発調整部に今年度の解体工事届出状況の資料をまとめるように要請。商工労働部に商店街のアーケード設置状況も確かめました。また、市民の方からは別件の情報提供もあって、ここしばらく調査に追われそうです。
午後から、議会力向上会議。政務活動費の運用指針改訂のための最終協議をしているのですが、まだまとまりません。
●まるで時代錯誤…議員研修会の公開で議論
議員研修会の市民への公開も議論になっており、「市民の前では自由な質問ができない」など、時代感覚を疑うような反対意見を述べる会派もありました。
たまりかねて、全議員提出で議決した「議会基本条例」の第3条(議会の活動原則)が掲げる項目を読みました。(1)議会活動の公正性及び透明性を確保すること。(2)市民との意見交換等を通じて、多様な課題の解決に取り組むこと。(3)議会活動について、市民に説明し、情報公開を行うこと。(4)議会の役割に鑑み、継続的な議会改革に取り組むこと。
●商工労働部も素早い対応でした
昨日の日記の最後に、商店街のアーケード設置状況のことを書きました。情報提供を求めた商工労働部のまとめによると、堺市内には77の商店街があり、そのうち9商店街にアーケードが設置されています。
商工労働部には調査の目的を伝えていなかったのですが、今朝、日記を読んだ担当職員が私の狙いに気づいたようです。直ちに、9商店街のアーケードを実地調査し、「アスベスト材の使用はありません」と、写真を付けて報告に来てくれました。